9月11日に新潟で先行上映された

映画「おにいちゃんのハナビ」を鑑賞した。

この映画は新潟県小千谷市で続く片貝まつりの花火大会を舞台にした

実話を元に制作された映画で、

妹の病気療養のために小千谷市に引っ越してきた家族が

妹の退院してきたら兄がひきこもりとなっており、

妹の励ましで引きこもった兄が社会復帰し、

妹のために花火を打ち上げるストーリーである。

地元新潟での先行上映作品も久しぶりとなるけれど、

地元新潟の作品として思い入れが強くなった作品だし、

花火を通じて想いを伝える姿にラストシーンでは

想いの詰まった感動の花火を観る事になるだろう。
地元新潟を舞台にした作品としては

2005年の西田尚美さんが主演した

「愛してよ」以来となる新潟先行上映作品だった訳だけれど、

今年は新潟を舞台にした作品も多いし、

新潟をロケ地とした作品も多い。

関東から短時間で行けるエリアとして考えれば

新潟は新幹線で2時間掛らずに行けるし、

日帰りも可能だから近年選ばれるようになったのかもしれないけれど、

今回の作品は小千谷市行われている片貝まつりで

実際にあった出来事がベースになっているんだけれど、

片貝まつりの花火大会はスポンサーではなく、

地元個人が打ち上げる花火という事で

全国でも例がない花火大会という事だ。

私は新潟市に住んでいるので小千谷へ行くのは

仕事位しかないんだけれど、

小千谷も仕事で行く事があるのである程度

どこに何があるのかというのは把握している。

そしてストーリーは白血病に侵された妹が退院して学校へ復帰し、

兄がある理由から引きこもりとなり妹の励ましで社会復帰し、

妹のために花火を打ち上げるんだけれど、

その花火は妹が観る事なく亡くなるんだけれど、

果たしておにいちゃんのハナビは妹へ届くのだろうか?

キャスト

妹が白血病の治療のために小千谷へ引っ越してきて

高校を卒業してからひきこもりとなったが、

妹が退院してきてから妹の励ましで

次第に社会復帰して妹のために花火を打ち上げようとする

須藤太郎演じる高良健吾

白血病で小千谷へ引っ越してきたが治療のため半年間入院生活をしていた。

退院後兄が引きこもりという事実を知り、

兄を社会復帰させるために外へ引っ張り出す。

兄が社会復帰してからお兄ちゃんの花火を楽しみにしていたが、

病気が悪化して帰らぬ人となる

須藤華演じる谷村美月

太郎と華の父でタクシーの運転手をしている

須藤邦昌演じる大杉蓮

太郎と華の母でパートをしながら引きこもった太郎と病気の華を見守る

須藤登茂子演じる宮崎美子

成人会のリーダーで太郎が入会する事を了承する

岡崎佳代演じる早織

成人会のメンバーで太郎の入会を快く思わない

小林アツシ演じる尾上寛之

華のクラスメートで4人で仲良く弁当を食べたり、

ショッピングに出かける

手島カズミ演じる岡本玲

華の高校の担任有馬演じる佐藤隆太

華の担当医関山演じる佐々木蔵之介

太郎の花火制作を指導する花火工場長久保演じる塩見三省

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

病気がちな16歳の華の療養のため、

5年前に新潟県の小さな町へと引っ越してきた須藤一家。

世界一の花火が打ち上げられる“片貝まつり”が行われる

9月9日、半年間の入院生活を終え自宅に戻った華は、

兄の太郎が引きこもりになっているのを目の当たりにする。

両親はなすすべもなく、ただ見守っているだけだったが、

華は昔の明るい兄を取り戻そうと、強引に外に連れ出そうとする…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして実話を元にした映画という事で

