28日Jリーグ11ナビスコカップ2回戦第2試合が各地で行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで清水エスパルスと対戦し、

3対1でアルビレックス新潟がアウエーゴールこそ許したものの、

FWロペスの2戦合計1点差ゴール、

MF田中の2戦合計同点ゴール、

FWミシェウの2戦合計勝ち越しゴールで清水に逆転勝利し、

2戦合計4対3でアルビレックス新潟が

準々決勝進出を果たし9戦ぶりに公式戦白星を飾った。

アウエーゴールが最終的に利き、リーグ戦での同じ清水戦以来となる勝利で

リーグ戦に弾みがついた試合となった。
リーグ戦を含め8戦勝ちなしの新潟にとって

こういうトーナメント戦で勝つ事は大きなポイントになる試合だった。

そもそも新潟にとってナビスコ杯での戦いは

これまで予選リーグを1度も突破した事が無く、

良くても予選リーグ3位止まりだっただけに、

この試合に2点差もしくは1対0で勝利すれば初の準々決勝進出となる試合だった。

幸い代表戦もなく、ベストメンバーを組める状況で次の横浜戦への弾みをつける為の戦いでもあった。

選手たちが自信を失いかけていたプレーに自信を取り戻すキッカケになった試合を振り返りたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

GK武田

DF

右SB村上 CB鈴木 CB千葉 左SB酒井高徳

MF

ボランチ 小林 本間

右SH田中 トップ下ミシェウ 左SHヨンチョル

FWロペス

GKには期限付き移籍してきた武田が起用され、

左SBに酒井高徳、ボランチに小林が入り始まった。

試合は序盤は一進一退の攻防が続きこう着状態の中

1点を追う新潟が積極的に仕掛けるもゴール前を固める

清水をなかなか崩す事ができない。

サイドから崩しかけているものの、

8試合勝ちなしが続いた事もありなかなか自信をもって突破できない。

そんな中でもミドルシュートを積極的に放ち活路を見い出そうとした。

そんな中前半24分清水のカウンターからFW大前のループシュートが決まってしまい、

新潟は痛恨のアウエーゴールを与えてしまう。

ここで新潟は2点取らないと2戦合計同点にならない事になり、

ここから攻撃しかない中でさらに積極的に攻め続ける。

そして前半35分MFヨンチョルのグラウンダーをFWロペスが決めて

2戦合計1点差として前半を折り返す。

後半清水はMF小野伸二に代わって注目に新外人ユングベリを投入する。

アーセナルで10年間プレーした超大物の登場でどう変わるのか?

という事で新潟にとって要注意選手が登場した訳だ。

前回の対戦ではユングベリのスルーパスで逆転負けしただけに

組織的にユングベリを抑える事ができるかがポイントだった。

しかしこの交代が清水にとってシステム不全を起こし始め、

新潟が清水の前線と中盤の間を上手く使い出し、

サイド攻撃から後半9分にMF田中のゴールが決まり2戦合計で同点に追いついた。

このまま終われば延長戦になるスコアとなって

ここから勝負のところで3分後新潟はFWロペスのシュートを

FWミシェウが押し込み新潟がついに0.5点リードする展開に持ち込んだ。

0.5点というのはここから清水がゴールを決めると

アウエーゴールで逆転される事を意味する訳でこれで新潟は優位にたった。

その後清水はユングベリを中心に攻めるものの、

FW高原を欠いた清水は高さを使う事ができず

新潟ディフェンスが空中戦で自由にプレーさせない。

この試合のFWは大前、高木、アレックスだったけれど、

アレックス以外の2人はウイングなので空中戦では完全に不利な状況だ。

結局新潟は必死の守りで最後までアウエーゴールを割らせず、

新潟が2戦合計4対3で勝ち抜け初の準々決勝進出を果たした。

本当に最後までよくゴールを守り抜いた事と、

ゴールを許せば2回戦敗退というプレッシャーの中でよく耐えたし、

そして2点リードされたところで攻めるしかないという気持ちになった事が

逆にチームにとって良かった。

ナビスコのリーグ戦だと最終節でも他の相手試合という事があるけれど、

ノックアウト制のトーナメントはリードを許せば攻めるしかないという状況になるだけに、

攻め切れない中で2点リードを許した事で積極的に勝負を仕掛ける姿勢が現れた。

リーグ戦ではそういうシーンが少なく、迷っているシーンが多かったけれど、

この試合では2点リードされた時点で攻めるしかないという気持ちにさせた事が

この試合の逆転勝利に繋がった。

ヨンチョルも亜土夢も上手くサイドを使っていたし、

この試合ではサイドチェンジを何度も行えていた。

ただ問題点として上げるとすればこれは以前からそうだけれど

素早いロングボールを放り込むのは全部悪いとは言わないが、

やはりそういうのは適度にしなければ単調な攻めになってしまう。

中盤で上手くボールをキープしてサイドを突破する攻撃を

組み入れなければディフェンスを崩す事は容易じゃない。

そして何よりこれまで欠いていた積極性をこの試合で取り戻した事が大きい。

これから5強と残留争いの2チームとの直接対決が待っている新潟にとって

1番欠けていた積極性を取り戻した事で自信を取り戻すキッカケになったと思う。

それが本当に良かった。

次はリーグ戦はホームで横浜と対戦だけれど、

この試合私は仕事のため欠場する事になっております。

ただ過去横浜戦欠場した試合は3勝1分なので

横浜戦は私が観戦しない方が勝てるようでそのジンクスに期待して、

今日の試合のような積極性と自信を持って戦ってほしい。

そしてナビスコ杯準々決勝は名古屋と対戦だけれど、

新潟は前回のリーグ戦と違って代表に選ばれそうなのは

ヨンチョルだけなのでそれ以外はほぼベストメンバーで戦えるだけに

前回のような主力を多く欠く事がない。

そして何より名古屋に挑戦する事で自信と力を試す絶好の試合になるので

何としても準々決勝を突破したいところです。

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