6月11日新潟で先行公開された映画「あぜみちジャンピンッ!」を鑑賞した。
この映画は聴覚障害を持つ少女が町を歩いていたら
オーロラビジョンで流れていたダンス映像を見た事をキッカケに
ダンスの興味を持ち、地元のダンスチームを遠くから観ていたら
メンバーから誘われダンスを始めるが、
誘ったメンバーの怪我をキッカケに聴覚障害を持つ少女が
他のメンバーを追い越してセンターに抜擢された事でメンバーによる
いじめを受けるもその困難を乗り越えてそれぞれが解りあえるようになるストーリーである。
聴覚障害を持ちながらもダンスのセンスが開花し、
それに嫉妬するメンバーとの軋轢、
さらに誘ったメンバーがどうして怪我をしてしまったのかを知った時
ダンスチームは1つになった。
この映画は聴覚障害を持つ少女が町を歩いていたら
オーロラビジョンで流れていたダンス映像を見た事をキッカケに
ダンスの興味を持ち、地元のダンスチームを遠くから観ていたら
メンバーから誘われダンスを始めるが、
誘ったメンバーの怪我をキッカケに聴覚障害を持つ少女が
他のメンバーを追い越してセンターに抜擢された事でメンバーによる
いじめを受けるもその困難を乗り越えてそれぞれが解りあえるようになるストーリーである。
聴覚障害を持ちながらもダンスのセンスが開花し、
それに嫉妬するメンバーとの軋轢、
さらに誘ったメンバーがどうして怪我をしてしまったのかを知った時
ダンスチームは1つになった。
全国に先駆けてオール新潟ロケが行われた作品として
海外での映画賞を受賞したとあって是非観てみたいと思って
舞台挨拶の回は残念ながらアルビの試合があったので行けなかったけれど、
1番最初の回で鑑賞する事になった。
舞台は新潟県の南魚沼市という周りが山で囲まれた
自然の中で暮らしていた聾者の少女がダンスに出会って
ダンスチームに入っていじめなどを経てダンス大会に出場するまでを描くわけだけれど、
人は色々な人からキッカケをもらう事がある。
このストーリーはそんなキッカケをもらって
自分のやりたい事を見つけるストーリーでもある。
この作品は先月東日本大震災で被災した方々向けに上映したんだけれど、
色々な理解があれば乗り越えられるという事を教えてくれた作品でもあるし、
1人じゃないというメッセージも込められていたと思う。
そんな1人じゃないと知るまでの過程をレビューしたい。
キャスト
耳の聞こえない少女・高野優紀演じる大場はるか
ダンスチーム「Jumping girls」リーダー・鈴木麗奈演じる普天間みさき
ダンスチーム「Jumping girls」サブリーダー・山原美希演じる梅本静香
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・坂口野梨子演じる上杉まゆみ
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・立花歩演じる兵藤さや
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・岸本美子演じる工藤あゆり
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・新田さくら演じる松本あやか
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・河井千尋演じる立花あんり
Jumping girlsコーチ 庄田ジュリ演じる池田光咲
鈴木理奈演じる川元みく
麗奈の母演じる小林寧子
優紀のろう学校の先生演じる天川紗織
優紀のろう学校の先生演じる遠藤雅
優紀の母 高野志摩子演じる渡辺真起子
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
ある地方都市に暮らす聾(ろう)者の女子中学生・優紀は、
聴者のダンスチーム【Jumping girls】に加わる。
そのチームのキャプテンである麗奈と優紀は言葉を交わせないながらも、
良きライバルとなり、夏のダンス大会を目指す。
しかし、大会を目前に麗奈は足を怪我し出場できなくなってしまう。
その麗奈のパートを代わりに踊るダンサーに選ばれたのは、なんと新人の優紀だった!
チームメイトの少女たちは、それを面白く思わず、優紀をいじめてしまうのだが…。
優紀は大会に出場することが出来るのか?
チームは結束を取り戻せるのか?
