25日Jリーグ11第18節が行われ、アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで
暫定13位セレッソ大阪と対戦し、1対1で前半からのセレッソの猛攻を凌いで
後半30分にFWロペスのゴールで先制したが、
またも後半ロスタイムにDF酒本のゴールで勝ち点2を失い、
2勝6分5敗勝ち点12得失点差-6で15位のままだった。
ホーム3連戦は絶対負けられない戦いが続くだけに
何としても勝ちたい試合だったが逆に試合内容として考えれば
負けなくてよかった試合だった。
暫定13位セレッソ大阪と対戦し、1対1で前半からのセレッソの猛攻を凌いで
後半30分にFWロペスのゴールで先制したが、
またも後半ロスタイムにDF酒本のゴールで勝ち点2を失い、
2勝6分5敗勝ち点12得失点差-6で15位のままだった。
ホーム3連戦は絶対負けられない戦いが続くだけに
何としても勝ちたい試合だったが逆に試合内容として考えれば
負けなくてよかった試合だった。
ACL8強のセレッソを迎えてのホームはようやくミシェウが戻ってきた事で
中盤を組み立てられる選手がいるといないでは全然違う試合になるはずだった。
しかしここ2試合機能していた2トップではなくミシェウをトップ下にした
1トップで前半は挑んだが、このシステムは前半で完全に破たんする
という現実が重くのしかかった。
どうしてこのシステムが機能しなかったのか?
そしてこれから戦う上で新潟にとってどのシステムが有効なのか?
さらにどうしたら2点以上取る事ができるのか?
その点を踏まえて試合を振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1
GK小沢
DF
右SB藤田 CB千葉 CB大野 左SB石川
MF
ボランチ 菊地 本間
右SH三門 トップ下ミシェウ 左SH田中
FWロペス
ミシェウが戻った事で川又が外れてスタートした。
試合は前半からセレッソがボールをキープしてゴールに迫る展開でスタートしたが、
前半11分にMFミシェウのパスを抜け出した
FWロペスがシュートを放つがボールはゴールポストを叩き跳ね返された。
最近こういうシーンが多く続いているだけにある意味呪われている感じだ。
その後新潟は完全にセレッソに押し込まれる展開が続く。
とにかくFWロペスのシュート以降攻められ続けた。
一度はシステムを4−3−2−1に変更したものの全く機能しない。
この原因なんだけれど、このシステムに変更しても
1番の問題はシステム変更に伴い戦術も変更するのか?という点だった。
今のアルビの戦術は奪ったら素早くロングボールでカウンター
というシーンが目立つんだけれど、
それも昨年のようにマルシオにさえ預ければ
色々な展開ができたサッカーができなくなったからなんだけれど、
それなら先発させるメンバーが完全に違っている訳だ。
少なくても過去2試合ミシェウ不在もあり、
中盤でボールをキープしたりパスが繋がらなかったりするシーンが多かった。
そこでロングボールを徹底した訳だが
この試合の先発メンバーではロングボールに対応できるのは
ロペスしかおらず2列目のミシェウ、田中が全く拾えない状況が続き
中盤でパスの出しどころすら失う状況下続き戦術が
完全に破たんした状況で前半を戦った。
さらに悪い事に前半は守備を指揮する人間が2人もいたため
さらに守備の混乱と守備一辺倒になってしまった。
ボランチできる人間を3枚先発させる時点でどうなの?
と問いたい部分が大きいし、先発させる時に今日のメンバーで
どうやって崩そうと考えたのか?
