1月29日から新潟で公開された映画「うまれる」を鑑賞した。
この映画は4人の夫婦に焦点を宛てて描いた
ドキュメンタリーで妊娠から出産までの過程を描くにあたり
それぞれの夫婦が選んだ受け入れた
妊娠から出産までのあり方が描かれている。
私たちは誰もが通る道であるんだけれど、
どのような過程を経ても私たちは使命を持って生まれ、
そして愛されて生まれてきた事を最後で感じて涙する事だろう。
この映画は4人の夫婦に焦点を宛てて描いた
ドキュメンタリーで妊娠から出産までの過程を描くにあたり
それぞれの夫婦が選んだ受け入れた
妊娠から出産までのあり方が描かれている。
私たちは誰もが通る道であるんだけれど、
どのような過程を経ても私たちは使命を持って生まれ、
そして愛されて生まれてきた事を最後で感じて涙する事だろう。
この映画の存在を知ったのはもう1年半前になるんだけれど、
私のようなTwitterを始めたばかりの
小さな存在であるTwitterに@umareruのオフィシャルTwiiterから
フォローされた事で知った映画でした。
それ以来この映画の公開を楽しみにしていたんですけれど、
元々規模の小さな公開だった事もあり
なかなか新潟で公開されてくる順番が
回ってこない中でようやく新潟でも
公開され観るチャンスがあり観てきました。
4組みの夫婦がそれぞれの子供に対する
愛し方と受け入れ方が描かれる訳ですけれど、
この映画はノンフィクションであり、
実際の夫婦4組がそれぞれの受け入れ方をしていく。
日本では戦後医療の進歩により
出産は世界でも安全に出産できる国になったけれど、
それでも年間十数ケースの出産による妊婦の死亡があり、
出産は本来命がけのものだという事を改めて認識するし、
何よりどんな人も使命を持って生まれ、
そして愛されて生まれてきた事を感じる事になる。
その4組のそれぞれの出産と受け入れ方を
レビューしていきたいと思う。
ストーリーについてはドキュメンタリーという事もあり
4組の夫婦がそれぞれ描かれる前に
3歳までの子供たちが胎内記憶について
話すシーンがあるんだけれど、
生命が宿る時から私たちは母親のおなかの中で
生まれている訳であり、その時点で生きている事になる。
その中で私たちが大人になると
忘れてしまう胎内記録が3歳頃まで残っているのは
赤ちゃんでも記憶が残るが証明されているし、
胎教によって子供の成長に影響があると
言われる事もある意味納得してしまう
冒頭のシーンから始まり、
最初に登場するカップルが
伴真和さん31歳妻まどかさん31歳の夫婦で
ストーリーのメインはこの伴さん夫婦がメインとなるんだけれど、
伴さん夫婦にとって待望の第1子の妊娠であり
生まれてくる我が子を楽しみな反面、
過去に両親の離婚と虐待の経験から親になる事を戸惑う。
確かに過去に虐待を経験した人が親になると
その子を虐待してしまうケースもあり、
子供の愛し方、接し方について悩む事は少なくないと思う。
その葛藤と出産まで描かれていく事になる。
そして夫の真和さんも両親の不仲で
妻のまどかさんと出会うまで結婚したいとも
子供をほしいとも思わなかったそうだ。
その心境の変化は次第に変わっていくんだけれど、
ここで次の登場した夫婦は
松本哲さん40歳、直子さん41歳の夫婦、
2人の間に誕生した子供虎大ちゃんは
18トリソミーという障害を持って生まれてきた。
この18トリソミーは染色体異常による重い障がいで、
うまれること自体が難しく、
うまれても90%の子どもが1年以内に亡くなる。
に対する治療法がなく、
わずかな命の中で松本さん夫婦は
この病気を受け入れ子育てする姿が描かれている。
松本さん夫婦は生まれる前に
18トリソミーの可能性を医師から知らされていた。
その中で産むか産まないかという選択が
松本さん夫婦に迫られたけれど、
松本さん夫婦は迷わず産む事を決意した。
この病気は通常1年以内に亡くなるとされる病気だけれど、
その病気を受け入れた事には医師の一言があった。
生まれてきた子供は松本さん夫婦を選んで
生まれてきてそれが余命1年しかなかった
という事だったという受け止め方を
松本さん夫婦に解いている。
確かに私たちは親は選べないものだと思っているけれど、
実は生まれる前に親を選べるのかもしれない。
元々私たち人は意識によって生きている訳でもあるけれど、
その意識はどこからやってくるのか?
