最初の１０年が露出が少なく音楽制作に専念し続けた１０年だとしたら、

これからの１０年はライブ活動など積極的に表に出て活動する

活発な１０年になるだろうと思う。

テレビに登場するようになったのは

ここ数年なのであまり表に出るアーティストじゃなかったのは

事務所の方針も大きかったが、

表に出るようになってからはテレビにラジオに

そしてイベントに積極的な姿を観られるようになった。

やはりライブ活動などを通じて積極的に表に出る事で

ファンの声を聴けるからと言うのもあるだろうけれど、

それはファンにとっては嬉しい限りだ。

今回はベストアルバムから１年が経過した中で

発売されたアルバムになるんだけれど、

これからの１０年はどのような曲を歌うのだろうか？

というスタートになる。

今回のレビューだけれど、

タイトルの「FUTURE KISS」は“未だ見ぬ未来に触れる”

という意味が込められているという事である意味

これからの１０年のスタートラインから

１０年後の未来を見据えている事が伺える。

１０年後も歌い続けているだろうけれど、

１０年後の未来に対して今の形がどれだけ続けて行く事ができるのか？

という意味もあるのだと思う。

倉木麻衣の最初の１０年は突如として

大ヒットした事でその後のアーティスト活動を大きく変えた訳だけれど、

それはある意味自らの活動を難しくさせてしまった事も意味した。

しかし今はその経験があるからこそ

自らの足で自ら歌いたい音楽を歌い

それを未来でも触れていたいのだと感じる。

アップテンポなナンバーもバラードナンバーでも

彼女の信じる道を１０年後も聴けたらと思うアルバムだ。



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