逆に疑問視する前半だった。
そして後半も同じシステムのままだったために戦術が破たんし続けたが
後半17分にFW川又を投入し、
ダブルボランチにした事で本間に守備の舵取りを統一し
FWを2トップにした事で戦術が機能し始め何度も惜しいシーンが続いた。
やはり選手によって機能する戦術と機能しない戦術があるんだけれど、
今のアルビにとってロングボールを多用するなら180cm以上あって
足の速いFWを入れないと相手にとって脅威にならないし、
ミシェウを2列目に下げた事でボールがFWに繋がりやすくなった。
そもそもボランチ3枚を先発させる必要性はなかった訳で
運動量という点で三門は外せなかったが、
少なくても川又は先発させるべきだった。
そしてやはりこの試合で1番のポイントとなるのはFKだけれど、
今のアルビにとってFKは課題中の課題だ。
これまで藤田、木暮、ロペス、ミシェウが蹴ったけれど
藤田のクロス以外はどれもキッカーという点ではいまいちだった。
しかし今日の試合でFKなら田中に任せた方が良いという事が
この試合で1番の収穫だ。
確かにゴールこそ決められなかったけれど、
距離のあるロングシュートはかなり良かったし、
クロスも精度が高くより可能性を感じさせてくれた。
個人的には田中を右SHで固定して使い続けるとFKの面ではかなり解消されるし、
元々決定力もあるから2列目の飛び出しはかなり武器になる。
まず新潟にとってFKがいよいよ確定し始めた。
そして後半30分左サイドを抜けたFWロペスが個人技で
ゴール前まで運びそのままゴール左スミに決めて新潟が待望の先制点を上げる。
GKにとっても判断が難しいシーンだったからロペスの技ありシュートだった。
その後新潟は守りに入るがセレッソの猛攻を何とか凌いでいたが
後半ロスタイム再び悪夢が襲い、
後半48分DF酒本に痛恨の同点ゴールを許し新潟はこれで9戦勝ちなしとなり、
勝たなければならない試合を勝てなかった。
試合を冷静に振り返ればあれだけシュートを浴びて
決定的なシーンの連続がありながらドローに終わった事を踏まえると
良くドローで終わったという感じだ。
試合中だとどうしても先制して逃げ切れると感じるものだが、
試合を90分間振り返ると多くはセレッソにシュートを浴びてゴールポスト、
1対1を抜かれてDFがクリアというシーンの連続だった訳だから
良く最後の1点で収まったと冷静に考えるべきなのだろうと思う。
シュート26本も打たれて最後の1本だけ決められたと思えば
ACL8強の底時からを最後で見せつけられた訳だ。
この試合では乾こそ復帰したが、マルチネス、キム、清武と3人の主力を欠いた訳で、
その中でこれだけ圧倒された事を踏まえると
ベストメンバーなら確実に負けていたと考えたら
2試合で勝ち点2をACL8強から獲得できたと前向きに捉えた方が良いと思う。
交代カードも最後の1枚をDFで使えるカードがなかった事が
1番痛かった訳で、このホーム2試合は交代カードがなかったために
有効なカードが切れなかった事も大きい。
ボランチ3枚は先発で使ってしまった事でDFの控えが
いなくなってしまったという冷静に振り返れば
起用ミスと捉える事だってできる。
私ならベンチに入れないがベンチに菊池を残していたら
最後のシーンで5バックにして逃げ切れたのではないか?
と個人的には感じている。
ただ私の戦術では構想にないのでベンチ外だが、
能力的な事でいえばベンチスタートにすべきだった。
ただですらDFの控えがいないのにDFの控えを
ルーキーの増田とユースの西村を残しておく事そのものが
個人的には采配ミスだったと言わざる得ない。
この試合では少なくてもボランチは3枚あった訳で、
先発で三門と本間のコンビで途中で小林という采配カードを切れた。
実際に本間から小林だったからね。
1トップという戦術もヨンチョルが先発でスタートできるなら良い。
しかしヨンチョルが不在の時には川又を先発でスタートさせ、
ミシェウと田中の両SHでスタートすれば違った展開があったのではないかと思う。
確かにセレッソの猛攻を凌ぎたい気持ちがあったのは事実だ。
しかし現状を考えると三門をこれ以上SHで起用するよりもボランチで起用し、
右SHにはFKとして田中を起用させた方が良いと思う。
これまで何度も三門をSHで起用しているけれど
SHのメンバーを考えると先発で田中、木暮、ヨンチョル、
SB次第で藤田を使う事ができる。
そこにわざわざ三門を起用させる必要があるとすれば守備面だろうが、
それが逆にチームを守備的な意識を強くさせてしまうように感じている。
三門の持ち味はスタミナでボランチで運動量で守備をカバーする事が得意だ。
時として縦の突破が得点に結びつける事もあるので
ボランチで起用し続けるべきだと思う。
小林を先発させる時は後半途中から入り周りより動く事で
守備を助けるという戦術も昨年は機能しただけに
小林と三門の使い分けが必要だろう。
最終的な結論としてヨンチョルが先発できる試合では
4−2−3−1で良いけれど、ヨンチョル欠場の試合は4−2−2−2で入るべきだという事だ。
そして控えDFの事を確り考えた起用を考えないと
最後でDFの交代カードなしという事態に陥る事も忘れてはならない。
次節は震災で中止となった5試合が続くけれど、
ホーム山形、甲府戦は絶対勝たなければならない。
ここで勝てないようだと本当にチームは窮地となる。
ただ幸いDF鈴木と高徳が復帰するのでDFの控えが充実する。
特にDF大野の成長もあり鈴木が先発に戻るのか?
