6月11日公開の映画「星守る犬」を鑑賞した。

この作品は旭川で見つかった白骨死体から唯一の手がかりとして見つかった

レシートを頼りに東京から東北、北海道を東京で出会った少女と巡る。

その先には悲しき事実が待っているストーリーである。

身元を辿って知った先にみる悲しき現実は将来の孤独死の最後を観る事になるだろう。
結婚をしていない人、離婚した人にとっては将来こういう事が訪れるかもしれないと

感じて観る事になるかもしれないけれど、

ペットの飼い主として考えると飼うと言い出した人が最後まで飼わず、

途中から引き受けた人が面倒をみる事になるのは良くある話だ。

特に子供が飼うと言い出すと大抵大きくなると飽きてしまいがちだ。

飼うという責任を考えながら観なければならないだろうし、

家族がいない人は何時か訪れる孤独死について考える事になるんだろうと思う。

ここで登場するおとうさんも最初からこういう事になるとは思わなかったはずだし、

その身元を追う青年と少女も犬を飼う事の意味を考える事になる。

果たして犬を飼った先に待っていた意味とは一体何なのだろうか?

キャスト

おとうさん演じる西田敏行

奥津京介演じる玉山鉄二

川村有希演じる川島海荷

旅館の女将演じる余貴美子

「リサイクルショップ河童」店長・富田演じる温水洋一

富田の女房演じる濱田マリ

西谷課長演じる塩見三省

コンビニショップ店長・永崎演じる中村獅童

おかあさん演じる岸本加世子

奥津京介の祖父演じる藤竜也

海辺のレストラン・オーナー演じる三浦友和

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

北海道のとある役所に勤務する京介は、成人するまでに家族全員と死に別れ、

最後に残った愛犬が死んでからは、人との関わりを避け、

本ばかり読んで暮らす毎日だった。

ある日、キャンプ場で死後半年経つ男の死体が愛犬らしい死体と共に発見される。

「どんな人生も報告書にすれば図書館に並ぶ本と同じ」が口癖だった京介だが、

車の中で死んだこの男の人生に強く興味を持ち、

財布に残ったレシートを頼りに、男の最期を辿る旅に出る。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてこの物語は旭川で廃車の中から白骨した遺体が

見つかった事から物語が始まる。

役所に勤務する京介は両親を事故で失い、

祖父に育てられたが、祖父は京介にクロという犬を飼い与える。

最初はどうして犬を飼わなければならないのかわからなかった

京介にとって白骨した遺体の側で亡くなっていた

犬の死骸は自分との共通点があるのではないかと思うのだった。

その足跡を確認するために京介は有給休暇を取って東京までやってきた。

そこで京介は1人の少女と出会う。

その少女は川村有希といい、アーティストになるために旭川から上京してきたのだった。

しかしオーディションはレベルの高さを痛感して玉砕したのだった。

そこで見かけた旭川ナンバーの車を見かけた有希は

その車で旭川まで帰ろうと京介に声を掛けたのだった。

ここから京介と有希の身元の手がかりを探す旅が始まった。

最初に訪れたのはある旅館だった。

ここでの手がかりはおとうさんと犬の名前がハッピーという事だった。

どうやら福引で当たった宿泊券でとまったようだ。

旅館の女将は相当迷惑な客だという印象が強かったようだ。

そして次の手がかりはいわきのコンビニだった。

そこはもう閉店間近の店だったが、

そこの店長がおとうさんのエピソードを語ってくれた。

おとうさんはそのコンビニで万引き少年を助けようとした。

しかし助けたばかりにお金をスラれるという事になり

これが次の旅先でひと騒動を招くのだった。

まあこういうのは何だけれど、こういう悪ガキを助けて良い事は1つもないという事だ。

万引きしようとした子供を助けて、その子供にスリをやられたのはね・・・

こういう子は確り警察に突き出して痛い目にあわせない限り

反省する事は一切ありませんので恩を仇で返されてしまったとはこういう事だという事だ。

それでもこの店長はそんなおとうさんの人柄を責める事ができず、

その後の事を気にしていたのだった。

震災前のいわき市の海岸だったけれど、

ここも多くの建物が飲まれてしまったんですよね。

震災前の建物や海岸をみられるだけでも貴重な映画ですよね。

そして次は遠野のリサイクルショップでの出来事だった。

そこでハッピーが病気になり緊急手術をしなければならなくなった。

しかし知っている人は知っているけれど動物は保険が利きません。

ゆえに多額の費用が掛かる事となり、

スラれた事で手持ちの金額を持っていなかったおとうさんは

リサイクルショップの店長に事情を話して頼み込み車に積んでいた

荷物の殆どを出して10万円にしたのだった。

まあ殆ど温情でリサイクルショップの店長も10万円を出したけれど、

まあ殆ど売れないものばかりだったからね。

そしてそこからおとうさんとハッピーは青森に立ち寄り、

そこから北海道へ渡るのだった。

そこでおとうさんとハッピーの最後の出来事が明らかになる。

おとうさんはハッピーをお店の人に譲ろうとするが、ハッピーはそれを拒否する。

果たしておとうさんとハッピー最後の出来事とは?

そしてどうしておとうさんはこういう孤独死をする事になったのか?

結末は劇場でみてほしいけれど、このストーリーが良い話か?

と言われると私自身そう感じなかった自分がいた。

おとうさんは最終的にハッピーしかいなかったからし、

ハッピーしか残らなかったから・・・

しかもそのハッピーは娘に押し付けられた訳だからね。

これが自らの意思で飼った最後ならまた違ったのだろうけれど、

世の中の経済情勢が全てを失った後の最期を描いた

という印象から離れる事ができなかった。

おとうさんには心臓の持病を持っていながらタバコを大量に吸っている。

病気を治そうとする姿勢もなければ、家族の事を考えようと最後はしなかった。

その末路が孤独死へ繋がっていく訳だが、

その穴を最後まで埋めたのが皮肉にもハッピーだった。

離婚してしまっているから娘が引き取るという事もできず、

身元もわからない中では無縁仏となるしかないのだが、

本来ならこれを飼うべきだった人がおとうさんとハッピーを

供養しなければならないという事だ。

いずれ捨てられる中でペットを最後まで飼う事が

できない人が家族の絆まで失った訳で、

私たちにとって独身、離婚して1人暮らししている人にとって

切実な現実がそこにあった。

総評として1人になった京介と居場所を無くしていた

有希がおとうさんの最期の足跡を辿った訳だけれど、

動物も家族の一員という事は描いた点は良かったものの、

やはり私たちは動物を飼う上で最期まで飼うと言い出した人が

責任を持って飼わなければならない事も忘れてはならない。

さらには家族とは何でもいいから対話をしないと

おとうさんのような最期を迎えてしまうという現実も忘れてはならない。

そう考えると私はこのストーリーが感動作というよりも

未来の警告と捉える事ができるのではないか?と観終えた時感じた。

最後に東日本大震災で亡くなられた皆様に謹んでご冥福をお祈りいたします。

この映画で描かれたシーンは貴重な映像として残される事になった事は

この映画が大きな役割を果たしていると思います。

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