7月3日公開の映画「ロストクライム -閃光-」(PG-12指定)を鑑賞した。

この映画どこにでもある殺人事件から世間を震撼させた

3億円強奪事件が繋がり、

その事件の真相を追って2人の刑事が3億円事件の真実を捜査するが、

その事件の先には警察の隠ぺい工作が隠されているストーリーである。

どこにでもありそうな殺人事件から3億円事件に繋がる偶然と

3億円事件に隠された真相を探るうちに事件への

真相は大きな闇を観る事になっていく。
3億円事件については色々な視点や推理から描かれているけれど、

実際には真相は闇の中で時効を迎えている。

当時の時代背景はこの3億円事件に対して

すぐに解決するものだと思われた事件だったが、

あまりにもありふれた物ばかりで犯人像が特定できず捜査が難航した。

犯人と思われた人物は結局別人と言われ事件は解決する事なく終わった。

その後ドラマや映画で色々な犯人像を描かれているけれど、

この作品では3億円事件は6人による

複数犯行という視点で描かれている。

その事件の先には警察が隠ぺいしなければならなかった

真実が隠されている訳だが、

確かに警察の捜査の中で必ずしも

明かせない事実というのは存在する。

その事実が公表されれば当然警察の責任問題にも発展し

さらにはその他の体制にも影響する。

そうなれば当然隠ぺいする事になる。

その先にみる真実とは一体なんなのか・・・

キャスト

警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係の古参刑事で

かつて3億円事件を追ったが再びその事件が動き出して追い始める

滝口政利演じる奥田瑛二

所轄署の若手刑事で滝口と共に3億円事件の真相を操作する事になる

片桐慎次郎演じる渡辺大

月刊新時代特派記者でかつての3億円事件の真相を追っている

宮本翔大演じる武田真治

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

若手刑事の片桐は、出世を夢見る血気盛んな男。

ある時、隅田川で絞殺死体が発見される。

捜査を担当することになった片桐は、

定年間際のベテラン刑事・滝口とコンビを組むことになる。

滝口の身勝手な振る舞いに困惑する片桐だったが、

被害者が“三億円事件”の犯人グループと

つながりがあることが判明し、驚愕する。

“三億円事件”の真相を暴こうとする片桐だったが、

やがて恐るべき事実にたどり着き……。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして事件はどこにでもありそうな殺人事件から始まった。

当初は借金による殺害と思われた事件は

実はその殺された人物がかつて3億円事件に掛っていた

1人だという事を刑事の滝口が突き止めていた。

どうして3億円事件実行犯グループのメンバーが殺されたのか?

そこから事件は大きく動き出す。

その事件でコンビを組む事になった若手刑事片桐は

この事件が自ら生まれる前に起きた3億円事件に

繋がっている事を知り驚愕する。

確かに私も生まれていない時代に起きた事件だけれど、

この事件は印象的に語り継がれているし、

それが身近にあると解れば当然刑事として知りたいと思うものだ。

そして捜査を開始した滝口と片桐だったが、

そんな中片桐の元に雑誌記者の宮本という男が訪れてくる。

その男はどういう訳か片桐が元風俗嬢の恋人と

同棲している事を知っており

それに驚いた片桐は恋人の津村を遠ざける事にした。

確かに刑事として元風俗嬢と同棲していると

わかったらそれは問題視されるからね。

そして事件はまずかつて犯行に加わった生き残りの4人の元へ

向かう事になる。

その4人は高級クラブのオーナー真山、

総合病院の院長吉岡、暴力団組長金子、現在求職中の結城の4人だった。

しかし捜査を進めるうちに宮本が滝口と片桐に接触し

当時の警察調書と引き換えに事件の真実を教えてほしい

という条件を突き付けてきた。

滝口はその条件を受け入れ当時知らなかった事を話し始める。

そしてそこから事件は大きく動き出すのだが、

その背後には警察の捜査妨害があった。

実はこの事件には警察が公にできない事実があった。

その事実は劇場で観てほしいところなんだけれど、

確かに警察は事件によってはほとんど公表しない事も少なくないし、

自ら都合が悪ければそれが悪い事件でも明かさない性質がある。

現実にある薬物死亡事件も裏では政界関係者などの

大物と繋がっているために当初は捜査されないなど

謎だらけだったが政権交代により捜査が進み今は裁判員裁判待ちだ。

都合が悪くない者たちがやれば事件が明るみに

出る事もあるという事だけれど、

その真実を知った時結局自らの都合が悪いと隠すという

悪しき隠ぺい工作が隠されていた。

妨害される滝口と片桐・・・

そして真実を知った宮本はある行動に出る。

果たしてこの事件の結末は・・・

この先は劇場で観てほしいけれど、

事件の真相を知ってしまうと

この事件が解決できる事件にも関わらず

未解決事件にしてしまった警察の悪しき伝統が

横たわっている事を知る訳だが、

確かに犯人グループの中に警察関係者が

いればそれは警察にとってよろしい事じゃない。

しかしそれをさらに隠そうとすればなおよろしい事じゃないし

それを暴こうとする者が必ず現れる事を私たちは感じる作品になるだろう。

総評として事件の真相推理としては実に面白かったし、

これが真実なら余計許されない事件になるし、

犯人グループも警察も同罪という事になる。

でも世の中にはこういう裏社会との繋がりもあれば

当然表向き公表できない事も存在するのも事実だ。

これはあくまで推理でしかないけれど、

3億円事件の真相が本当に明かされる時が来る事があるのだろうか?

と思いながらこれも1つの推理として考えておきたいところですね。

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