29日Jリーグナビスコカップ第5節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで

A組4位の大宮アルディージャと対戦し

1対0でGK東口のファインセーブでピンチを防いだ新潟が

MFマルシオのゴールで競り勝ち

2勝2敗1分勝ち点7得失点差−2グループリーグ4位のままだったが

予選突破は最終節に持ち込んだ。

W杯前最後のホームゲームは新旧守護神対決で

新潟の守護神が決まった試合となった。
予選突破へは負けられない試合となったゲームだったけれど、

前節のカウンター攻撃に対する課題が浮き彫りになった事で

どうやって対応するのかが1つのポイントだった。

昨年まで指揮した鈴木監督が敵将としてビックスワンに登場したけれど、

GK北野にはブーイング、鈴木監督には拍手と

同じ去った人に対する扱いがこれだけ違うのは

チームの去り方によるところが大きい。

鈴木監督の場合は契約満了による退団だったからわかるとけれど、

GK北野の場合は移籍先が強豪ではなく

万年残留争いを繰り広げている大宮という事で

新潟より上のチームへ移籍するのは諦めがつくけれど、

それ以下のチームへ移籍する事はある意味裏切り行為に捉えるようだ。

確かに資金力ではNTTを大スポンサーとする

大宮の方がはるかにある訳でそれで毎年残留争いなのだから

ある意味不思議になってしまうんだけれどね。

確かに主力は去ったものの個人的には

GK北野はこれ以上伸びないと思ったし、

東口など次に続くGKが控えていたから

移籍はあまり痛いとは思わなかった。

そんな感じで鈴木アルディージャとの対戦を振り返りたいと思う。

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−4−2(4−2−2−2)

GK東口

DF

右SB西 CB千葉 CB永田 左SB中野

MF

ボランチ小林 本間

右MFマルシオ 左MFチョ

FW  

トップ下ミシェウ

CF大島

前節から東口、西、千葉、小林、大島が入り

ベストメンバーに近い形でスタートした。

試合は前半から新潟が終始押し気味に試合を進めるが、

前半大宮はカウンターからDFラインの裏を

突いて新潟最大のピンチ!

これをGK東口がファインセーブで防ぎ、

さらにポストに助けられた。

ここからGK東口の好セーブで再三のピンチが救われる。

新潟も支配はするもののゴール前を固める

大宮のゴールを割る事ができず前半は0対0で折り返した。

正直前半は失点してもおかしくない場面を

GK東口が絶妙のタイミングで飛び出し防いだのを

皮切りに好セーブを連発したのが非常に大きかった。

ただ攻撃面という点ではゴール前を固められた事で攻め手が行き詰った。

後半は新潟が試合を支配しながら進めれるが

大宮の守備を破る事ができず苦戦する。

逆に再び大宮のカウンターを受けるが、

FWラファエルらを組織的守備で防ぎ仕事をさせず、

GK東口が好セーブで失点を与えない。

そんな中で新潟は後半34分にFWミシェウに代えて

MF木暮を投入してMFチョを上げて2トップにすると

攻撃の幅を広げ後半36分右SB西のグラウンダーを

MFマルシオが決めて待望の先制点を上げると、

新潟は終始試合の主導権を握り続け逃げ切り、

新潟は最終節にナビスコ杯予選突破へ望みをつないだ。

守備面は何と言ってもGK東口の好セーブがなかったら

完全に負けていた試合だった。

GK黒河が4失点して負けた京都戦の内容を観る限り

今の新潟の守護神は間違いなく東口で決まりだ。

まだ経験は浅いものの、

守備力、クロスの対応、フィードは

昨年まで4年間正GKを務めた北野よりはるかに潜在能力を感じる。

確かに北野は決定的場面でのセーブは良かったけれど、

フィード面ではいまいちだっただけに、

今日の東口のフィードは北野を完全に超えていたと言って良いし、

決定的なピンチでも確りセーブした。

出場した試合でもこれまで2失点以内に抑えているので安定感も高い。

あとは試合を重ねる事による経験を積んでいけば

代表候補になれるだけの力も付く可能性もある。

黒河の故障で巡ってきたチャンスを確りものにしたと

言って良いのが新潟前半戦最大の収穫だった。

そして攻撃面についてだけれど、

やはり大島の1トップには限界を感じている。

この試合でもそうだったけれど、

大島がいる事により新潟はカウンター攻撃ができず

ゴール前で失速する場面が目立った。

逆にいえばゴールを固められて手詰まりだった部分もあるし、

大島ではマルシオとミシェウが前ではなく

横に動くしかなくなってしまった場面が目立った。

ただこの試合では打開策として左MFで起用している

チョ・ヨンチョルをFWで起用した事で大島以外に

飛び出せるFWがいると少し活かし方も違ってくる。

矢野、大島の2トップが機能しなかったのは

矢野そのものも下がって守備をするために

大島だけが前線に残ってもカウンター攻撃ができなかった。

でも大島と攻撃と突破力のあるチョ・ヨンチョルと組むと

下がるプレーが少ないチョだからこそ飛び出せる

シーンがMFマルシオの得点シーンだった。

2列目では威力を発揮しなかったものの、

FWにした途端大島以外に飛び出せる選手がいる事で

大宮DF陣は混乱を招いた。

それまで大島だけマークしていれば

良かったものがそうでなくなったからだ。

大島を2トップで活かすにはチョのような

前へ向くFWが適任なのだと思う。

大宮も鈴木監督に代わりアグレッシブなサッカーを展開したけれど、

大宮の場合マルシオのような選手が不在なので

まだ苦戦するだろうと感じた。

ただラファエルの使い方次第では浮上のキッカケはあるだろう。

これでナビスコ杯は6節はお休みで最終節に予選突破を掛ける。

ナビスコ杯名古屋は不振だがここを突破しないと

決勝トーナメントは見えないだけに最後まで望みを捨てず戦おう!

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