それとも千葉がスタメン落ちか?
SBは高徳が戻る事で両SBのオーバーラップで攻撃力が上がるので
攻撃のオプションも増える。
次の山形戦は絶対勝ち点3を全員の手で掴もう!
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中盤を組み立てられる選手がいるといないでは全然違う試合になるはずだった。
しかしここ2試合機能していた2トップではなくミシェウをトップ下にした
1トップで前半は挑んだが、このシステムは前半で完全に破たんする
という現実が重くのしかかった。
どうしてこのシステムが機能しなかったのか?
そしてこれから戦う上で新潟にとってどのシステムが有効なのか?
さらにどうしたら2点以上取る事ができるのか?
その点を踏まえて試合を振り返りたい。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1
GK小沢
DF
右SB藤田 CB千葉 CB大野 左SB石川
MF
ボランチ 菊地 本間
右SH三門 トップ下ミシェウ 左SH田中
FWロペス
ミシェウが戻った事で川又が外れてスタートした。
試合は前半からセレッソがボールをキープしてゴールに迫る展開でスタートしたが、
前半11分にMFミシェウのパスを抜け出した
FWロペスがシュートを放つがボールはゴールポストを叩き跳ね返された。
最近こういうシーンが多く続いているだけにある意味呪われている感じだ。
その後新潟は完全にセレッソに押し込まれる展開が続く。
とにかくFWロペスのシュート以降攻められ続けた。
一度はシステムを4−3−2−1に変更したものの全く機能しない。
この原因なんだけれど、このシステムに変更しても
1番の問題はシステム変更に伴い戦術も変更するのか?という点だった。
今のアルビの戦術は奪ったら素早くロングボールでカウンター
というシーンが目立つんだけれど、
それも昨年のようにマルシオにさえ預ければ
色々な展開ができたサッカーができなくなったからなんだけれど、
それなら先発させるメンバーが完全に違っている訳だ。
少なくても過去2試合ミシェウ不在もあり、
中盤でボールをキープしたりパスが繋がらなかったりするシーンが多かった。
そこでロングボールを徹底した訳だが
この試合の先発メンバーではロングボールに対応できるのは
ロペスしかおらず2列目のミシェウ、田中が全く拾えない状況が続き
中盤でパスの出しどころすら失う状況下続き戦術が
完全に破たんした状況で前半を戦った。
さらに悪い事に前半は守備を指揮する人間が2人もいたため
さらに守備の混乱と守備一辺倒になってしまった。
ボランチできる人間を3枚先発させる時点でどうなの?
と問いたい部分が大きいし、先発させる時に今日のメンバーで
どうやって崩そうと考えたのか?
逆に疑問視する前半だった。
そして後半も同じシステムのままだったために戦術が破たんし続けたが
後半17分にFW川又を投入し、
ダブルボランチにした事で本間に守備の舵取りを統一し
FWを2トップにした事で戦術が機能し始め何度も惜しいシーンが続いた。
やはり選手によって機能する戦術と機能しない戦術があるんだけれど、
今のアルビにとってロングボールを多用するなら180cm以上あって
足の速いFWを入れないと相手にとって脅威にならないし、
ミシェウを2列目に下げた事でボールがFWに繋がりやすくなった。
そもそもボランチ3枚を先発させる必要性はなかった訳で
運動量という点で三門は外せなかったが、
少なくても川又は先発させるべきだった。
そしてやはりこの試合で1番のポイントとなるのはFKだけれど、
今のアルビにとってFKは課題中の課題だ。
これまで藤田、木暮、ロペス、ミシェウが蹴ったけれど
藤田のクロス以外はどれもキッカーという点ではいまいちだった。
しかし今日の試合でFKなら田中に任せた方が良いという事が
この試合で1番の収穫だ。
確かにゴールこそ決められなかったけれど、
距離のあるロングシュートはかなり良かったし、
クロスも精度が高くより可能性を感じさせてくれた。
個人的には田中を右SHで固定して使い続けるとFKの面ではかなり解消されるし、
元々決定力もあるから2列目の飛び出しはかなり武器になる。
まず新潟にとってFKがいよいよ確定し始めた。
