7日スタートのドラマ「高校生レストラン」を視聴した。

このドラマは過疎化した小さな町おこしで始まった高校生がレストランを開く事になり、

その指導のために故郷に戻った一流料理人が生徒と

激しくぶつかりながらも料理人として料理の指導をしていくストーリーである。

実際に存在する高校レストランをモデルとなっているけれど、

高校生が運営するレストランでもお店を出す以上

真剣にそしてお客に料理を出すという事はどういうことなのかを

熱意を持って指導していく姿には注目したいところだ。
実際に存在する高校生レストランはかなり評判となり町に貢献しているようだけれど、

このドラマでもまた高校生がレストランを運営する事になり

故郷に戻ってきた熱血板前料理人が高校生たちに

料理とはどういうものなのかを教えていく事になる。

高校生が料理を作るとはいえ、実際にお店を出すという事は

調理師免許を持つものが指導し、営業許可を取らなければならない訳だけれど、

食品衛生法など料理を出すという事はその時点で大きな責任を背負っている。

だから高校生の料理だからという理由で料理を出す事は出来ない訳だ。

それを教えるためにその町で育った1人の料理人が

高校生に熱く料理の極意を指導していく。

その姿をレビューしていく事としたい。

キャスト

村木新吾演じる松岡昌宏

村木遥演じる吹石一恵

坂本陽介演じる神木隆之介

米本真衣演じる川島海荷

戸倉正也演じる平田満

岩瀬厚一演じる金田明夫

都甲仁美演じる柴本幸

吉崎文香演じる板谷由夏

村木定俊演じる原田芳雄

岸野宏演じる伊藤英明

他多数のキャストでストーリーが進行する。


ストーリー

銀座の一流料亭の板前・村木新吾は、

幼なじみの町役場職員・岸野宏に頼まれ、

出身地・三重県にある相河高校の臨時教師となる。

岸野は町おこしの一環として“高校生レストラン”をオープンさせようとしており、

新吾は調理指導を頼まれたのだ。

調理クラブの部員は30人ほど。そのなかには実家が定食屋でクラブのなかでも

一目置かれている3年生の坂本陽介や、

彼を慕う2年生の米本真衣らもいた。

新吾が厨房を訪れると、調理クラブの面々は思い思いに

ハンバーグやクレープなどを作っていた。

だが床は汚れ、食材は無駄に使われ、まるで文化祭ノリだ。

それを見た新吾は挨拶もそこそこに、まず陽介の天ぷらにダメ出しをする。

さらに新吾は部員たちを叱りつけた。

「まずは掃除だ。嫌な者は帰っていいが、その代わり明日から来なくていい」

新吾の態度に、生徒たちは次々に出て行ってしまう。

残ったのは陽介と真衣を含む約半数の18人。

そして掃除の後、陽介は新吾に自分の天ぷらがダメな理由を聞く。

新吾の答えは意外なものだった。

「君は左利きだな。包丁も菜箸も右手で使えるようになれ」――。

陽介は考え込むが「なんやしらんけど、あの先生は本物の匂いがする」と、

新吾についていくことを決める。

ある土曜日、オープンに向けたシミュレーションが行われることになった。

新吾が決めたメニューは地元名産の伊勢芋を使った「とろろうどん」。

陽介は新吾の指示通りにダシを作る係に命じられる。

そして、シミュレーション当日。

新吾と部員たちの間に決定的な亀裂が入る出来事が起きる−−!

