25日サッカーアジアカップ準決勝日本対韓国戦が

カタール・アルガラファ競技場行われ、

2対2で延長戦でも決着がつかずPK戦に持ち込まれ、

PK戦でGK川島の2つのセーブで3対0で勝利し

2大会ぶりの決勝進出を果たした。

試合は前半から韓国の高さに対して日本が跳ね返す

という展開で迎えた前半22分DF今野のファイルでPKを献上し、

これをMF奇誠庸が決めて韓国が先制する。

しかし日本も次第にサイド攻撃から

前半36分DF長友のクロスをFW前田が決めて同点で前半を折り返した。

後半日本は韓国のパワープレーに苦しみ次第に韓国の長い攻撃が続く、

両チームとも決め手を欠いて延長戦に突入した

延長前半8分にMF岡崎がPKを獲得し、

これをMF本田が蹴るもGKに止められたが

これをMF細貝が押し込み勝ち越しゴールを上げた。

その後日本はディフェンスを固め逃げ切りを図るが、

延長後半14分韓国はセットプレーからDF黄載元に

ゴールを決められ同点のままPK戦に持ち込まれたが、

1本目で日本はMF本田が決めて勢いを得ると

GK川島が2人連続で止めて日本は2人目岡崎が決めて、

3人目長友が外すも韓国は3人目も外し、

4人目の今野が決めて日本が2大会ぶりの決勝進出を果たした。

これで日本は決勝でオーストラリアとウズベキスタンとの

勝者と優勝を掛けて戦う。
まさに死闘の戦いだった。

両チームとも持ち味を出し切った試合だったし、

両チームともに健闘を称えあった試合だった。

公式スコアは2対2のドローだけれど、

決着をつけるためにはPK戦という事になるが、

1人目の本田が確り決めた事で日本は完全にムードが盛り上がり、

GK川島が確り2人を止めた。

その激闘を振り返りたい。

日本のフォーメーションは4−2−3−1

GK川島

DF

右SB内田 CB岩政 CB今野 左SB長友

MF

ボランチ長谷部 遠藤

右MF岡崎 トップ下本田 左MF香川

FW前田

川島と出場停止明けの内田が戻り、吉田の出場停止を岩政が入り始まった。

試合は韓国は延長戦を戦った影響もあり

試合当初はそれほどロングボールを入れてこない。

そんな中日本は積極的に仕掛けてCKからチャンスを作るも

GKに阻まれ得点できない。

そんな前半22分日本はDF今野がファウルでPKを与え、

これをMF奇誠庸に決められ不意な形で先制を許した。

これはGK川島は仕方ないけれど、

悪質でも何でもないプレーでPKを与える主審だっただけに

ファイルが多くなった試合となった。

その後日本もペースを掴み戻し、

前半36分カウンターからDF長友のクロスを

FW前田が決めて日本は同点に追いついた。

このシーンはMF本田の絶妙のパスで

DF長友に繋がった事で完全に韓国ディフェンスを崩したシーンだった。

このまま前半は終了し、

後半は韓国が積極的な攻撃カードを切った事で

日本は守勢に回る時間が増えた。

日本も運動量が落ちた事でボールを拾えなくなり、

韓国のキープ時間が長くなった。

この試合は交代枠をどう使うか問題だったけれど、

韓国は積極的な攻撃カードを切ったのに対して

日本は相手の様子を見ながら延長戦を見据えた交代となった。

確かに素早く交代する事でバランスを崩す可能性がある訳で、

ここでバランスを崩さないためにも相手も出方を観たというところだし、

延長戦があると考えればこの采配は間違っていない。

結局90分で決着がつかず延長戦に突入した

延長前半8分にMF岡崎がPKを獲得し、

これをMF本田が蹴るも止められたが

これをMF細貝が決めて勝ち越しとなった。

これでザックはFW前田を下げて

DF伊野波を投入しカテナチオで逃げ切りを図った。

この時のフォーメーションは5−3−2と

CBを3枚にアンカーを含むトリプルボランチにして対応した。

FWはキープ力ある本田とスピードのある岡崎を残す布陣だ。

逃げ切りの体制としてはカウンター攻撃ができる体制を備え

攻撃の時は本田と岡崎ともう1人飛び出すだけの

3人攻撃でゴールを目指した。

このまま逃げ切れそうだった

延長後半14分に韓国はFKからDF黄載元に決められ

痛恨の同点ゴールを許し日本は逃げ切れず

試合はPK戦に持ち込まれた。

ここで1番の掛けは本田を蹴らすかどうかだった。

しかしザックは本田の強運と信頼に掛けた。

結果本田はその信頼に応え見事に1人目の大役は果たした。

これでムードに乗った日本はGK川島が

2人連続セーブで優位に立ち3人目も外した韓国は

最後は4人目今野が決めて日本が2大会ぶりの決勝進出を果たした。

事実上の決勝戦みたいな試合だったけれど、

本当に歴史に残る激戦だった。

日本も前線4人の連携した攻撃が見事に決まると、

リズムを掴み、韓国も持ち味にフィジカルを活かしたサッカーを展開した。

ここ5年勝利していなかったけれど、

それは監督が代わった事で再び日本は実力を発揮する

サッカーを展開できるようになった。

攻撃面、守備面ともセリエAの強豪を指揮した

実績と経験が試合を重ねる事にザックの考える

サッカーを体現し始めてきた。

1試合1試合重ねる事に選手たちはザックを理解し、

そして尊敬の念を抱き、選手たちは成長し続けた。

ぶっつけ本番から始まり、最初はどうなるかと思ったけれど、

それを確りした指導の下で選手たちは

実力以上の力を発揮するようになった。

本田も香川も最初は共存できないかもしれないと思われたけれど、

対話により共存の道を確り見つけた。

本田も得点こそPKの1点だけれど、

随所に見せるパスの精度は本当にワールドクラス!

得点を取るばかりがMFじゃないし、

司令塔として大きく日本の勝利に貢献した。

香川もチームに馴染んできた事で

ブンデスリーガーでの実力を見せ始めた。

そこに海外で経験を積んだ内田、長友、川島が入った事で

日本は今まで以上の力を出せるようになった。

特に前半36分の攻撃は見事だった。

あれほどサイドからのクロスでFWが得点を決めるシーンは

最近の日本代表では観る事がなかっただけに圧巻だった。

そしてこの試合では韓国の闘争心に負けることなく対抗した事だ。

これまではどうしてもメンタル面で下回り

その点で常に遅れを取ってきたけれど、

この試合では海外で経験を積み、

中東の地でアウエーの洗礼を浴びてきた事で

次第にメンタル面が強くなった。

もうこのメンバーなら決勝はオーストラリアでも

ウズベキスタンでも勝てると確信した試合だった。

次はいよいよ2年ぶりのアジア杯制覇!

そしてコンフェデレーションズ・カップ出場権を掛けて戦う。

アジア王者として7月の南米選手権に出場しよう!

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