18日Jリーグ11第16節が行われ、アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで

2位ベガルタ仙台と対戦し、1対1でMF三門のゴールで先制するも

黒崎監督退席の抗議も実らず後半ロスタイムにDF菅井に押し込まれドローとなり、

2勝5分4敗勝ち点11得失点差-5で15位に後退した。

被災した中で希望の星となっている仙台相手に

新潟は若手主体のメンバーで最後まで走り抜いたが若手の経験は得たけれど、

黒崎監督退席、GK東口負傷退場という更なる苦難が待ち受ける事になった。
被災しながらもここまで開幕無敗の仙台を迎えた試合は

U-22代表でDF鈴木、酒井高徳が、MFヨンチョルが故障、

MFミシェウもコンディション不良で出場できず

という状態の中で残ったメンバーだけでも相当厳しい中で戦った。

やはり近いという事もあり仙台サポーターが大挙押し寄せたが、

この試合を振り返る中で結果こそ勝ち点2を失い勝ち点1しか得られなかったが、

若手は最後まで全力で走り抜けたし、これからの可能性を示してくれた試合だった。

若手の奮闘を振り返りたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−2−2

GK東口

DF

右SB藤田 CB千葉 CB大野 左SB石川

MF

ボランチ 三門 本間

右SH田中 左SH木暮

FW ロペス 川又

MF本間以外全員26歳以下が先発し若さで仙台に対抗した。

試合は立ち上がりこそディフェンスからボランチが落ち着かず

仙台に攻め込まれるシーンがあったものの、

ピンチを未然に防ぎ事なきを得る。

新潟は前線から積極的にプレスを掛けてボールを奪いに行く。

前半29分にはFW川又のシュートはGK林が弾くがゴールにならない。

前半は0対0で折り返した。

後半になると新潟は決定的なチャンスを作るが、

FW川又のヘッドはポストを叩きゴールにならない。

仙台もサイドから攻撃するが新潟のブロックの前にゴールが遠い。

新潟は後半23分にMF木暮に代えてMF小林を投入した。

この試合のポイントはゴールが遠い時にMF小林を先発で使うよりも

後半途中から使い攻撃のバランスを向上させるのが狙いだった。

小林のようなベテランが先発するとどうしても途中交代しなければならず

そのタイミングがある意味問題でもあった。

後半途中からならスタミナも十分持つので、当面はこの起用がベストかもしれない。

そして後半27分FWロペスのグラウンダーのボールを

MF三門が押し込み待望の先制点を上げる。

三門がボランチから左SHに上がった事で縦の突破が活きたシーンだった。

その後も積極的にボールを奪いに行くが、

ここでアクシデント!

FWロペスがキープしていたシーンで誰も目も明らかなファウルのシーンで

主審が完全に流しこれに目の前で見ていた黒崎監督が激怒し退席処分となった。

私も丁度監督の後ろの席で観ていたのでどう見ても

あれがファイルじゃなったら何でもアリになる。

そうじゃなくてもこの試合の主審は線審がオフサイドの旗を上げているのに

オフサイドを流すというシーンもあり、

主審の村上伸次は本当にJリーグを裁ける審判員の試験を

合格した人物なのか本当に疑問視しましたね。

こういう主審が試合を壊したと言わざる得ないシーンでした。

その後仙台の猛攻に耐える時間が続き、交代枠も2つ残っていたものの、

今日のベンチ入り選手では交代させる選手がいなかった・・・

唯一MF木暮を小林に代える事はできたけれど、

残った選手はDF増田、ユースの西村、MF長谷部、FW酒井宣福、大島・・・

守備で変えようにも経験のない選手を代える事もできず、

MFは長谷部を代える選手となると田中位だが

今日の田中の調子が良かっただけに代えられず、

FWもロペス、川又が良く走った事もあり、

大島と酒井宣福の出番はない状態だった。

そして終了間際にGK東口が競り合いで右足を痛めて

キックができない状態でピッチに立ち続け、

最後はDF菅井に劇的な同点ヘッドを決められ

GK東口はこれ以上立てなかった。

結局このまま終了し新潟は黒崎監督退場、

GK東口負傷という代償は勝ち点1しか得られなかった。

試合内容としてはここ数試合の受身だった事を踏まえると

実にアグレッシブに積極的にボールを奪おうと前線で積極的なプレスを仕掛けた。

特にFW川又、ロペスは何度も相手のボールをカットしボールに食らいついた。

FW川又のシュートとヘッドはゴールの予感をさせてくれたが、

惜しくもゴールを奪う事は出来なかった。

しかし川又の場合は先日の名古屋戦もそうだけれど

使っていけば必ずゴールを奪える。

FKもMF田中が入った事で数段に可能性を感じさせるシーンが増えた。

DF大野は試合を重ねる事にポジショニングで危険を回避しているだけに

今日先発した選手の多くは試合に使っていく事で

日に日に成長しているのが改めて感じた。

今日の布陣を考えると確かに完全2トップなので

どうしてもサイドからの押し上げの中でカウンターという感じになるが、

昨年までならマルシオがいたのでマルシオに預ければ中盤は組み立てられた。

しかし今季はその点ができないので、

上手くSHが突破してクロスを狙う方向でゴールを狙うシーンが多くなる。

この試合においては支配率は落ちたけれどやろうとしているサッカーは間違っていない。

川又も木暮も田中も大野も4人に足りないのはただ1つ経験だ。

常時試合に使う事で選手は経験を積み

そして試合で結果を出し始めるもので、

私は今日のメンバーであと2試合は戦って良いと思うし、

逆にメンバーがいないのでそれでチームが目指す事ができるのではないかと思う。

ここにいずれミシェウ、ヨンチョル、鈴木、酒井高徳が戻ってくれば

さらにチーム力が上がるはずだ。

この試合で1番気がかりなのはGK東口の怪我だろう。

終了間際のシーンでゴールポストに足をぶつけてしまったようなので

幸い歩いて交代したものの、骨折だけは回避してほしいところだ。

打撲なら2試合程度で戻れるけれど骨折となると新潟は1番大切な7,8月

第3GK小沢で凌がなければならず相当なピンチだ。

軽傷であってほしい。

次節は黒崎監督退席によってサントスコーチが代行になるだろうし、

GK東口が出れる可能性が低いのでGK小沢が出場する事になりそうだ。

今の戦力で横浜に勝ち点を奪う事は相当厳しいが、

このメンバーで勝ち点を奪えることができれば

大きな自信となるだけに若手には失敗を恐れずアグレッシブにプレーしてほしい。

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