そして後半30分左サイドを抜けたFWロペスが個人技で
ゴール前まで運びそのままゴール左スミに決めて新潟が待望の先制点を上げる。
GKにとっても判断が難しいシーンだったからロペスの技ありシュートだった。
その後新潟は守りに入るがセレッソの猛攻を何とか凌いでいたが
後半ロスタイム再び悪夢が襲い、
後半48分DF酒本に痛恨の同点ゴールを許し新潟はこれで9戦勝ちなしとなり、
勝たなければならない試合を勝てなかった。
試合を冷静に振り返ればあれだけシュートを浴びて
決定的なシーンの連続がありながらドローに終わった事を踏まえると
良くドローで終わったという感じだ。
試合中だとどうしても先制して逃げ切れると感じるものだが、
試合を90分間振り返ると多くはセレッソにシュートを浴びてゴールポスト、
1対1を抜かれてDFがクリアというシーンの連続だった訳だから
良く最後の1点で収まったと冷静に考えるべきなのだろうと思う。
シュート26本も打たれて最後の1本だけ決められたと思えば
ACL8強の底時からを最後で見せつけられた訳だ。
この試合では乾こそ復帰したが、マルチネス、キム、清武と3人の主力を欠いた訳で、
その中でこれだけ圧倒された事を踏まえると
ベストメンバーなら確実に負けていたと考えたら
2試合で勝ち点2をACL8強から獲得できたと前向きに捉えた方が良いと思う。
交代カードも最後の1枚をDFで使えるカードがなかった事が
1番痛かった訳で、このホーム2試合は交代カードがなかったために
有効なカードが切れなかった事も大きい。
ボランチ3枚は先発で使ってしまった事でDFの控えが
いなくなってしまったという冷静に振り返れば
起用ミスと捉える事だってできる。
私ならベンチに入れないがベンチに菊池を残していたら
最後のシーンで5バックにして逃げ切れたのではないか?
と個人的には感じている。
ただ私の戦術では構想にないのでベンチ外だが、
能力的な事でいえばベンチスタートにすべきだった。
ただですらDFの控えがいないのにDFの控えを
ルーキーの増田とユースの西村を残しておく事そのものが
個人的には采配ミスだったと言わざる得ない。
この試合では少なくてもボランチは3枚あった訳で、
先発で三門と本間のコンビで途中で小林という采配カードを切れた。
実際に本間から小林だったからね。
1トップという戦術もヨンチョルが先発でスタートできるなら良い。
しかしヨンチョルが不在の時には川又を先発でスタートさせ、
ミシェウと田中の両SHでスタートすれば違った展開があったのではないかと思う。
確かにセレッソの猛攻を凌ぎたい気持ちがあったのは事実だ。
しかし現状を考えると三門をこれ以上SHで起用するよりもボランチで起用し、
右SHにはFKとして田中を起用させた方が良いと思う。
これまで何度も三門をSHで起用しているけれど
SHのメンバーを考えると先発で田中、木暮、ヨンチョル、
SB次第で藤田を使う事ができる。
そこにわざわざ三門を起用させる必要があるとすれば守備面だろうが、
それが逆にチームを守備的な意識を強くさせてしまうように感じている。
三門の持ち味はスタミナでボランチで運動量で守備をカバーする事が得意だ。
時として縦の突破が得点に結びつける事もあるので
ボランチで起用し続けるべきだと思う。
小林を先発させる時は後半途中から入り周りより動く事で
守備を助けるという戦術も昨年は機能しただけに
小林と三門の使い分けが必要だろう。
最終的な結論としてヨンチョルが先発できる試合では
4−2−3−1で良いけれど、ヨンチョル欠場の試合は4−2−2−2で入るべきだという事だ。
そして控えDFの事を確り考えた起用を考えないと
最後でDFの交代カードなしという事態に陥る事も忘れてはならない。
次節は震災で中止となった5試合が続くけれど、
ホーム山形、甲府戦は絶対勝たなければならない。
ここで勝てないようだと本当にチームは窮地となる。
ただ幸いDF鈴木と高徳が復帰するのでDFの控えが充実する。
特にDF大野の成長もあり鈴木が先発に戻るのか?
それとも千葉がスタメン落ちか?
SBは高徳が戻る事で両SBのオーバーラップで攻撃力が上がるので
攻撃のオプションも増える。
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