10月1日公開の映画「天国からのエール」を鑑賞した。

この映画は「あじさい音楽村」創設者仲宗根陽さんの実話を映画化した作品で、

何もない島に自らの私財を投げ打って音楽をやりたい若者たちに音楽ができる場所を提供し、

その場所で自らが若者たちを指導しながら若者たちに夢を与えようとしたストーリーである。

今の若い世代にとってなかなか夢を見づらい時代になってきたけれど、

この映画をみて私たちはより多くの若者たちに夢を与えられる

世界を作らなければならないのだと

仲宗根陽さんが天国からエールを送っている事に気づくだろう。

今の世の中ってなかなか夢を見る事が難しい時代になってしまったけれど、

それはさらに田舎や地方へ行けば尚更そう感じるものだ。

それは環境にもよるんだけれど、沖縄にはそういう場所が少ない場所でもある。

今でこそ沖縄アフタースクールとかがあり沖縄出身のアーティストは増えたけれど、

1990年代にはそういう環境が無い時代に仲宗根陽さんは

自ら私財を投げ打って若者たちに音楽を歌えるスタジオを作る。

その中から現在まで何組かのアーティストがメジャーデビューしているんだけれど、

今回主題歌を歌うステレオポニーもその1組だ。

私は彼女らのデビュー曲を初めて聴いた時何かが違うと感じるアーティストだったんだけれど、

その原点がここにあったのかと思うとそういう人がいたから

あなたたちがいる事を強く感じる。

私も微力ながらそういう事に時として関われた事もあるんだけれど、

やはりそういう人がいたから喜べる、そして選ばれると思うし、

それは何かのキッカケがあれば夢を与える事ができると私は感じるし、

実際にそれが現実になっている。

自身の夢は既になかったもかもしれないけれど、

そんな中で夢を託そうとした仲宗根陽が実在した。

その実在した仲宗根陽の実話を元にしたストーリーをレビューしていきたい。

キャスト

大城陽演じる阿部寛

大城美智子演じるミムラ

比嘉アヤ演じる桜庭ななみ

真喜志ユウヤ演じる矢野聖人

伊野波カイ演じる森崎ウィン

仲村キヨシ演じる野村周平

大城千代演じる吉田妙子

ミキ演じるヒガリノ

タウン誌の記者演じる前原エリ

赤嶺清順演じる田辺啓太

真喜志愛子演じるきゃんひとみ

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

このスタジオと機材、自由に使っていい。お金はいらない。

ただ条件がある。挨拶をすること。赤点は絶対取らないこと。

人の痛みがわかる人間になること—

沖縄で小さな弁当屋を営む陽(ひかる)は、

弁当を買いに来る高校生たちがバンドの練習をする場所がないことを知り、

弁当屋のガレージをスタジオにすることに。

陽には、音楽が好きな彼らを支えてやりたいと思う、ある理由があった。

ことあるごとに本気で自分たちを叱ってくれる陽を、

高校生たちはいつしか”ニイニイ”と呼んで慕い、練習に熱中するのだが、

そんなある日、陽が倒れて・・・

以上「天国からのエール」HPより


結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして何もない田舎町で音楽をやろうとしていた

アヤ、カイ、ユウキの3人組高校生バンドがいた。

しかし彼らには歌う場所がなく行き場を失っていた。

まあ音楽っていい曲でも音量が大きいとどうしても迷惑がられてしまうから

なかなか音の出ない場所を確保するのが難しいんだよね。

そんな時アヤがアジサイ弁当屋のスペースを借りて音楽をやろうとしたが、

そこでも音量で苦情が出てしまい、アヤたちは完全に行き場を無くしてしまった。

そんな姿を見た陽は昔のある親友との出来事を思い出し、

私財を投げ打ってスタジオを1人で作り出す。

それを見たアヤたちは最初はその事に抵抗を感じるも、

1人で作り続ける姿に次第に自ら率先してスタジオ作りを手伝い、

次第に大人数が集まってアジサイスタジオが完成した。

完成したスタジオの使用について陽は10の条件を言い渡す。

1、あいさつをしましょう。

2、赤点は絶対ダメです!

