11日サッカーブラジルW杯アジア3次予選第3節

日本対タジキスタン戦が大阪長居スタジアムが行われ、

8対0で日本がFWハーフナーの初ゴール、DF駒野の初ゴール、

MF香川の復活2ゴールなどで圧勝し勝ち点7に伸ばして

得失点差も+9として次節にも3次予選突破が決まる。

試合は前半開始から日本が圧倒的な支配率でボールを回し、

前半11分にFWハーフナーの代表初ゴールで先制すると、

前半19分にMF岡崎のゴールで追加点を上げて、

前半35分にDF駒野の代表初ゴールで完全に流れを寄せると、

前半41分にMF香川の復活ゴールで4点リードして折り返す。

後半も日本が圧倒し続け、後半2分FWハーフナーのヘッドで5点目を上げると

後半11分にMF中村憲剛のゴール、後半23分にはMF香川、

後半29分にはMF岡崎のヘッドで最後までタジキスタンを圧倒して終了した。

これでザックジャパンは次節勝利して

ウズベキスタンが北朝鮮に勝利すると3次予選突破が決まる。
これだけ代表戦で大量得点を上げた試合はジーコジャパン時代のインド戦以来となる

大量得点で1度も対戦していなかったタジキスタン相手に最後まで

シュート1本も打たさずに完勝した。

本当に代表戦でここまでゴールが決まり続けると

先日のベトナム戦は何だったのか?

と思ってしまうものだが、

それにはやはり大勝した中にもポイントがあった事は言うまでもないし、

何よりここまでシステムが機能したのはハーフナーがCFに入ったからに他ならない。

そんな中で唯一課題があった点について触れたいと思う。

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB駒野 CB吉田 CB今野 左SB長友

MF

ボランチ 長谷部 遠藤

右SH岡崎 トップ下中村憲剛 左SH香川

FWハーフナー

この試合ではこれまでCFで出場していた李に代わって

ハーフナーが初めて代表で先発出場し、中村憲剛がトップ下に入ってスタートした。

試合は開始から日本がタジキスタンを全く寄せ付けない。

前半10分まで再三ゴールを狙うもGKの頑張りでゴールが割れなかったが、

前半11分DF駒野のクロスをFWハーフナーがヘッドで決めて

代表初ゴールを決めた。

この試合ではFWに長身のハーフナーを入れた事で

これまで本田が抜けてから苦労していた起点ができた事でサイドバックが高いクロス、

低いクロスを入れ易くなった。

これまで李の時は李が動き過ぎるために

クロスを上げる時に狙うポイントが定まらず合わないケースが目立った。

しかしこの試合ではこれまで再三課題だったクロスでハーフナーを目指して

クロスを上げた事で当然ハーフナーにマークされるのは解り切った事だが、

その逆に他の選手がフリーになるケースが増えてくるので

岡崎、香川らが飛び込み易くなった。

トップ下に入った中村憲剛も起点にハーフナーがいる事で

両サイドを上手く使う事ができた。

タジキスタンが中央を徹底的に固める分両サイドで持ちやすい状況になった事で、

香川、長友、岡崎、駒野が両サイドを徹底的に抉った。

それが岡崎のゴール、そして駒野の代表初ゴールに繋がった。

そしてさらに香川にも復活ゴールが生まれ、

前半は完璧な展開のまま折り返した。

そして後半も2分にFWハーフナーのヘッドで5点目を上げてこれからという時に・・・

実はここがこの試合のポイントになってしまった。

ここまで好調だったハーフナーに代えてFW李を投入したのだった。

確かにこの後3点を加えたもののここでどうしてハーフナーに代えて李だったのか?

というのが私には理解に苦しむ。

確かに試合は決まったものの李については

これまで予選2試合と先日のベトナム戦に出場している。

ここまで李は確かに良く動いたけれど、

予選2試合では本田を欠いた事で起点を失い、

起点を見い出せない中で苦戦を強いられた。

ここに本田がいるならこのまま起用しても良いけれど、

この試合で起点は明らかにハーフナーだった。

トップ下の中村憲剛の起用も見事に応えてくれたけれど、

私としては中村憲剛のトップ下も良かったけれど、

やはりこういう試合だからこそこれまで試せなかった

ボランチの控えの起用と2列目の起用をしてほしかった。

特に遠藤、長谷部、岡崎は必ずしも万全じゃなかった訳であり、

彼らが欠場した時の状況をこれまで殆ど試せなかった。

ゆえに公式戦で確り試せる機会が後半だった訳だ。

特に2列目は色々と問題点があった訳で少しでも経験を積ませるべきだった。

あと中村憲剛の使い方もトップ下だけでなく遠藤の代役という考え方も必要だった。

現実遠藤はこの試合最後まで出場したけれど、

やはり遠藤を欠いた時の事を考えなければならない。

長谷部を欠いた時には阿部、細貝がいるけれど、

遠藤を欠いた時はこれまでのメンバーの中では

中村憲剛が適任者だと私は考えている。

パスとゲームメイクができる選手でもあり、

ボランチを主戦場としているからだ。

そして前回の予選経験者という事もあり、

中村憲剛をボランチに下げて、遠藤に代えて原口、藤本らを起用すべきだった。

この試合では後ろを試す意味はなかった訳で、

ハーフナーを90分間プレーさせる事、

そして香川をトップ下にした状況でプレーさせ両サイドハーフに原口、藤本を起用して

試した方がはるかに良かったと思う。

もう既に李については解り切っている選手だ。

これまで予選2試合に出場し、彼を試す意味はないし、

ハーフナーを入れて起点ができていたところに起点を外す意味が殆どなかった。

現実ハーフナーが外れた事で起点が無くなり、

確かに香川、中村憲剛、岡崎はゴールしたけれど、

もうその時は試合が決まっていた。

そのゴールはタジキスタンは守る気持ちが切れており、

こういう場面こそ原口、藤本ら2列目とSHの攻撃陣を試す絶好の機会だっただけに、

この試合では李では起点にならない事だけが確実に証明されてしまった格好だ。

そして遠藤の代役になるはずの中村憲剛を90分トップ下でプレーさせた事も

遠藤不在を試すにはちょっと失策だった。

大勝した中にも試すチャンスがあった後半45分間の使い方について

疑問点があったのだが、それでもこれだけの大量得点を奪う事ができたのは

今後チームが勢いに乗っていく事になるし、香川の復活のキッカケになれば良いと思う。

次節は今度は厳しいアウエー2連戦となるが、

次のタジキスタン戦で勝利しウズベキスタンも勝利すると3次予選突破が決まる。

できる事ならそういう状況にして北朝鮮に乗り込めればベストだが、

とにかく予選突破まで勝ち続ける事が必要なので

次のアウエー2連戦で最終予選進出を決めてしまおう!

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