思春期の少女らの繊細な心を描く、青春ハートフルストーリー。
以上あぜみちジャンピンッ!HPより
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして舞台は新潟の自然のどかな南魚沼市、
冬はスキーが盛んな地域だけれど、夏は涼しい自然豊かな地域でもある。
そこに暮らす聾者の少女優紀はある日街を歩いていたら
ダンスミュージックのPVを観てダンスの魅力にハマるところから始まる。
人はあるキッカケで好きになったりすることがあるけれど、
優紀もそれがキッカケでダンスミュージックのPVを買って
見よう見まねに自宅で踊るのだった。
ある日学校の帰り道で優紀はダンスの練習をするダンスチームを見つける。
最初優紀は遠目から彼女たちのダンスを観ていたけれど、
ある日ダンスチームのメンバーの麗奈が優紀にダンス好きなの?と声を掛けるが、
当然優紀にはその声が聞こえず、その場から逃げようとする。
それと制止した麗奈は今度は何処で覚えたのか手話で優紀に話しかける。
それをキッカケに優紀はダンスチームJumping girlsに加わる。
とはいえ優紀は聾者なので聴者のダンスをするのは当初困難だった。
しかし麗奈が練習を手伝ったりしたことで次第にダンスを覚えていく。
Jumping girlsのコーチジュリはそんな優紀のダンスセンスをいち早く見抜き、
次々とメンバーを追い越していく。
当然そういうのを面白くない子にいる訳だが、
その1人サブリーダーの美希は他のメンバーを追い越して
抜擢されていく優紀を面白く思わなかった。
しかも耳が聞こえない事がさらに美希の嫉妬が募っていくのだが、
確かに他のメンバーが次々と抜かれていく事に自らも危機感もそうだけれど、
やはり面白くないという気持ちが大きかった。
それに麗奈の事もあまり快く思っていなかった。
麗奈は何かを隠していると感じていたからだった。
そんなある日優紀は通う学校で聴者とばかりあっている事を
快く思わない事を伝えられ悩む優紀だったが、
優紀は自分のやりたい事を見つけた事を優先する。
これが後々ある事に繋がっていくんだけれど、
そんなある日麗奈が怪我をして現れた。
怪我の理由は自らの不注意と話したが、
本当の理由は別にあった事をこの時メンバーは知らない。
麗奈が欠場する事になったため誰をセンターにするか?
という事になり、センターは何と優紀が抜擢されたのだった。
実際にこれを判断したのは麗奈でもメンバーでもない
コーチのジュリなのでこれに不服があるなら本来ジュリに言わなければならないが、
優紀のダンスセンスをわかっていたから異論できない代わりに
優紀への聾者に対するいじめが始まる。
ダンスの練習をしていても次第に無視され始める
優紀はそれを麗奈に相談しようと向かったが、麗奈は会おうとしなかった。
そんなある日優紀の手帳がメンバーに読まれている事を知った
優紀はそれを取り戻そうとするが、
そこで優紀が書き溜めた手帳がメンバーによって読まれる。
これを優紀は聞こえないのでわからないのだが、
読まれている事だけはわかっている。
そんな中で優紀が書いた一文を読んだ野梨子がその内容を読んで突然泣き出し、
この内容は自分も一緒だったと話した途端周りの空気が変わった。
まあメンバーの中に優紀と同じ経験をした人が野梨子だったという事だったんだよね。
美希のように虐めてしまう方になりやすい人といじめられやすい人とで分れるんだけれど、
そこで優紀の気持ちを1番良く感じていたのが
野梨子だった事を知りメンバーはそれをキッカケに誤解が解かれ、
気持ちが1つになった。
そして運命のダンス大会当日、そこに麗奈が現れある告白を受ける。
その告白とは何だったのだろうか?
そして優紀は母親のその大会で踊るダンスを観てほしいと
密かにお願いするチラシを渡していた。
果たして母親は会場にやってくるのか?
そして優紀は本当にダンスを踊る事ができるのか?
結末は劇場で観てほしいけれど、本当に人は1人じゃない!
必ず理解してくれる人がいるという事描いてくれている内容だった。
特に15歳という難しい年齢の子にとってこれからの将来、
やりたい事を見つけられるかどうかという事もこの作品のポイントとなっている。
優紀もダンスに出会わなければ踊る感動に出会えることはなかっただろうし、
まだやりたい事が見つかっていなかったかもしれない。
そして何より優紀を導いてくれた麗奈が優紀から大切な事を
教えてもらっていた事も大きい。どうして麗奈が手話ができるか?
