7月3日公開の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」

を鑑賞した。

この映画は1997年に放送された

踊る大捜査線の続編で7年ぶりの新作、

湾岸署移転による引っ越し部長に任命された

青島がある事件をキッカケに自ら逮捕した

犯人を釈放するように犯人から要求され、

ハイテク施設となった湾岸署がハッキングされ

犯人と対決していくストーリーである。

7年ぶりに青島登場に2時間30分という時間は

あっという間に過ぎていくだけでなく、

最後までワクワクさせる事件から目が離せないだろう。
政治的理由が絡んだ今回の劇場版第3弾だけれど、

開口一番政治的理由という言葉を出す

そのものがどこかの大揉めしている業界みたいだが、

ここまで徹底的に排除する事もなかろうに

という位パンフレットからも排除してくれているのも

さすがのフジテレビも政治的圧力に

屈するしかなかったという事になるのだろう。

まあ興行収入を考えるとその圧力を飲んでも

やりたかった訳で公開前から何かと話題だった訳だ。

この業界の事情は私もある程度知っている訳だが、

色々あるにせよ本当は登場させた方が不自然でなかった人も

いるだろうにという感じだ。

そのおかげで登場できたはずの人たちが

顔パスで終わっているのも製作者サイドも

相当気を使ったのかもしれない。

これ以上その事に触れるとこちらも政治的圧力が

来る可能性があるので世の中の裏側は時として

知らない方が良かったりもするものだ。

その件はここまでにするけれど、

そんな政治的理由で始まった湾岸署の引っ越しに

任命された青島がかつての犯人を開放せよ

という要求を受けた事で

12年前に逮捕された犯人と対峙する訳だが、

ここでは青島対ハイテク犯人との攻防戦はかなり見所だ。

果たして青島は湾岸署を救うことができるのか?

キャスト

シリーズ作品でありストーリー上省略します。

ストーリー

湾岸署を襲った最悪の猟奇的連続殺人事件から7年。

強行犯係係長に昇進した青島刑事は、

高度なセキュリティシステムが導入された

新湾岸署への引越しを一任される。

しかし、引越しの真っ最中に、湾岸署管内で次々と事件が発生。

金庫破りやバスジャック、さらには、

湾岸署から青島らの拳銃が3丁盗まれ、連続殺人事件へと発展……。

湾岸署には特別捜査本部が設置され、

管理補佐官の鳥飼とともに青島は捜査を開始するが、

必死の捜査も虚しく、ついには湾岸署が占拠されてしまう。

開署式を翌日に控えた青島ら湾岸署員は、

ヤツらを解放し、被疑者を確保できるのか?!

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして湾岸署の引っ越しという事で

マスコミも注目するという設定になっている。

確かに近くにはテレビ局もあり、

密接している事を考えるとまあそんな報道もあるかなとは思う。

その引っ越し部長に任命されたのが青島だった。

これだけ大規模な引っ越しとなるとどうしても仕切り屋が必要だが、

青島はそんな中でも事件に振り回されることになる。

最初の事件は金庫破りとバスジャック事件だった。

しかし両事件とも不思議な事に何も盗まれていない。

そんな頃新湾岸署から青島と恩田らの拳銃が盗まれたのだった。

その事は湾岸署内で止めておくつもりだったが、

どういう訳かネットにその事が流れマスコミに知られてしまった。

そしてそこから事件が発展していく。

次の事件はその拳銃による殺人事件だ。

そこでこの犯行が同一グループ犯という事がある程度推測できるのだが、

ここで特別捜査本部が設置され所轄と本庁とのやり取りも始まる。

まあお互い中が悪いのはこのシリーズに限らず

お約束な面がありますけれどね。

そして捜査を進めていくうちに犯人グループに辿り着くのだった。

犯人はハイテク技術を駆使した手口を加えてくる。

まあまずここで湾岸署の落ち度を書いていくと

引っ越しの中に実は犯人が紛れ込んでいた。

しかし引っ越しに関わった数は200人以上・・・

しかも派遣が多く殆どは番号管理されている。

ここでまず犯人捜しが難航した。

こういう大事な引っ越しに派遣ばかり使うのは考え物だ。

そしてもう1つはその犯人グループは

高度なハッキング技術を持っていた事だ。

新湾岸署は高度なセキュリティシステムが施され、

犯人が襲撃してきても強固な防御になっていた。

しかしその盲点をついたのが犯人グループだった。

まあ私が観てもズブのど素人が扱うようなシステムじゃないし、

どうしてハイテク犯というのがありながら

そういう人たちがシステム管理をしないのかがある意味不思議だ。

こういう自己防衛するのなら同じく

ハッキング技術を持ち合わせたSE以上の人材を

最低でも4人以上揃えないといけない。

マニュアルを読んでやっているようでは務まる訳がない。

案の定素人の和久が操作したことで

犯人グループの思惑通りにものが運ぶ。

そしてそこで犯人グループが要求してきたのは

かつて青島が捕まえた犯人たちの解放だった。

この時点でこの事件が青島に関わった人間だという事が解る。

それを確かめるべく捜査する青島だったが、

そこで思わぬ事実が発覚する。

犯人の中に1度出所した者がいたのだ。

その人物とは一体・・・そして犯人グループの概要も

見えてきた時刻々とタイムリミットが迫っていた。

そこで明かされる犯人の思惑とは?

そして青島は新湾岸署の仲間たちを助ける事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいが、

犯人はやはり青島が捕まえたハイテク犯だった訳で、

その犯人との終盤の対決は見ものだ。

12年前の事件の時はまだインターネットが

今ほど普及しておらずその犯行は画期的だったけれど、

今はそれをはるかに凌ぐハッキング技術で

システムを乗っ取る事などさらに進化している。

犯人は捕まってからも殺人の教祖みたいな存在になっており、

その存在に熱狂的な信者も少なくなかった。

そこに目を付けた犯人が人数を集めて犯行を実行する訳だけれど、

その手口は正直見事というしかない。

最初の目的はあたかも無差別殺人と見せかけて

実は別の目的で遂行していたという事実に・・・

そして最後の鳥飼とのやりとりは警察内部でも

正反対の考え方があるのだという事を表した訳だけれど、

確かに射殺してしまった方が後々

このような事件は起こらない訳ですからね。

総評として7年ぶりのシリーズは最初から最後まで

見所が多く飽きる事はなかった。

その中でも政治的理由があったのが少し残念ではあるが、

それでもシリーズとしては確り成り立っていた。

青島の活躍はまだまだ続くけれど

このシリーズはこれで最後ではなく

これからも青島中心に凶悪事件が待っているのだと思うと

続編も楽しみになるというものだ。

世代交代した湾岸署に期待したい。

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