というのは実際にわからない。
それでも生まれる前から
この松本さん夫婦を選んで生まれてきた
虎大ちゃんはわずかな命の中で
松本さん夫婦に愛されて生きている。
1年以上生きた奇跡もあるけれど、
わずかな命でも受け入れる事はどこかで
愛するからこそ受け入れて上げる事が
虎大ちゃんを愛しておくる日が来る事に繋がるのだと思う。
誰もが愛されて生まれてきた訳で
どんな子供でもそれは2人の子供である事を
受け入れる1つのシーンだった。
そして3番目の夫婦は関根雅さん32歳麻紀さん31歳の夫婦は
出産日当日に突然おなかの子供を亡くした。
亡くなった赤ちゃんは女の子で名前に
「椿」とつけて見送ったものの、
その現実を受け止める事ができない日々が
続きその事が語られる。
誰もがそのまま生きて生まれてくるものだと思うけれど、
3,4か月で流産する事もあれば、
途中で死産してしまう事もある。
その中で出産日当日に突然亡くなった
関根さん夫婦の悲しみは相当深いものがあった。
そうですよね。
実際に出産当日に生まれてくるはずだった
赤ちゃんが亡くなるなんて思いたくない現実です。
それを受け止める事がなかなかできる事じゃなし、
それなりの時間が必要にもなる。
当面は子供を作る事を止めて亡くなった
「椿」の事を想う日々を送った。
その中で関根さん夫婦に
「わたしがあなたを選びました」
という本の著者である産婦人科医、
鮫島浩二との出会いが2人を救う事になる。
命はおなかにいた10か月だったけれど、
確かにそこで娘の「椿」が生きた事は間違いない事実であり、
「椿」のためにも次の子供を迎えて上げたい
という気持ちになるまでが描かれている。
関根さん夫婦はその後第2子となる
子供を授かり前向きになっていく姿が最後にあった。
そして最後の東陽さん50歳東陽子さん47歳の夫婦は
陽子さんの9年間に及ぶ不妊治療の末に
子供のいない人生を受け入れた。
誰もが妊娠すると思っていた中で
妊娠できない夫婦のいるのが現実であり、
その夫婦はどのような気持ちで
その人生を受け入れるのか?という部分が描かれている。
確かに今の世の中晩婚化が進み出産の高齢出産となり、
子供を授かれない経済状況だったり、授かれない夫婦もいる。
子供のいない人生については
子供のいない人にはこれから迫る問題なんだけれど、
やはり晩婚化が進んだことで夫婦にはなっても
子供のいない人生を送る事になる可能性はあり得る。
私も結婚していないので子供のいない人生を
送る可能性が高いけれど、
女性の場合は例え結婚していなくても
体外受精によって母親になる事ができる時代でもあり、
父親がいなくても母親にはなれる。
体外受精による治療をしても妊娠できないケースも少なくなく、
その夫婦にとってそれを受け入れるか
受け入れられないかの選択肢を迫られる。
東さん夫婦が選んだのは子供のいない人生だったけれど、
その中で卵子を冷凍保存で残した事で
それでも子供のいる人生を諦めていない
気持ちが残っている事を感じた。
女性である以上子供を産みたいと思う気持ちは本能であり、
それが叶わなくてもその気持ちは忘れられないものだと思う。
結婚していない人にとっては
子供のいない人生についてどう考えていくかを
考えさせられる問題であり、
私自身もそれを受け止め生きていく
気持ちが必要なのだと感じた。
そして伴さん夫婦は色々な出産の日を迎える事になり
妻のまどかさんの陣痛が始まる。
夫の真和さんはまどかさんに付き添い出産に備える。
そして2人に待望の第1子となる女の子が誕生し、
2人でへその緒を切るのだった。
このシーンは本当に私たちはこうして生まれてきた事を
実感するシーンだったし感動するシーンですよね。
出産は命がけだけれど、
生まれた時の感動は人生で代えがたい
出来事なのだと感じました。
そして父親になった真和さんは父親になった
気持ちがここで受け止める事ができるんだけれど、
やはり出産は妻だけでなく、
夫も側にいるだけで力になれるのだという事を感じます。
この結末までは劇場で是非観てほしいと思います。
総評として私たちは必ずこの道を通って生まれてくる。
生まれてくるにあたり私たちは使命を持って生まれ、
そして愛されて生まれてくる事を誰もが
