29日サッカーアジアカップ決勝日本対オーストラリア戦が

カタール・カリファ競技場行われ、

1対0で延長後半途中出場のFW李のボレーが炸裂し

2大会ぶり4度目のアジア王者に輝いた。

試合は前半からオーストラリアのロングボールと

クロスからの空中戦に苦しむ展開で

日本を思うように攻撃ができず前半を折り返した。

後半日本もチャンスを作るもMF岡崎のヘッドが外れ

日本はオーストラリアの猛攻に耐える時間が続くと

ザック秘伝の3−4−3にして空中戦に対応し

再三のピンチをGK川島のファインセーブで守り切り

90分で決着がつかず延長戦に突入し、

延長前半もオーストラリアの空中戦に苦しんだものの

延長後半4分DF長友のクロスを

FW李のボレーが炸裂し待望の勝ち越しゴールを上げた。

その後日本はラストプレーでオーストラリアに

FKを与える絶体絶命のピンチも

全員で守り切り日本が2大会ぶり4度目のアジア王者に輝いた。

これで日本代表は4度目のアジア王者で

コンフェデレーションズ・カップ出場権を獲得し

南米選手権へアジア王者として挑戦する。
苦しんで苦しんで耐え抜いた先に待っていたドーハの歓喜は

18年間日本が抱えてきたドーハの悲劇の呪いを振り払う優勝となった。

これだけ因縁の地でここまで戦えるとは正直思っていなかったけれど、

やはりこれまでと違いイタリア強豪を率いた

ザックの采配がここまで見事にチームを良い方向へ

導いた事が大きいし何より選手たちを最後まで信じて起用した事が

4度目のアジア王者へ導いた。

最後の最後でザック秘伝の3−4−3システムを発動し

オーストラリアの高さに対応させると

延長戦ではその3−4−3システムによって

サイドハーフに上がった長友のクロスに

途中出場の李が決めるという

まさに監督の采配が見事に決まった展開だった。

そんなドーハの歓喜を振り返りたい。

ザックジャパンのフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB内田 CB吉田 CB今野 左SB長友

MF

ボランチ長谷部 遠藤

右MF藤本 トップ下本田 左MF岡崎

FW前田

香川の離脱で藤本が入り、吉田が出場停止明けで出場した。

試合は日本がオーストラリアの高さを活かした

ロングボールとクロスに苦しみ思うような攻撃ができない。

まあ高さでは完全にオーストラリアが上な事は承知しているけれど、

ザックの母国イタリアも高さある選手ばかりで

DFを構成していない事も少なくなかったから

高さよりもカバーリングとゾーンディフェンスで

相手を自由にさせない事で対処し続けた。

前半は日本が思うような攻撃ができず折り返した。

後半オーストラリアのロングボールとクロスのパターンを

跳ね返し続けるがザックはここで

高さにこのままじゃあ耐えられないと判断し

ついにザック秘伝システムである

3−4−3(3−4−2−1)に

チェンジしMF藤本を下げてDF岩政を入れた。

この時のシステムは

GK川島

DF

CB岩政 CB吉田 CB今野

右SH内田 ボランチ長谷部 遠藤 左SH長友

FW

右W岡崎 CF前田 左W本田


内田と長友をサイドハーフに上げる事で受け身のクロスではなく

クロスを防ぐために両ハーフに上げる事で攻守のバランスを保った。

これで日本は時よりサイドから崩しにかかるが

なかなかオーストラリアのゴールを破れない。

そんな中GK川島が再三の大ピンチを防ぎ

90分間耐え抜き延長戦に突入した。

延長戦ではCF前田に代えて李を投入した。

前田はチームで1トップをやっておらず

やはり中央に対する戦術理解度がある

李の投入で李を中央にポジションを置いた。

そして延長後半4分にDF長友のクロスを

FW李が見事なボレーシュートが突き刺さり待望の先取点を上げた。

そして日本はこのまま守らず最後までゴールを目指し続けた。

そして最後のFKを全員で防ぎ切り

日本はドーハの悲劇からドーハの歓喜に変える

4度目のアジア王者に輝いた。

本当に見事な戦いだった。

アジア最強のオーストラリア相手に一歩も譲らない戦いに

選手たちは試合を重ねた成果を確りみせてくれた。

香川の離脱という大きなショックも

ザックは控え選手を信じるという言葉でチームを1つに纏めた。

ザックはとにかく1人の選手に頼らないサッカーを続けた。

ゆえに控え選手にも出場機会を与え

決勝まで岩政も藤本も李も必ず1試合の出場があった。

これまでの歴代監督なら使う選手が限られ

幅広い起用がなかったかもしれない。

しかしザックはそれを見事にやってのけた。

日本はトルシエ以降若手を育成してこなかった事で世代交代が遅れた。

しかしこの大会では若手選手を積極的に起用し

その可能性を引き出した事で新たなる戦力の可能性をみせてくれた。

特に香川という本田と並ぶ攻撃のキーマンを欠いても藤本が出場し、

状況判断でシステムを変更するというのは前監督では有り得なかった。

それだけセリエAの強豪を率いたからこそ

そういう采配ができるのだろうし、

元々未完成のチームには適任な監督ともいう感じがあるので

今の日本はとにかく成長過程の中にある。

香川が離脱してもそれに代わる選手をこれから発掘すれば良いし、

私たちの目とは違う選手が選ばれる可能性もある。

この大会の反省点はとにかく準備不足だったことについては

次のオーストラリア大会で十分反省してほしいところだが、

そんな中でもアジア王者に導いたザックは

本当に見事な指揮官だ。

これで日本はアジア王者として南米選手権と

ココンフェデレーションズ・カップに出場する。

2大会ぶりのコンフェデレーションズ・カップに出場できるのは大きいし、

11年ぶりに出場する南米選手権で

どれだけ南米のチーム相手に戦えるのか?

本当の意味で試される。

とにかく選手たちにはおめでとうと言いたいし、

MVPに輝いた本田選手はゴールこそ1ゴールだったけれど、

トップ下として見事なパスでチャンスを演出し、

そしてアシストし続けた。

もちろんここにゴールがあれば良かったと思うけれど、

ゴールだけじゃない本田の凄さをみたアジア杯だった。

そしてGK川島の再三にわたるセーブは本当に凄かった。

これから再び欧州リーグの選手たちは

それぞれ戦いの場に戻るけれど更なる成長を期待したいし

成長して次の南米選手権を戦おう!

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