25日歌手の宇多田ヒカルさんが自らの公式Twitterで

11月24日にUniversal Japanから発売される

Utada名義のアルバムを買わないようにつぶやいた。

宇多田ヒカルさんは9月から期間限定でTwitterでつぶやいているが、

11月24日に発売される2つのベストについて、

日本版となるEMIのシングルコレクションについては

「誠意ある作品」とつぶやき、

Universal Japanから発売される

Utada名義のベストアルバムについては

「私の意志とは全く無関係であり、

EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売を

ぶつけてきた彼らのやり方にもあまりいい印象を持てません」

とつぶやいている。

人気アーティストが自らの楽曲を買わないように呼びかけるのは

前代未聞の出来事であり今後波紋を呼びそうだ。
自らの作品を買わないように呼びかける事そのものが

普通なら考えられない事なのだが、

通常不買運動が起こる時は反社会的なケースが起きた時や、

悪意ある人たちによる風評による不買運動は過去にもあったけれど、

自ら楽曲を制作した本人が自らの曲を買わないようにと

発言したのはこれが初めてではないだろうか?

と思うほど異例の発言だ。

Twitterでは「正直なところ、ファンにお金を出させたくない、

全く心のこもっていないモノです」とつぶやいているけれど、

この発言の真意を考えた時元々宇多田ヒカルさんの楽曲というのは

特に大きな特典がついてくる事が少なく

あくまで自らの楽曲だけで勝負する人でもある。

同じ歌姫と称され人気を2分した浜崎あゆみさんは

これでもかというほど楽曲だけでなく特典をつけて

売り年間5枚以上リリースしたシーズンも多かった。

2001年にアルバム直接対決で宇多田ヒカルさんは

あくまで楽曲だけで勝負したのに

浜崎あゆみさんは宇多田ヒカルさんに勝つために

これでもかというほど特典などで執念をみせた。

結果は宇多田ヒカルさんが買ったんだけれど、

元々宇多田ヒカルさんはリリースする楽曲を大切にしてきた人であり、

無理なリリースをしてこなかった。

最短でも中2か月のインターバルを開けていたし、

年間でもシングル年間平均2枚、

アルバムのリリースも平均2年おきのリリースだ。

故に年間ファンが購入する金額を考えてもアルバム、

ライブDVDを含めても1万円以内で収まる。

しかし浜崎あゆみさんの場合シングル平均4枚、

アルバムとライブDVD毎年のリリースがあり

この時点で1万円を確実に超える。

過去に宇多田ヒカルさんがシングルやアルバムを

異なるタイトルで同時に発売した事はなく、

1つのアルバム作品として紹介したい

宇多田ヒカルさんの気持ちに反した発売だった

という意図を取れるのではないだろうか?

宇多田ヒカルさんの場合浜崎あゆみさんや

今ならAKB48のような売るためなら

手段を選ばないやり方に疑問を感じているのだろうし、

歌手である以上特典などで勝負せず

楽曲で勝負するこそ歌手として本当に評価される

という気持ちが強いのだと思う。

私も過去に特典のためにB'zのベストを

13枚以上買った人がいたという話などを聞いたりしたけれど、

同じアルバムを買うのに特典だけを目当てに

同じお金を支払わせるやり方は私も正直いい気分がしない。

そこまで愛しているのは解るけれど

あまりにもやり過ぎとしか言わざる得ない。

もちろんこの発言は1つのアルバムを

多くの人が購入できるようにファンの財布を

考えてくれている発言でもあるし、

そういう意味では自らの利益よりファンの大切にした発言と

捉えるべきなのではないだろうか?

ファンの気持ちは大きくアルバムを購入して

支援してあげたい人も少なくない。

でも無理までさせて買ってもらう事は

宇多田ヒカルさんが望むものじゃないという事だと思います。

何でも売れば良いという会社論理を少し考えるときに来たのかもしれない。

本当に良いと思えば売れるのが曲なのだから・・・

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