経験している事をこの映画で改めて感じる事ができると思います。
虐待された経験、両親が不仲で愛された経験が
乏しい人たちにとって生まれてくる子供は
皆その親を選んで生まれ、
そして愛されて生まれてくるのだという事を
改めて感じてほしいし、
そしてこれから生まれてくる子供を愛したいと思える映画です。
それぞれの命に運命はありますけれど、
それも運命として受け入れる事で
その運命の中で愛する事の大切さも解いていますし、
どんな経緯を経ても私たちは使命を持って
愛されて生まれてきた事を感じる毎日を送りたいですね。
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うまれる かけがえのない、あなたへ
著者:豪田 トモ
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フォローされた事で知った映画でした。
それ以来この映画の公開を楽しみにしていたんですけれど、
元々規模の小さな公開だった事もあり
なかなか新潟で公開されてくる順番が
回ってこない中でようやく新潟でも
公開され観るチャンスがあり観てきました。
4組みの夫婦がそれぞれの子供に対する
愛し方と受け入れ方が描かれる訳ですけれど、
この映画はノンフィクションであり、
実際の夫婦4組がそれぞれの受け入れ方をしていく。
日本では戦後医療の進歩により
出産は世界でも安全に出産できる国になったけれど、
それでも年間十数ケースの出産による妊婦の死亡があり、
出産は本来命がけのものだという事を改めて認識するし、
何よりどんな人も使命を持って生まれ、
そして愛されて生まれてきた事を感じる事になる。
その4組のそれぞれの出産と受け入れ方を
レビューしていきたいと思う。
ストーリーについてはドキュメンタリーという事もあり
4組の夫婦がそれぞれ描かれる前に
3歳までの子供たちが胎内記憶について
話すシーンがあるんだけれど、
生命が宿る時から私たちは母親のおなかの中で
生まれている訳であり、その時点で生きている事になる。
その中で私たちが大人になると
忘れてしまう胎内記録が3歳頃まで残っているのは
赤ちゃんでも記憶が残るが証明されているし、
胎教によって子供の成長に影響があると
言われる事もある意味納得してしまう
冒頭のシーンから始まり、
最初に登場するカップルが
伴真和さん31歳妻まどかさん31歳の夫婦で
ストーリーのメインはこの伴さん夫婦がメインとなるんだけれど、
伴さん夫婦にとって待望の第1子の妊娠であり
生まれてくる我が子を楽しみな反面、
過去に両親の離婚と虐待の経験から親になる事を戸惑う。
確かに過去に虐待を経験した人が親になると
その子を虐待してしまうケースもあり、
子供の愛し方、接し方について悩む事は少なくないと思う。
その葛藤と出産まで描かれていく事になる。
そして夫の真和さんも両親の不仲で
妻のまどかさんと出会うまで結婚したいとも
子供をほしいとも思わなかったそうだ。
その心境の変化は次第に変わっていくんだけれど、
ここで次の登場した夫婦は
松本哲さん40歳、直子さん41歳の夫婦、
2人の間に誕生した子供虎大ちゃんは
18トリソミーという障害を持って生まれてきた。
この18トリソミーは染色体異常による重い障がいで、
うまれること自体が難しく、
うまれても90%の子どもが1年以内に亡くなる。
に対する治療法がなく、
わずかな命の中で松本さん夫婦は
この病気を受け入れ子育てする姿が描かれている。
松本さん夫婦は生まれる前に
18トリソミーの可能性を医師から知らされていた。
その中で産むか産まないかという選択が
松本さん夫婦に迫られたけれど、
松本さん夫婦は迷わず産む事を決意した。
この病気は通常1年以内に亡くなるとされる病気だけれど、
その病気を受け入れた事には医師の一言があった。
生まれてきた子供は松本さん夫婦を選んで
生まれてきてそれが余命1年しかなかった
という事だったという受け止め方を
松本さん夫婦に解いている。
確かに私たちは親は選べないものだと思っているけれど、
実は生まれる前に親を選べるのかもしれない。
元々私たち人は意識によって生きている訳でもあるけれど、
その意識はどこからやってくるのか?