以上日テレHP高校生レストランより


今回はいきなり新吾が宏に頼まれて高校生レストランを引き受ける事になる所から始まる。

しかもオープンまでわずか1か月という時間しかなく

無理難題から始まった訳だけれど、

プロの料理人が揃って1か月ならともかく、

素人同然の高校生が1か月でレストランをオープンさせるなんて

早い話土台から無茶な話だ。

少なくても準備期間を考慮すれば最低3か月、

普通に半年は置かなければならないだろうね。

そんな中宏が企画した町おこし企画として

高校生レストランがスタートした訳だけれど、

新吾は一応教員免許を持っていたので

高校に赴任する形で高校生に料理を教えるというものだった。

まあ最も高校生がレストランを営業するとなれば放課後しかない訳だからね。

平日は夕方、休日は昼という形になるんだろうね。

しかし新吾が赴任した早々愕然とする。

全く料理する以前の問題だったのだ。

確かに楽しく料理実習をするだけならともかく、

お店に料理を出すという事はこの時点でまだ高校生たちには自覚がなかった。

まあ厳しい料理修行をしてきた新吾にとっては料理人として

料理を作る以前に教える事が多すぎた。

まず厨房だけれど、汚れが目立ち、

いつ掃除をしているのかわからないほど汚れていた。

それをみた新吾はまず掃除から始めさせた。

その中に見込のある人物がいた。

それが坂本陽介だった。

陽介は新吾の姿勢に対して料理人として本物を感じ、

この人は今までと違うと感じたのだった。

その幼馴染みの米本真衣はそんな新吾の姿勢に反発するが、

陽介の言葉を信じる事にした。

しかしその陽介は開口一番利き腕である左ではなく、

右で包丁を持つようにと告げられた。

板前は右で切るのが基本という事もあるようだけれど、

お客の多くは右利きだからという事にあるようだ。

それを受けて陽介は早速右で包丁を握り出すが、

慣れないため苦戦する。

それをみた部員たちは反発するが、

陽介は新吾の言葉を確り受け止めていた。

そんな陽介たちに最初にやらせた事は掃除の次にキュウリを切る事だった。

ここで確り新吾はそれぞれの実力を測っていたのを後で知るんだけれど、

キュウリだけ切る事に対してそれぞれ消化不良に感じた。

しかし役場からシュミレーションで料理を作ってみようという事になり、

早速何の料理を出すのか考慮した新吾はとろろうどんを出す事にした。

まだこの面々では本格的な料理は難しい事もあり、

1番可能性の高い料理を新吾を選択した。

そして新吾の指導の下マネージャーの仁美がそれぞれの役割分担を通達し、

それぞれの持ち場についたが、陽介は新吾の元で料理指導に付き添う事になった。

これは彼だけは他と違うと新吾が見抜いたからだろう。

そしてシュミレーション当日にとろろうどんを出した新吾たちだったが、

そこで新吾はある異変に気付いた。

それはうどんのだしを残していたからだった。

その異変に気付いた新吾は味見をしたら、そこにサバば入っていた。

それは陽介がいれたものじゃなく、部長が入れたものだった。

それに新吾は厳しく叱責した。

しかしシュミレーションに集まった村役場の人たちは高校生だから

という言葉を言った途端新吾は高校生だからこんな料理でいいんですか?

と厳しく問いかけた。

本当にお役所体質の人間はわかっていないよね。

料理を出すという事は1つ間違えばユッケ事件のように

業務上過失致死として立件される可能性だったある訳で、

食中毒を起こしたらどうなるかこの人たちは

一回拘置所で頭を冷やさせなければわからないでしょうね。

それは新吾が激怒するのは当然だと思うし、

お客に料理を出すという事を新吾は陽介たちに教えたかったのだという事だ。

新吾は言葉で伝えるより、行動で伝えるタイプだから言葉で伝える事は上手くない。

でも行動で伝える事は誰よりに上手い。

その事で自分たちが犯した事を自覚した陽介たちは

本当に新吾の指導の下本当の料理を作りたいという気持ちになり、

もう一度確りしただしを作って新吾に味見をしてもらい認めてもらったのだった。

個人的には久しぶりに筋が通るドラマに当たった気がしている。

箱ものを作った役所には作るだけ作って

その先のアイディアはない事を描き、

それを実現させていくのが高校生たちだという事だ。

でも高校生が本格的料理を作るには

それなりの基本が身につかなければならないし

短時間で料理を出さなければならないという事を忘れてはならない。

それでも回転ばかり急ぐ宏は次なる難題で

ある役所が示したメニューを新吾に求める事になる。

果たして新吾はそのメニューを実現させることができるのか?

その料理指導に注目だ。

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