という事は冒頭では語られていない。
終盤でそれが明かされるのだが、
学校って身近な場所でありながら相手の事を知らなかったりすることは実は少なくない。
優紀の通う学校で何時も接している子が終盤のカギを握っているとは上手く描いている。
そして最後のダンスシーンではみんなの想いが
優紀に伝わり聴こえないはずの音楽が聴こえるのだった。
これは心の音だね。人は時として聴こえない音が聴こえるような感覚になる事があると言われる。
優紀は元々手の動きでリズムを取っていたが、
それが次第に聴こえる感覚になっていったのだろうと感じた。
総評として優紀はダンスに出会って自分のやりたい事をみつけた。
そしてその出会いは自分の良き理解者の出会いでもあった。
それが麗奈であり野梨子であった。
さらに優紀は麗奈への理解者にもなった。
それぞれの理解者に出会った事で嫉妬していたメンバーとも
最後には解りあって一緒にダンス大会で踊る事になった。
目指す先には必ず良き理解者がいる。
そして1人じゃないという事をそこで初めて知る事になるし、
やりたい事に出会えた事でこれからの進む道を見つける事ができたのだと思います。
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海外での映画賞を受賞したとあって是非観てみたいと思って
舞台挨拶の回は残念ながらアルビの試合があったので行けなかったけれど、
1番最初の回で鑑賞する事になった。
舞台は新潟県の南魚沼市という周りが山で囲まれた
自然の中で暮らしていた聾者の少女がダンスに出会って
ダンスチームに入っていじめなどを経てダンス大会に出場するまでを描くわけだけれど、
人は色々な人からキッカケをもらう事がある。
このストーリーはそんなキッカケをもらって
自分のやりたい事を見つけるストーリーでもある。
この作品は先月東日本大震災で被災した方々向けに上映したんだけれど、
色々な理解があれば乗り越えられるという事を教えてくれた作品でもあるし、
1人じゃないというメッセージも込められていたと思う。
そんな1人じゃないと知るまでの過程をレビューしたい。
キャスト
耳の聞こえない少女・高野優紀演じる大場はるか
ダンスチーム「Jumping girls」リーダー・鈴木麗奈演じる普天間みさき
ダンスチーム「Jumping girls」サブリーダー・山原美希演じる梅本静香
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・坂口野梨子演じる上杉まゆみ
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・立花歩演じる兵藤さや
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・岸本美子演じる工藤あゆり
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・新田さくら演じる松本あやか
ダンスチーム「Jumping girls」ダンサー・河井千尋演じる立花あんり
Jumping girlsコーチ 庄田ジュリ演じる池田光咲
鈴木理奈演じる川元みく
麗奈の母演じる小林寧子
優紀のろう学校の先生演じる天川紗織
優紀のろう学校の先生演じる遠藤雅
優紀の母 高野志摩子演じる渡辺真起子
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
ある地方都市に暮らす聾(ろう)者の女子中学生・優紀は、
聴者のダンスチーム【Jumping girls】に加わる。
そのチームのキャプテンである麗奈と優紀は言葉を交わせないながらも、
良きライバルとなり、夏のダンス大会を目指す。
しかし、大会を目前に麗奈は足を怪我し出場できなくなってしまう。
その麗奈のパートを代わりに踊るダンサーに選ばれたのは、なんと新人の優紀だった!
チームメイトの少女たちは、それを面白く思わず、優紀をいじめてしまうのだが…。
優紀は大会に出場することが出来るのか?
チームは結束を取り戻せるのか?
思春期の少女らの繊細な心を描く、青春ハートフルストーリー。
以上あぜみちジャンピンッ!HPより
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして舞台は新潟の自然のどかな南魚沼市、
冬はスキーが盛んな地域だけれど、夏は涼しい自然豊かな地域でもある。
そこに暮らす聾者の少女優紀はある日街を歩いていたら
ダンスミュージックのPVを観てダンスの魅力にハマるところから始まる。
人はあるキッカケで好きになったりすることがあるけれど、
優紀もそれがキッカケでダンスミュージックのPVを買って
見よう見まねに自宅で踊るのだった。
ある日学校の帰り道で優紀はダンスの練習をするダンスチームを見つける。
最初優紀は遠目から彼女たちのダンスを観ていたけれど、
ある日ダンスチームのメンバーの麗奈が優紀にダンス好きなの?と声を掛けるが、
当然優紀にはその声が聞こえず、その場から逃げようとする。
それと制止した麗奈は今度は何処で覚えたのか手話で優紀に話しかける。
それをキッカケに優紀はダンスチームJumping girlsに加わる。
とはいえ優紀は聾者なので聴者のダンスをするのは当初困難だった。
しかし麗奈が練習を手伝ったりしたことで次第にダンスを覚えていく。
Jumping girlsのコーチジュリはそんな優紀のダンスセンスをいち早く見抜き、
次々とメンバーを追い越していく。
当然そういうのを面白くない子にいる訳だが、
その1人サブリーダーの美希は他のメンバーを追い越して
抜擢されていく優紀を面白く思わなかった。
しかも耳が聞こえない事がさらに美希の嫉妬が募っていくのだが、
確かに他のメンバーが次々と抜かれていく事に自らも危機感もそうだけれど、
やはり面白くないという気持ちが大きかった。
それに麗奈の事もあまり快く思っていなかった。
麗奈は何かを隠していると感じていたからだった。
そんなある日優紀は通う学校で聴者とばかりあっている事を
快く思わない事を伝えられ悩む優紀だったが、
優紀は自分のやりたい事を見つけた事を優先する。
これが後々ある事に繋がっていくんだけれど、
そんなある日麗奈が怪我をして現れた。
怪我の理由は自らの不注意と話したが、
本当の理由は別にあった事をこの時メンバーは知らない。
麗奈が欠場する事になったため誰をセンターにするか?
