3日Jリーグ第9節が行われ、アルビレックス新潟は

ホーム東北電力ビックスワンでヴィッセル神戸と対戦し、

1対0でFWロペスのボレーが炸裂して

MFヨンチョルの2連続PK失敗を救うゴールで勝利し、

2勝0敗2分勝ち点8得失点差+4で4位に浮上した。

前節ACL組のセレッソ大阪と引き分けた新潟は

この試合で相性の良い神戸に勝つ事ができるかできないかで

今後の流れに左右される大事な試合で

ストライカーロペスが見事なゴールでヨンチョルを救った。
この時期のアルビは殆ど負けた事なく、悪くてもドローという結果を残してきている。

前節のセレッソ大坂戦では強豪相手にアウエーで勝ちに等しいドローとなり、

そして今日は負けられない神戸戦となった訳だけれど、

対神戸戦ではこれまでホームで負けは無く、

非常に相性の良い相手だ。

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昨シーズンはアウエーの神戸戦から勢いに乗って浮上しただけに、

ここから上位争いができるかにかかった一戦で

どれだけ引いた相手に対応して戦えるかがポイントだった。

けが人が多い中でも確り若手がチャンスを掴みかけているそんな試合を振り返りたい。

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アルビレックス新潟のフォーメーションは4−2−3−1

GK東口

DF

右SB藤田 CB鈴木 CB千葉 左SB酒井

MF

ボランチ 三門 本間

右SH木暮 トップ下ミシェウ 左SHヨンチョル

FW ロペス

前節右SHの三門が本来のボランチに、右SHには木暮が入った。

試合は前半は神戸の積極的なミドルシュートが何度も襲うが、

GK東口が冷静なセーブでゴールを許さない。

次第に新潟もリズムを掴みかけてサイドから崩しにかかる。

今季のアルビはマルシオがいた昨シーズンまでと違い

サイド攻撃でどう崩すかが最大のポイントになる。

そこには両SBと両SHがどれだけ突破できるか

というのも今季のポイントになる。

守ってカウンター、攻めてサイド攻撃これが今季のアルビの攻撃のポイントだ。

そしてそのサイド攻撃からチャンスを作り、

前半36分MF木暮の突破がPKとなり、

キッカーはヨンチョル!

しかしこれをヨンチョルが外して前半は0対0で折り返した。

後半開始早々は神戸の攻撃に苦しむシーンが続く、

ここから25分間は完全に神戸ペースで進むが、

後半23分にはGK東口と1対1になるもGK東口が止めて得点を許さない。

ここでベンチはシステムを変える交代を決断した。

MF木暮に代わってFW川又を投入した。

これでシステムは4−2−1−3となる。

GK東口

DF

右SB藤田 CB鈴木 CB千葉 左SB酒井

MF

ボランチ 三門 本間

トップ下ミシェウ

FW

右Wロペス CF川又 左Wヨンチョル

川又を中央に置く事で前線で積極的にボールを奪い、両Wが突破を図る。

トップ下のミシェウがボールを供給する事で両Wにサイド突破専念させた。

ここからリズムを掴み始め、

後半28分MFヨンチョルの繋いだボールを

FWロペスが豪快なボレーを決めて新潟が待望の先制点を叩き出す。

さらに攻撃の手を緩めず、後半35分にはヨンチョルが

再びペナルティエリアで倒され相手DFは2枚目の警告で

退場となり追加点のチャンス!

しかしまたもヨンチョルが外してしまい追加点を奪えない。

この嫌なムードを最後まで守備陣が集中力を切らさずに

新潟がマルシオ不在のホームの試合としては実に3年半ぶりの勝利となり、

FWロペスは4試合で3ゴールの活躍をみせた。

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この試合では守る相手に対してどうやって崩すのかがポイントだった。

これまでの新潟はこういう時になかなか崩せずに

カウンターから失点をするケースが多かったけれど、

GK東口がゴールを許さず何度もピンチを救ってくれた。

今やディフェンスはGK東口を中心に組織的な守備ができているので、

永田が抜けたところに鈴木が入ったが何度もピンチを防ぐディフェンスを見せてくれた。

守備陣を不安視人も多かっただろうけれど、

東口、鈴木らの成長でその不安は解消されたと言ってよいだろう。

個人的な見解として守備陣はそれほど不安視していなかったし、

若手の台頭が1番目立つポジションだ。

ただ問題はマルシオの抜けた攻撃陣をどうするかだった訳で、

ロペス、ミシェウ、ヨンチョルともう1人をどうするか?

というのが最大の課題でもあったけれど、

この試合ではその課題を解消してくれる若手の台頭を確りみた。

この試合では右SHに木暮、途中からFW川又を投入して3トップにした。

これまで期待されながらもなかなか出番が巡ってこなかった2人だが、

今シーズンマルシオが抜けた事でチャンスが大きく広がった。

特に川又については今シーズンのスローガンである

スピード&アグレッシブの言葉通り積極的に前線を走り回った。

泥臭いプレーが彼の持ち味だが、

まだまだポストプレーや突破力には粗削りな部分があるものの

大きく可能性を感じさせてくれるプレーをしている。

木暮もようやくフィジカル面が強くなり突破力と展開力を発揮し始めている。

この2人が今後アルビの攻撃陣のカギを握る事になるだろうし、

2人の成長がアルビを上位進出のカギになるだろうと私は感じている。

ロペスの豪快なボレーだけれど、やはり評判通りの選手だった。

両足からのミドルシュートが得意という事だったけれど、

フィジカルが強く、献身的な守備もする。

これは今季加入したサントスコーチが日本のサッカーを

徹底的に教え込んでいる成果なので、

日本を良く知る外国人コーチの存在が

ロペスをこれだけ早く日本のサッカーに適合させたと言って良いだろう。

ヨンチョルの2度のPK失敗は痛かったが、それを救ったのがロペスと東口だった。

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次節はアウエーで大宮との対戦だが、これまた守備的な相手になる。

昨シーズンは2戦ドローに終わったが、

今シーズンは確り勝ち点3を獲得してさらに上位争いに加われるようにしたいところだ。

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