10月1日公開の映画「DOG×POLICE ドッグポリス」を鑑賞した。

この映画は集団行動の苦手な警察官が警備犬と行動する部署に配属され、

そこで警備犬との訓練を積みながら連続爆破事件の犯人を追っていくストーリーである。

警察組織などに属していると集団行動が当然求められるが、

その為には信頼できる相手が必要だという事を犬との繋がりで知り、

最後には信頼し合う事になっていく。
警視庁警備部警備二課装備第四係というあまり聞きなれない課だけれど、

要するに警察犬と違い未然に犯行を防ぐ警備犬を訓練し、

要請があれば出動して犯行を防ぐというのが主な任務という事だ。

ただこれまであまり現場で活動した実績がなくあまり知られていないという事らしいが、

確かに未然に犯罪を防ぐ事は難しいし、何よりテロ対策となればなおさら難しい訳だ。

特に人質がいる場合はどちらが犯人かわからないケースでは特にそうなる。

それであまり活用されていないようだが、

このストーリーではそんな警備犬を通じて信頼とは何かを知る熱血警察官と

警備犬の優秀さを示そうとする女性警察官が連続爆破テロに立ち向かう。

果たして彼らは連続爆破テロの犯人を捕まえる事ができるのか?

キャスト

早川勇作演じる市原隼人

水野夏希演じる戸田恵梨香

竹清悟演じる村上淳

永井孝介演じる阿部進之介

西村孝演じるカンニング竹山

向井寛演じる時任三郎

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

刑事だった亡き父と同じ警察官の道を歩み始めた早川勇作は、

先走った単独行動が災いし刑事への昇進は叶わずにいた。

警察を挑発するような爆破事件が頻発する中、

爆発物の捜索や犯人の制圧も担う警備犬と

そのハンドラーが属する警視庁警備部警備二課装備第四係に異動になる。

未だかつて犯罪捜査での出動実績のない警備犬の訓練に意義を見出せず

焦燥感を募らせる勇作のバディに劣性遺伝として生まれたシロが選ばれる。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして、連続爆破事件が世の中で多発しており、

その事件はいまだ解決を見ない中、

1人の警察官が警視庁警備部警備二課装備第四係という警備犬を訓練しながら

出動を待つ課へ異動となる経緯からこのストーリーは始まる。

この課は警備犬を訓練しながら犯人の犯行を未然に防ぐ

活動が主な任務となるのだが、

ここに配属された勇作は元々犯人こそ捕まえるが、

単独行動が多く、組織の中では浮いた存在という事もあり殆ど出動した事のない課へ

事実上の左遷をされたのだった。

警察犬は麻薬などを発見する訳だが、

警備犬は事前に犯行を防ぐという違いなのだが、

それを理解するまで勇作の奮闘がまず描かれていく。

その課に所属している夏希が勇作の指導に当たるが、

犬を訓練する事の難しさを勇作は知っていく。

まあ犬の訓練って本当に犬との信頼を築かないと行動できない訳で、

素質がありながら浮いた存在となっていた勇作を向井が引っ張ったのは

絆を知って信頼する事こそ必要という事を解ってほしかったからだろうし、

何よりその素質を買っていたからだろう。

そんな訓練をする中で夏希が提案したSATとの合同訓練が採用され、

そこで初めてSATとの連携で違った犯人確保ができる事を訓練で証明される。

そんな中で今だ未解決の連続爆破事件の犯行予告が届き出動する事になる。

そこで初めて警備犬も出動するのだが、

元々犬は鼻が人間より優れているので爆弾を発見する事は人より素早く発見し易く、

何より犯人を確保する事が目的なのでようやく活動を証明する機会が訪れた。

そしてショッピングモールで爆弾を発見するものの、

警備が甘く現場にいた犯人を見かけながら逃がしてしまう失態を起こしてしまう。

これを二課装備第四係の責任とされたが、

元々こういう場合最初から犯人がいる事を想定して警備を固めなかった

陣頭指揮を執った人たちの責任なのだが、

世間はこれを警備犬の責任として誤報が流れる。

爆弾を発見しながら犯人を逃した事がマイナスとなって

勇作と夏希は再び活動の場を失う。

そんな中でも連続爆破事件は続き、

そんな中再び勇作と夏希にチャンスが訪れる。

果たして勇作と夏希はこのチャンスを活かして犯人を追いつめる事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、最後の報がかなり奇跡的な状況にはなるものの、

それだけこの事件が危険であり、

かつ警備犬の必要性が説かれている事件でもあるという事を

示そうとした結果なのだと私は感じる。

確かに犬は人間にない能力を持っており、

それを活かそうとした結果こういう活動の場で活躍できる事を示した。

人間と犬との信頼を築く事は組織で動く事の大切さと必要性、

そして何より信頼する事の大切さを説いたのだった。

総評として事件は犯人のあまりにも身勝手で許されない無差別テロ事件だったけれど、

それを未然に防ごうと奮闘する勇作と夏希の行動で事件は見事に解決した。

この成果は色々な事件を解決する上で時には組織の枠に

捉われない行動も必要だと説いており時には組織を大事にしながら

その枠に捉われない事も必要だという事も描いている。

そんな正義感も時として多くの命を救い

事件を解決する事を私たちは改めて知る事になるかもしれない。

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