２３日Ｊリーグ１１第２節より中断していたリーグ戦が再開された。

Ｊリーグ１１第７節が各地で行われ、

大きな被災を受けたベガルタ仙台はアウエー等々力陸上競技場で

川崎フロンターレと対戦し、

１対２でベガルタ仙台がＭＦ太田のゴールとＤＦ鎌田の決勝ヘッドで勝利し

仙台のサポーターに奉げる勝ち点３を獲得した。

試合は前半から互角の展開だったが、

前半３５分に川崎がＤＦ田中のゴールが決まり前半は川崎リードで折り返す。

後半仙台はチャンスらしいチャンスを作れず迎えた後半２７分

ＭＦ太田のゴールで同点に追いつくと、

後半４２分ＣＫからＤＦ鎌田が決めて逆転し

仙台が逆転勝ちで被災地の仙台に勝利を奉げた。

その他鹿島アントラーズは横浜Ｆ・マリノスと対戦し

０対３の大敗で敗れる波乱があった。

これでＪリーグが再開しそれぞれのクラブが

地域の象徴として日本の為に闘い抜く。
いよいよＪリーグが再開したけれど、

本当に各クラブとも苦しい１か月半だったと思う。

それぞれのクラブが経営で苦しい中で更なる大震災が襲い、

今季の多くのクラブが赤字に転落するかもしれない。

でもそんな時だからこそクラブが選手たちが

そしてサポーターがそれぞれ何ができるのか？

という事を考えさせてくれたし、

やはり地域にとってそれぞれのクラブは

地域の象徴である事を再認識したＪリーグ再開だという事だ。

特に仙台は今だに復興どころか新幹線すら不通の中で

等々力に２５００人ものサポーターが駆けつけた。

サポーターができる事はチームを支える事であり、

支えるチームが勝つ事で元気を与えるという事に繋がるという事だ。

この試合は仙台にとって厳しいアウエー戦になるはずだったけれど、

仙台サポーターの中には亡くなられた人たちの分まで

背負って戦うという気持ちが選手たちにあった。

マルキーニョスが退団し苦しい戦力事情をサポーターが後押ししてカバーした。

この勝利はただの勝ち点３ではなく、

全ての仙台サポーターに奉げる勝利だった。

次ぎはホームユアテックスタジアム仙台で浦和レッズと対戦するが、

浦和レッズは遠征に当たり支援物資を届ける事になっている。

仙台へ遠征する事そのものが相当困難だけれど、

それでも試合とは別にサポートしたいという各チームの気持ちが

これからどんどん届けられる事になるだろう。

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