という事になり、センターは何と優紀が抜擢されたのだった。
実際にこれを判断したのは麗奈でもメンバーでもない
コーチのジュリなのでこれに不服があるなら本来ジュリに言わなければならないが、
優紀のダンスセンスをわかっていたから異論できない代わりに
優紀への聾者に対するいじめが始まる。
ダンスの練習をしていても次第に無視され始める
優紀はそれを麗奈に相談しようと向かったが、麗奈は会おうとしなかった。
そんなある日優紀の手帳がメンバーに読まれている事を知った
優紀はそれを取り戻そうとするが、
そこで優紀が書き溜めた手帳がメンバーによって読まれる。
これを優紀は聞こえないのでわからないのだが、
読まれている事だけはわかっている。
そんな中で優紀が書いた一文を読んだ野梨子がその内容を読んで突然泣き出し、
この内容は自分も一緒だったと話した途端周りの空気が変わった。
まあメンバーの中に優紀と同じ経験をした人が野梨子だったという事だったんだよね。
美希のように虐めてしまう方になりやすい人といじめられやすい人とで分れるんだけれど、
そこで優紀の気持ちを1番良く感じていたのが
野梨子だった事を知りメンバーはそれをキッカケに誤解が解かれ、
気持ちが1つになった。
そして運命のダンス大会当日、そこに麗奈が現れある告白を受ける。
その告白とは何だったのだろうか?
そして優紀は母親のその大会で踊るダンスを観てほしいと
密かにお願いするチラシを渡していた。
果たして母親は会場にやってくるのか?
そして優紀は本当にダンスを踊る事ができるのか?
結末は劇場で観てほしいけれど、本当に人は1人じゃない!
必ず理解してくれる人がいるという事描いてくれている内容だった。
特に15歳という難しい年齢の子にとってこれからの将来、
やりたい事を見つけられるかどうかという事もこの作品のポイントとなっている。
優紀もダンスに出会わなければ踊る感動に出会えることはなかっただろうし、
まだやりたい事が見つかっていなかったかもしれない。
そして何より優紀を導いてくれた麗奈が優紀から大切な事を
教えてもらっていた事も大きい。どうして麗奈が手話ができるか?
という事は冒頭では語られていない。
終盤でそれが明かされるのだが、
学校って身近な場所でありながら相手の事を知らなかったりすることは実は少なくない。
優紀の通う学校で何時も接している子が終盤のカギを握っているとは上手く描いている。
そして最後のダンスシーンではみんなの想いが
優紀に伝わり聴こえないはずの音楽が聴こえるのだった。
これは心の音だね。人は時として聴こえない音が聴こえるような感覚になる事があると言われる。
優紀は元々手の動きでリズムを取っていたが、
それが次第に聴こえる感覚になっていったのだろうと感じた。
総評として優紀はダンスに出会って自分のやりたい事をみつけた。
そしてその出会いは自分の良き理解者の出会いでもあった。
それが麗奈であり野梨子であった。
さらに優紀は麗奈への理解者にもなった。
それぞれの理解者に出会った事で嫉妬していたメンバーとも
最後には解りあって一緒にダンス大会で踊る事になった。
目指す先には必ず良き理解者がいる。
そして1人じゃないという事をそこで初めて知る事になるし、
やりたい事に出会えた事でこれからの進む道を見つける事ができたのだと思います。
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