20日東京電力は2011年3月期の連結決算を発表し、

税引き後利益が1兆2473億円の赤字に転落し、

福島第一原発の責任を取って清水正孝社長が退任し、

後任に西沢俊夫常務が昇格し、勝俣恒久会長は当面続投すると発表した。

さらに政府は福島第一原子力発電所の事故による

放射性物質の拡散を予測した「SPEEDI(スピーディ)」の

試算結果が首相らに伝わっていなかった不備が明らかになるなど

次々と後手後手の事実が明らかになっている。

さらに福島県内では小中学校のプール授業を全面中止を決め、

これにより今年の夏は屋外プールだけでなく

海の遊泳も中止がほぼ確実となった。

これで次々と隠された事実が明らかとなり

国民は国内の情報に対する信憑性を疑い始めている。
まず東京電力だけれど1か月で1兆の赤字という事だから

これがこれから1年を考えると今回の赤字の10倍以上赤字額は

覚悟しなければならないという事になるだろう。

ここでは事故の終息させるための費用が殆どだから

賠償金は別扱いで今回は計上されていない。

そうなれば全世界に対する影響を考慮しても

もう東京電力だけで収まる問題じゃないという事は明らかで

政府の原子力政策を進めた責任も含めて国が補償しなければならない事は

確定したようなものだと考えるべきだろう。

ただ問題は様々あり過ぎるので焦点を絞ると、

今回の事故はチェルノブイリより長期化し、

スリーマイルより深刻だという事なので、

果たして何時終息させる事ができるのか?

という例がない以上半年、1年で終わると思えない。

さらに事態を楽観視して考えている東京電力と政府の対応にも大きな不信感があり、

東京電力と政府の責任を何処で確定させるか?

という点については個人的な意見としては

東京電力は安定化できない中で社長交代するではなく、

最低でも安定化してからじゃないのか?

止められないあとは任すでは無責任すぎるし、

道筋がついてからじゃないだろうか?と思う。

そして問題は政府についてだけれど、

菅首相にリーダシップがあると思えないのは大方の見方であるのだが、

誰もが悪い!悪い!という事は正直簡単だ。

ただ悪いなら誰ならよくできるのか?

という意見がなければならないのではないだろうか?と思う。

この局面ではまず菅首相に代わって誰ならこの局面を乗り切れるのか?

という議論が必要なのではないだろうか?と思う。

とはいえもう国会議員の中では私としては正直該当者がいるとは感じないんですよね・・・

それ以上にこの10年間のうち5年で5人も首相が代わるようじゃあ・・・

候補がいなくなるのは当然ではないだろうか。

そう考えると本当に今日本の首相に相応しい人を

議員問わず民間からも推薦する必要があるのではないだろうか?と思う。

まず今日本の首相を誰ならこの局面を乗り切れるのか?

それが今最も議論すべきことなのではないかと思う。

一度日本の全メディアがそれぞれアンケートを実施して

そこで見えてくる国民が日本を託すべき人は誰なのか?

という事が見えてくるのではないだろうかと思う。

そしてこの夏に向けて最も懸念していた事ではあったけれど、

福島県内の屋外プール使用が中止となった。

まあ酪農、農作物が出荷停止なのだから当然と言えば当然だが、

そうなれば海水浴はさらに深刻だという事になる。

言うまでもないけれど、東京電力が汚染水を大量に放流した訳だから

太平洋岸の海水浴なんてもう全滅と考えるべきだろう。

回遊魚にセシウムが含まれている事を踏まえたら今年だけでなく、

数年は海水浴は禁止になるのではないだろうか?

福島県だけでなく、宮城、岩手、青森、茨城、千葉はそうなる可能性が

否定できない事実がある。

そうじゃなくても海岸のがれき撤去で海水浴どころじゃないのだが、

被害がないところでも危険と判断される事になるかもしれないし、

さらに最初から危険と行かない人が多いかもしれないほどだ。

そして東京電力は原子炉の1号機〜4号機まで廃炉を発表したが、

側にある5号機と6号機は使い続けるつもりなのか?

この発表は事態の深刻さを考えると現実的じゃないのではないだろうかと感じる。

スリーマイル原発事故では事故の原子炉以外は

今でも運転しているそうだが、

スリーマイルは水蒸気爆発を起こさなかった事で

建物には大きな損傷がなかった。

しかし今回は1、3,4号機で水蒸気爆発を起こしており、

チェルノブイリ原発事故の事例を考えると

とても10数年以上周辺に近づけるような状況ではないはずだ。

そう考えれば5,6号機も廃炉し、

福島第一原発そのものを廃炉するしかないのではないだろうか?と思う。

その廃炉作業すらスリーマイル原発が事故から32年間廃炉できていない以上

半世紀は廃炉に掛かると考えるべきなのではないだろうか?

チェルノブイリ原発が何十年で廃炉できるか?もあるけれど、

チェルノブイリ原発事故を考えれば、

そこまでかからないとしても少なくてもスリーマイルが

32年で廃炉できないのだからその倍近くは考えるべきだろう。

仮にこの半世紀の間に放射能除去装置を開発できれば別だが

それができなければ福島第一原発周辺は

今後30年以上の一般人の立ち入り禁止を続けるしかないだろう。

それが現実論じゃないだろうか?

そうじゃなくても福島第2原発も廃炉の路線が避けられないのだし、

浜岡原発を止めた事で全国の原発が定期検査後の再起動が難しくなっている。

このまま再起動できなければ8月には全国の7割の原発が止まるという事になるだけに、

替わりの電力を準備するにも簡単にはいかない訳だ。

特に関西電力は4割が原子力で賄われている訳だから

止まったらその4割の電力何処から供給するのだろうか?と思うし、

供給できなければ間違いなく計画停電だけでなく、

大停電の可能性が高まる。

当然工場などは稼働できる訳がない。

いずれは原発廃炉へという路線は強くなるだろうが、

それには原発に替わる電力が必要だという事と、

それを作るための時間が必要だという事だ。

技術が進歩しているので省電力で効率良い機器が

今後数多く開発されるだろうからその為の時間が今後になっていく。

原発についてはすぐには全部止めるのではなく、

段階的に減少させていくべきなのだと思う。

そして未来には原子力を使わない

電力供給できる時代が来る事を望みたいところだ。

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