というのは実際にわからない。
それでも生まれる前から
この松本さん夫婦を選んで生まれてきた
虎大ちゃんはわずかな命の中で
松本さん夫婦に愛されて生きている。
1年以上生きた奇跡もあるけれど、
わずかな命でも受け入れる事はどこかで
愛するからこそ受け入れて上げる事が
虎大ちゃんを愛しておくる日が来る事に繋がるのだと思う。
誰もが愛されて生まれてきた訳で
どんな子供でもそれは2人の子供である事を
受け入れる1つのシーンだった。
そして3番目の夫婦は関根雅さん32歳麻紀さん31歳の夫婦は
出産日当日に突然おなかの子供を亡くした。
亡くなった赤ちゃんは女の子で名前に
「椿」とつけて見送ったものの、
その現実を受け止める事ができない日々が
続きその事が語られる。
誰もがそのまま生きて生まれてくるものだと思うけれど、
3,4か月で流産する事もあれば、
途中で死産してしまう事もある。
その中で出産日当日に突然亡くなった
関根さん夫婦の悲しみは相当深いものがあった。
そうですよね。
実際に出産当日に生まれてくるはずだった
赤ちゃんが亡くなるなんて思いたくない現実です。
それを受け止める事がなかなかできる事じゃなし、
それなりの時間が必要にもなる。
当面は子供を作る事を止めて亡くなった
「椿」の事を想う日々を送った。
その中で関根さん夫婦に
「わたしがあなたを選びました」
という本の著者である産婦人科医、
鮫島浩二との出会いが2人を救う事になる。
命はおなかにいた10か月だったけれど、
確かにそこで娘の「椿」が生きた事は間違いない事実であり、
「椿」のためにも次の子供を迎えて上げたい
という気持ちになるまでが描かれている。
関根さん夫婦はその後第2子となる
子供を授かり前向きになっていく姿が最後にあった。
そして最後の東陽さん50歳東陽子さん47歳の夫婦は
陽子さんの9年間に及ぶ不妊治療の末に
子供のいない人生を受け入れた。
誰もが妊娠すると思っていた中で
妊娠できない夫婦のいるのが現実であり、
その夫婦はどのような気持ちで
その人生を受け入れるのか?という部分が描かれている。
確かに今の世の中晩婚化が進み出産の高齢出産となり、
子供を授かれない経済状況だったり、授かれない夫婦もいる。
子供のいない人生については
子供のいない人にはこれから迫る問題なんだけれど、
やはり晩婚化が進んだことで夫婦にはなっても
子供のいない人生を送る事になる可能性はあり得る。
私も結婚していないので子供のいない人生を
送る可能性が高いけれど、
女性の場合は例え結婚していなくても
体外受精によって母親になる事ができる時代でもあり、
父親がいなくても母親にはなれる。
体外受精による治療をしても妊娠できないケースも少なくなく、
その夫婦にとってそれを受け入れるか
受け入れられないかの選択肢を迫られる。
東さん夫婦が選んだのは子供のいない人生だったけれど、
その中で卵子を冷凍保存で残した事で
それでも子供のいる人生を諦めていない
気持ちが残っている事を感じた。
女性である以上子供を産みたいと思う気持ちは本能であり、
それが叶わなくてもその気持ちは忘れられないものだと思う。
結婚していない人にとっては
子供のいない人生についてどう考えていくかを
考えさせられる問題であり、
私自身もそれを受け止め生きていく
気持ちが必要なのだと感じた。
そして伴さん夫婦は色々な出産の日を迎える事になり
妻のまどかさんの陣痛が始まる。
夫の真和さんはまどかさんに付き添い出産に備える。
そして2人に待望の第1子となる女の子が誕生し、
2人でへその緒を切るのだった。
このシーンは本当に私たちはこうして生まれてきた事を
実感するシーンだったし感動するシーンですよね。
出産は命がけだけれど、
生まれた時の感動は人生で代えがたい
出来事なのだと感じました。
そして父親になった真和さんは父親になった
気持ちがここで受け止める事ができるんだけれど、
やはり出産は妻だけでなく、
夫も側にいるだけで力になれるのだという事を感じます。
この結末までは劇場で是非観てほしいと思います。
総評として私たちは必ずこの道を通って生まれてくる。
生まれてくるにあたり私たちは使命を持って生まれ、
そして愛されて生まれてくる事を誰もが
経験している事をこの映画で改めて感じる事ができると思います。
虐待された経験、両親が不仲で愛された経験が
乏しい人たちにとって生まれてくる子供は
皆その親を選んで生まれ、
そして愛されて生まれてくるのだという事を
改めて感じてほしいし、
そしてこれから生まれてくる子供を愛したいと思える映画です。
それぞれの命に運命はありますけれど、
それも運命として受け入れる事で
その運命の中で愛する事の大切さも解いていますし、
どんな経緯を経ても私たちは使命を持って
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