3、機材の取り扱いに注意!

4、線をこえない!

5、イベント全員協力!

6、後輩には優しく教えよう!

7、9時以降音出しやめましょう!

8、勉強andバイト優先しよう!

9、カギの管理はリーダーがしっかり!

10、人の痛みがわかる人間になれ!


こう見るとなかなか赤点は絶対ダメという厳しい事もあるが、

それぞれ決めた事は確り守ろうという事と、

その中で人との大切さと繋がりを大事にするようにという事が込められている。

確かに無料で使って良いとは言ったけれど、

その中で口出しというより教育的指導は確りさせて頂くという事が無料で使う条件だった。

それを守れなければ厳しいほど指導されるも、

それも陽の愛情ある指導であり、

それにアヤたちは次第にニイニイと親しむようになっていく。

そんな中アヤたちはプロを目指そうと練習に励むもどうも1つ足りない。

それは彼らには以前ユウヤというメンバーがいたけれど、

カイと喧嘩してしまった事でメンバーから外れていた。

そんな中彼らがライブをやる事になったものの、上手くいかなかった。

それを観たユウヤが一言言った事でカイと殴り合いになり、それを陽が止めた。

そして理由を聞いた陽はユウヤの家へ行って、

それをぶつける先はここじゃないだろうという一言でユウヤはカイと和解し、

再びメンバーに加わった。

そしてそんな彼らを観た陽は地元のラジオ局に彼らを売り込みに掛かる。

どうしてそこまでするのか解らない妻の美智子が問いただすと

陽はかつて亡くなった親友が音楽をやっていて志半ばで亡くなった事を告げ、

その事がキッカケで彼らに夢を見させるチャンスを与えたいと言うのだった。

そして売り込みの成果があり、アヤたちの曲がラジオで流れ、

ついにライブでそれなりの人数を集められる。

そしてさらにはフェスティバルへの出演も決まった矢先に陽に病魔が襲うのだった。

果たしてアヤたちはフェスティバルのライブを成功させる事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、この後陽は亡くなるんだけれど、

亡くなる前に自らの命を顧みずにアヤたちの事を最後まで心配し続ける姿には

厳しい指導をしながらもそこには愛情ある言葉で見守り、そしてその力になろうとした。

そのチャンスにアヤたちは応えていく事になるんだけれど、

それも陽がいたからチャンスが巡ってきたし、

何より陽がいたからこそ夢を捨てずに続ける事ができた。

時として夢を諦めたくなる事は少なくない。

私位の世代になれば夢よりもその夢を託していく世代だから

陽のような感じで若い世代を見るんだけれど、

これから上の世代が下の世代に何を伝え何を残せるのか?

という事、そして若い世代に夢を持って生きてほしい事、

そして彼らにそのチャンスを与えてほしいという事を

不器用ながらも最後まで彼らに伝え続けた。

今回は音楽も題材になっている映画だけれど、

桜庭ななみさんが自らボーカルとして歌っているけれど、

彼女はCMでも尾崎豊の「僕が僕であるために」をカバーしているが、

彼女は音楽グループbump.yのメンバーという事もあり、

歌う事はついては特に問題なく演じられていたので

やはり自らボーカルで表現する事も女優として必要な事だからね。

自ら歌う事で伝わる事って絶対ありますからね。

総評として陽は最後まで彼らの成功を心配しながらも

天国からエールを送り続けた。

そして彼らは見事に羽ばたいて行った訳だけれど、

この映画を通じて私たちは若い世代にあまりにもチャンスらしいチャンスが少な過ぎると感じる。

経験がないから、実力が足りないから、でもそれは当然であり、

それだけの年数を経験していないのは当たり前だし数も圧倒的に少ない。

それでもその秘められた可能性を信じて挙げなければ羽ばたけるものも羽ばたけない。

今回主題歌を歌っているステレオポニーも仲宗根陽さんがいなければ

ここで歌っている事はなかったかもしれない。

誰かがそういうキッカケを作ってあげる事で可能性を示してあげる事ができるのだと

いう事を仲宗根陽さんは天国からエールを送り続けているのだと感じました。

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