30日サッカー南アフリカW杯強化試合

日本対イングランド戦がオーストリアUPCアレナで行われ、

1対2で日本は前半7分にDF闘莉王のゴールで先制するも

後半闘莉王と中沢のオウンゴールで失点し

敗れたものの相手選手にゴールは割らせず

強豪相手の戦い方にある程度のカギを見つける事は出来た。

試合は前半開始早々の7分にCKからDF闘莉王のゴールで先制する。

その後前線からのプレッシャーとアンカーに入った阿部と

両サイドバックが効率的に守りイングランドのプレッシャーを

防ぎ前半リードで折り返した。

後半は再三のピンチを招き後半11分に

PKを献上したがGK川島がMFランパードのPKを

セーブしてピンチを防いだ。

日本も森本が入ってから少ないチャンスでシュートを放ち、

本田もミドルで対応した。

しかし後半27分右サイド攻撃から

DF闘莉王のオウンゴールで同点を許すと、

後半38分左サイド攻撃からDF中沢のオウンゴールで逆転を許し、

残り試合で攻撃に転じたがゴールを割れず

日本は相手選手をノーゴールで抑えながらも自らの自滅で敗れた。

これで日本代表は守備に一定の活路は見出せ、

サイド攻撃を防ぐ事がポイントとなりそうだ。
当初はボコボコにされるかもしれない

というイングランド戦だったけれど、

過去の戦いで確かにイングランド戦は2度対戦し

1点差と同点の試合を繰り広げた実績はあったものの、

世界トップ10のチームにどれだけ戦えるのかがポイントだった。

この試合では守備的戦術で挑んだ。

確かに考え方次第だけれどそれもありだと思うし、

そういう戦いは強豪相手ならそれも現実的な戦い方だと思う。

ただ個人的には先発はある程度見直さなければ

ならないだろうという部分はあっただけに

その部分を振り返りながら試合を振り返りたい。

日本代表のフォーメーションは

4−5−1(4−3−2−1)&4−3−3(4−1−2−3)

GK川島

DF

右SB今野 CB中沢 CB闘莉王 左SB長友

MF

右MF&ボランチ長谷部 アンカー阿部 左MF&ボランチ遠藤

FW

右W&右サイドハーフ本田 CF岡崎 左W&左サイドハーフ大久保

守備時は4−3−2−1、

攻撃時は4−1−2−3を併用しながら試合に入った。

試合は前半から動きの速いイングランドの出だしに

苦戦する日本だったが、

前半7分CKからDF闘莉王がグラウンダーのボールを

蹴り込みまさかの先制点で日本が1点を先取した。

まさかの展開にイングランドも攻撃に転じるが、

日本の素早しプレスでイングランドの攻撃を組織的に防ぐ、

決定的なピンチもGK川島が防ぎ前半は1点リードで折り返した。

後半になると疲れの出だした日本が

次第にイングランドの支配に守るシーンが続く、

後半12分にはPKを献上したが

GK川島がMFランパートのPKをセーブし、

その中でもMF本田のミドルシュートや

途中出場のFW森本の決定的なシュートもありチャンスはあった。

しかしイングランド伝統のサイド攻撃に両サイドが

防ぎ切れなくなり後半27分に右サイドからDF闘莉王が、

後半38分には左サイドからDF中沢がオウンゴールを献上してしまう。

それでも残り時間攻めるシーンでは積極的にゴールを

目指したが最後まで同点にする事ができず

日本はイングランドに敗れたものの

相手選手にゴールを割らせなかった事には

一定の評価ができる試合となった。

当初はもっと酷い試合が予想されただけに

前半7分にまさかの先制点を上げるとは誰もがビックリしたと思う。

無論私もこれだけ早い時間に先制した試合も久しぶりだし、

日本代表としても3試合ぶりの得点となった。

そこからイングランドは反撃に転じ何度も突破されそうになったが

組織的な守備で防ぐ。

やはり実力の上の相手には組織的な守備をしなければ

まず突破できないだけに組織的な守備は

この試合では合格点を与えて良いと思う。

システムについてだけれど、

阿部のアンカーにした上での長谷部と遠藤の両MFで

守るのは守備時はトリプルボランチとなり、

攻撃時は阿部のアンカーとなる。

ダブルボランチの多かった日本にとっては

アンカーとトリプルを使い分けるという点では悪い選択ではないし、

両サイドMF&Wが下がって守備をする点は

守備的なシステムになる。

ただこのシステムの場合は攻撃時はサイドバックは

あまり上がる事は避けないと

後半のようにカウンターからのサイド攻撃にやられてしまう。

その点では本来右SBすらやった事が少ない

今野はストッパー的SBとして考えてしまえばよいのかもしれないが、

私としてはやはりサイドバックはサイドバックを起用しないといけない。

守備力を買って今野だろうけれど、

確かに今野ならボールをキープさせれば展開力があり安心感はある。

内田よりはよいかもしれないが、

駒野を起用してしまえば高さが

サイドバックに無くなる事を恐れたのだろう。

確かに内田を起用していた時には

競り負けていたシーンが目立ったからね・・・

この攻撃という点では岡崎を使うよりも

森本を最初から起用しないと途中出場で

得点を取る方が逆に難しい事を痛感した。

3トップのキープ力を考えた時後半途中から

松井、森本、本田が並んだ時のシステムの方が

フィジカルが強く当たり負けしない3人が

突破力という点で必要だし、

岡崎や大久保よりミドルシュートを積極的に狙う。

森本の場合カターニャで1トップをやり慣れているので

CFには問題ない。

まさかの先制点を上げて逃げる時には

CFに矢野を入れて守備をさせる戦術は必要だろうし、

トリプルボランチには遠藤に代えて

稲本を入れて対応する事も必要だろう。

問題があるとすればやはりサイド攻撃の対処になるだろう。

この試合の失点は全てサイド攻撃によるところだった。

中央はトリプルで防げるかもしれないが、

サイドはサイドバックの守備が確りしなければならない。

つまりカウンター攻撃に備えた守備が求められる。

この試合も途中でカットされたゆえに

サイドが上がり過ぎてサイド攻撃から失点した。

これはオランダ、デンマーク戦では

今日のイングランドのように1トップにした場合に

想定されるシーンだったのでその意味では途中で

FWルーニーの1トップにしてくれた事は収穫だった。

サイドはあまり上がらない事と上がる場合は

リスクを負わない攻撃参加を必要とする事だ。

練習試合としては収穫も多かった強い試合だった。

次は4日にコートジボワール戦になる訳だけれど、

アフリカ特有の身体能力に日本はどのような対応をするのか注目したい。

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