7年目の交流戦が終了し、今季もパシフィックリーグが白星も圧倒して幕を閉じた。

7年目を迎え今季は統一球での戦いとなりより国際試合を意識した

野球に転換する事になっていく事が予想されたが、

その通り打球が国際球に近いボールになった事により

各チームの防御率が格段に良くなったことにより

打撃戦より投手戦が増えた今季の交流戦を振り返りたい。
今季もエース級が多数揃うパシフィックリーグの独壇場となったけれど、

今季はセントラルでは中日が4位に食い込み

昨年の全チーム7位以下を大幅に回避した。

はやり今年の順位をみると注目すべきはチーム防御率!

福岡と北海道の防御率が1.75と1.35という24試合としては神がかりな防御率を叩き出した。

そうじゃなくてもオリックスが2.15、

そして4位には巨人の2.33と巨人はセントラルでは

防御率ではかなり健闘しており7位に沈んだのは

やはりこれまでの野球が通用しなかったという事になるだろう。

1番の決定的な上位4チームには抑えが確りしており、

中日のように1点を取りに行く野球をしているパシフィック3チームが

1点を取り守る野球ができるからこその成績といえるだろう。

逆に言ってしまえば巨人は1点を取る野球ができなかったために

投手陣の踏ん張りが報われなかったと言わざる得ない。

あと最大の勝因はパシフィックの投手陣の上位9人が

防御率1点台という統一球の効果が大きく現れ、

特に福岡の先発和田、杉内、山田の3人が1点台と

ホールトンが2.14と4試合しかない交流戦では3点取れば勝てるという事になる。

6連戦なら負け越しがない計算になるけれど、

2連戦4試合だと1試合負けるか負けないかという状況だ。

要するにリーグ戦なら6連戦あるからどうしても5番手以降の投手を登板させるが、

4試合だと4人で回せる計算になりやはりエース級が揃う

チームは日程的に優位になる。

試合数が少ない事でそれはそれで面白いカードばかり揃うんだけれど、

やはり少しあり方を考えた方が良いのではないかと思う。

とくに日程が間延びになる事で投手陣には良いが

日程調整が難しい中で交流戦の日程の在り方が問われているのかもしれない。

個人的には不公平が生じるかもしれないが

2連戦×3を1週間で消化し打撃戦も期待できる

先発5番手以降の投手を使う状況を作るか?

36試合制にするが5月と7月のMLBのように前後期に分けて交流戦を実施する。

これなら6連戦×3で3週間を2度分ける事でリーグ戦への影響もあり

より白熱した試合を見られるのではないかと思う。

今の5週半の日程を考えても十分消化できるし

それぞれの日程で週末の日程を分ける事も可能だ。

交流戦を投手戦と捉える事も面白いが

エース級以外の対決できる状況もある程度必要なのかもしれないとは感じているだけに、

交流戦ではDH制のありなしにより野球が変わる面白みを感じながら

観るとその有効性と采配のタイミングの難しさを

より感じる事ができるのではないかと思う。

いずれにしても今年は大味な野球から

緻密な野球にシフトしなければならない事を痛感したチームが多い

交流戦になったと思うので投手戦の醍醐味を

これから感じて観戦したらより手に汗握る投手戦を楽しめるのではないかと思う。

来年こそセントラルにパシフィック投手陣を打ち崩して

8連覇を阻止してほしいと思います。

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