17日サッカー女子W杯決勝日本対アメリカ戦がフランクフルト・W杯スタジアムで行われ、

2対2で延長戦でも決着がつかずPK戦に突入し、

3対1で日本がPK戦を制して男女通じて初の世界一に輝いた。

試合は前半からアメリカのパワーとスピードの前に防戦一方の展開が続き

ゴールバー、ゴールポストに何度も助けられ前半は0対0で折り返した。

後半スタミナが落ちてきたアメリカに対してようやくポゼッションサッカーが

展開できるようになりチャンスを掴みかけるが、

後半24分アメリカはカウンターからFWモーガンに決められ先制を許すが、

日本は後半36分右サイドのクロスからMF宮間が決めて同点に追いつき、

90分で決着がつかず延長戦に突入した。

そして延長前半14分アメリカはFWワンバックのゴールで勝ち越し点を許し、

絶体絶命の状況で迎えた延長後半12分CKから

MF澤が起死回生のスーパーゴールを決めて得点王を決める

5点目の同点ゴールで追いつき、

日本は終了間際にDF岩清水の退場のピンチを全員で凌ぎ

PK戦に突入しPK戦ではアメリカ1人目のMFボックスがGK海堀が止めて、

日本は1本目をMF宮間が落ち着いて決めた。

そして2人目のアメリカMFロイドが枠を外し、

日本は2人目FW永里が外した。

しかしアメリカは3人目MFヒースのキックをGK海堀が止めて、

日本は3人目MF阪口が決めて、アメリカは4人目FWワンバックが決めるが、

最後は日本4人目DF熊谷が決めて日本がアメリカに初めて勝利し世界一に輝いた。

これで日本は初のW杯優勝を果たし、

MVPと得点王にはMF澤穂希が選ばれ世界に驚きと

日本に元気をもたらす優勝トロフィーを持って帰国する。
いや・・・本当に耐えて耐えて最後まで諦めないプレーが日本に勝利の女神がほほ笑んだ。

パワーとスピードでは完全にアメリカが上だったけれど、

それを組織的なプレーで防ぎ、最後まで日本らしいサッカーを展開し続けた。

特にこの試合では常に勝ち越され、

そして追いつく展開の連続に最後まで本当に凄い死闘を演じた。

特に絶体絶命だった延長後半13分のMF澤のゴールは

まさにスーパーゴール!

これが日本の優勝を決定づけたシーンだったかもしれない。

そんな凄かった試合を振り返りたい

なでしこジャパンのフォーメーションは4−2−2−2

GK海堀

DF

右SB近賀 CB岩清水 CB熊谷 左SB鮫島

MF

ボランチ 澤 阪口

右SH大野 左SH宮間

FW 川澄 安藤

スウェーデン戦と同じメンバーで決勝に挑んだ。

試合は前半からアメリカが圧倒的なパワーとスピードで何度もピンチを招くが、

選手全員の組織的な守備でゴールを決めさせない。

日本は前半は決定的な場面がない中で0対0で折り返した。

そして後半日本はアメリカの運動量が落ちたところでポゼッションサッカーを展開し、

何度もチャンスを作る。

そして後半21分にFW安藤、MF大野に代えて、FW丸山、FW永里を投入して

ポストプレーができる状況にした。

しかしアメリカは後半26分にカウンターからFWモーガンのシュートが決まり、先制を許す。

しかし日本はここから反撃に転じ後半36分右サイドからのクロスを

アメリカDFのミスをついてMF宮間が決めて同点に追いついた。

そしてその後アメリカの反撃を凌いで延長戦に突入した。

そして延長戦に突入して日本は苦しい時間が続き、

延長前半14分にFWワンバックに決められ勝ち越しを許した。

この時点で日本に17分残されていた事が大きかった。

パスサッカーにはある程度の時間が必要だからね。

そして後半日本は積極的にボールを奪いに向かい何度も決定的なチャンスを作り、

そして延長後半12分日本はCKからMF澤が

スーパーゴールで追いつき日本は起死回生の同点に追いついた。

そして終了間際に日本はDF岩清水の退場のピンチを全員で凌いでPK戦に持ち込んだ。

そしてPK戦ではGK海堀が2本を止める。

身長では不利だから中央を固めた事がアメリカにプレッシャーを与えた。

アメリカも追いつかれた事で追い込まれていたのも大きかった。

そして最後はDF熊谷が決めて日本が男女通じて初の世界一に輝いた。

もう本当に凄い試合を展開したし、

体格が劣っても確り組織的なサッカーをすれば

勝てるという事を彼女たちは確り体現した。

これまで体格で勝てない日本は体格の問題という事を言われたけれど、

この試合ではその10センチ高い相手に対して一歩に引かなかったし、

そして2ゴールを上げた。

サッカーは高さだけじゃない事を世界に証明した瞬間だった。

そしてこの試合では32歳の澤がボランチとして得点王を獲得する

という快挙と中盤の舵取り役でありながら得点も取れるというのは

キャプテン翼じゃないが、

高橋陽一先生が描いたキャプテン楓そのものだった。

そのモデルの澤選手が現実世界で本当の世界一に導いた訳だから凄い事だ。

中盤をコントロールし、得点も取る。

これが日本が目指す世界へのサッカーなのだと感じた。

日本はパスセンスでは世界でも劣らない技術を誇っている。

その特徴を確り最後まで導いたからこそ世界一になれた。

澤が上がる時にはボランチの阪口が確りカバーした事で

素晴らしいバランスを保つ事ができたし、

澤が中心となった事でなでしこイレブンは1つになっていた。

多くの選手が澤にあこがれてサッカーを始めた選手もいる訳で、

これから女性もサッカー選手を目指す人が増えるだろう。

そして日本初の世界一となり日本は世界に驚きをもたらした。

殆どの人が男女通じて世界一になれるのは遠い未来だと思っていたと思う。

でもそれが私たちの現実に舞い降りた。

これも苦しい日本に明るい話題をもたらすだろうし、

これから女子サッカーでは日本が世界から注目される存在となる。

おめでとうなでしこイレブン!

そしてMVP&得点王に輝いた澤穂希選手夢が叶って良かったですね!

次はロンドン五輪で金メダルだ!

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