これまで色々とした病気をテーマにした作品がある訳だけれど、

このストーリーの中では既に妹の華は長年白血病と戦っており、

今回の退院はほぼ最後の家族との時間というのが現実だったようだ。

白血病の治療となるとドナーが現れない限り助かる道がないのが現実で、

抗ガン治療をしても限界があるのが現実だ。

実際に華はこの治療で髪の毛を失っている状態だから

余命長くない中での退院だった事がわかる。

そんな中で兄が引きこもりとなってる事を

退院した華が知る事になる訳だけれど、

家族は華の病気を考慮して都会から空気の良い

新潟県小千谷市へ引っ越してきた。

確かに小千谷は自然が多いし、

都会と比べたら暮らしやすい環境にはある。

その為中学3年生の途中で引っ越しを余儀なくされた

太郎は転校先で友達ができず、高校になっても友達ができなかった。

確かに毎回転校している人ならそういう状況はなれているのだろうが、

初めての転校でしかも慣れない土地へ行くのは厳しいものがある。

そんな状況で3年間の高校生活でも馴染めない太郎がそこにいた。

高校卒業後太郎は引きこもりとなり華が退院してくるまで

引きこもっていた。

引きこもりした原因は色々あるんだろうけれど、

確かに家族は華のために小千谷へ引っ越してきた事もあり、

全て華に捧げる生活をしていた。

その為どうしても太郎はその中で孤独感がぬぐえなかったのは

想像に難くない。

引きこもりって色々な原因があるものだけれど、

引きこもりをしたことがない人はそれを甘えの一言で終わらせるが、

引きこもった人たちはそれはとても深刻な問題だとという事を

確り理解してあげる必要がある。

そういう人が社会復帰するまでの道は決して平たんな道じゃない事をね。

そして退院した華は最初にクラスメートと弁当を

食べたいという事で学校の許可を得て午前中のみ登校が許可される。

そこでは普段と変わらない元気な華がいた。

それを観る担任は気が気じゃない。

そして華は太郎が引きこもっている事を

解消しようと太郎を外出させようと画策する。

そして家が火事になったと錯覚させて太郎を外へ連れ出す事に成功した。

そして太郎と華は華の友達カスミらと共に新潟市へ向かった。

ちなみに小千谷から新潟市まで在来線だと

1時間以上かかりますけれどね・・・

そこで慣れない太郎は不良に絡まれた

カスミたちを助けられず華がカスミたちを助けようとするが、

そこでカツラが取れてしまい丸坊主の姿を

太郎とカスミたちに見られてしまった。

まあ突然女性が坊主姿だったらビックリしますけれどね。

そして華は太郎に引きこもっている事を「人としてどうなのよ?」

と太郎に言葉を突き刺す。

これで太郎は次第に社会復帰しようと新聞配達のバイトを始め、

華のお願いで成人会へ入会する。

最初は入会に反対していたメンバーもいたけれど、

次第に受け入れられていく。

そして太郎は華に花火をみせるためにやりがいを見つけるが、

華の病気が突然悪化して華は帰らぬ人となってしまったのだった。

華が亡くなって落ち込んだ両親と太郎は落ち込んだ中で

年を越して成人式を迎えた。

そして成人式の日太郎の元には華が生きていた時

購入したお揃いの携帯がなったのだった。

これは華が携帯が持ちたいと太郎にリクエストした事で

太郎が購入したんだけれど、

その携帯から華は日にち指定して

成人の日に動画メールを送っていたのだった。

今の時代だからできる事だけれど、

確かにこのような指定日を設定しておけば

亡くなってからでもその想いは伝えられるよね。

そしてそれを観た太郎はその場で涙し、

一念発起してある行動に出る。

そのために成人会を退会し、

片貝まつりまでの8か月間太郎は華のために花火を作るのだった。

そして片貝まつり当日・・・

太郎は華のために打ち上げる花火とは・・・

結末は劇場で観てほしいけれど、

実に実話に勝るストーリーなしという位最後は感動のシーンだった。

引きこもりになった太郎が華の励ましで

社会復帰する姿もそうなんだけれど、

何より太郎を受け入れる成人会に

その家族とのやり取りが実に絶妙だったし、

何かのために全力を注ぐ姿はラストシーンでの

感動に繋がっていく訳だけれど、

どうして太郎が成人会を退会してまで華のために

花火を打ち上げようとしたのか?

というのは華が亡くなる前に送ったメールが全てだった。

これがなかったら太郎が花火を打ち上げる

キッカケが掴めたかな?というのはあるんだけれど、

間違いなく変えたのは1つのメールだった。

成人会も1度しかないんだけれど、

それでも太郎は華のために花火を

1人で打ち上げる事に全力を注ぐ姿には事情を知った

成人会のメンバーもそして家族、華の友達も

最後には太郎の気持ちを確り受け止めた。

総評としておにいちゃんのハナビは

それぞれの想いが詰まった花火として打ち上げられた訳だけれど、

その想いは花火を観た人たちそして華に確り伝わった。

その想いを確り周りが受け止め太郎を受け入れた姿には感動したし、

その想いで太郎と家族とみんなは1つになれた。

華の供養奉納という形で打ち上げられた

花火は天国の華に確り届いたと思います。

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