10月30日公開の映画「SP 野望篇」を鑑賞した。

この映画は2007年10月〜2008年1月まで

フジテレビで放送されたSPの続編で

日本を混乱に陥れようとするテロと戦う姿が描かれており、

その裏でテロを企てているグループとの戦いが描かれる劇場版である。

マルタイの要警護がSPの仕事であるが、

守るだけでなくテロリストとの戦いも描かれていく中で

日本を覆すテロの計画も明らかになっていく。
もちろんドラマは1度も観ていません。

ということで毎度のようにパンフレット5分の予習で鑑賞した訳だけれど、

確かに深夜枠という中で絶大な視聴率を獲得したというだけあり

その面白さと駆け引きは確かに見応えがある。

SPという仕事は要人を守る事が仕事ではあるけれど、

その仕事の中でテロリストとの戦いが繰り広げられていく。

しかしその裏では日本を覆すテロ計画が練られている

というのがこのストーリーの見所だ。

今回はその前編に当る野望篇だけれど、

テロに加えようとする尾形とそれに屈しない井上との攻防も見所だし、

2人の出会いから因縁めいたものがありその結末も注目していきたいところだ。

キャスト

井上薫演じる岡田准一

尾形総一郎演じる堤真一

笹本絵里演じる真木よう子

山本隆文演じる松尾諭

石田光男演じる神尾佑

田中一郎演じる野間口徹

室伏茂演じる春田純一

梶山光彦演じる伊達暁

青池由香莉演じる入山法子

木内教永演じる古山憲太郎

横溝雅治演じる堀部圭亮

麻田雄三演じる山本圭

伊達國雄演じる香川照之

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

内閣総理大臣を狙ったテロと官僚の謎の自殺。

そして尾形の衝撃の発言「仕方がないだろ。大義のためだ…」。

そして1カ月の時が過ぎ、東京の街は何事も無かったかのように

毎日が過ぎていたが、

そのウラでは、日本という国家のシステムを根底から揺るがすような

テロが企てられていた。

公安の目をかいくぐり、不穏な動きを見せる

与党幹事長・伊達など、国家要職を担うキャリア官僚たち。

脅威の存在を四六時中シンクロしてしまう井上。

さらにテロリストの魔の手は、

笹本・山本・石田ら第四係のメンバーにも襲い掛かることに。

衝撃の発言をした尾形の真の狙いは?

彼は味方なのか?

敵なのか?

発言の真意は?!

遂に、井上と尾形は、あの惨劇の駅前広場で向き合うことになる。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてドラマ版からの1か月後が

舞台という事でそこでマルタイを守るためにSP四係の井上らのチームが

地雷撲滅キャンペーンの会場を警護していた。

井上は危険を察知する同僚能力シンクロと一瞬で記憶する

フォトグラフィックメモリーという特殊な能力を持っていた。

その能力でこれまで数多くのテロ事件を未然に防いできた訳だが、

今回も冒頭のシーンからその能力を発揮する。

その能力を発揮する事でマルタイだけでなく、一般人も救った。

そしてそのテロリストを追うのだが、

本来SPの仕事はマルタイを守る事でテロリストを捕まえる事じゃないが、

これは尾形の意向もありSPもテロリストを捕まえるように考えている。

そしてかなり派手ではあったがテロリストの確保に成功した。

でもあれだけ派手に追跡すると警視庁は補償が大変だけれどね・・・

ざっと5千万以上の補償を支払わないといないだろうけれどね・・・

派手に追跡した事で毎度お叱りを受けるが、

かつて総理大臣を救った事もあり見逃される。

しかしその後裏でテロを計画している

政治グループと尾形の関係が明らかになっていく。

元々井上と尾形は井上が6歳の時にテロ事件の現場にいた

両親がテロリストに殺される悲劇に見舞われている。

その現場に尾形もいたが、

尾形も実はその時今の総理大臣となった政治家を殺そうとしていた。

これがある意味運命のターニングポイントになるのだが、

尾形が抱く野望に井上も加えようとするが、

井上はその誘いはキッパリ断るのだった。

そして与党幹事長の黒幕である伊達が尾形に

テロの計画を打ち合わせている。

この時点に一体どんな革命があるのかは定かではないが、

少なくてもその計画に尾形も関わっており、

SP四係に新人チームを入れた意図はその計画にあるようだ。

そしてその数日後井上たちはマルタイの警護につくが、

そこでテロリストたちが次々を襲ってくる。

果たして井上たちはマルタイを無事に守り切る事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

冒頭のテロリストとの攻防から中盤のテロ計画、

そして終盤のテロリストの襲撃までスリリングに進んでいったけれど、

短い上映時間ながら内容の濃いものがあった。

確かにこの野望篇では謎めいた部分が多い訳だけれど、

どうもその中で革命篇のカギを握る人物も多少なりとも

登場しているように思う。

その全貌は革命篇で明らかになるのだろうが、

井上は間違いなくそのテロリストと戦い

そして尾形と直接対決になるのだろうと予感させるのだった。

総評として前編として謎な部分は確かに多かったけれど、

その後編へ続く布石としては十分過ぎるほどの内容だったと思うし、

ドラマでは描けないアクションの数々と

派手な爆破シーンなどは映画だからできる内容でもある。

果たして結末となるファイナルエピソードではどんな決着をみるのか?

楽しみだ。

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