5月22日公開の映画「パーマネント野ばら」を観賞した。

この映画は高知の田舎町で美容室を営んでいる母親の元に

離婚して戻った娘が男運の悪い者3人同士で繰り広げる

30代の恋のストーリーである。

女同士だから言える事、そして30代になっても恋を忘れられない女たち、

そしてその恋には悲しい出来事があった事など

男運が悪くても恋を忘れない人たちの姿が描かれている。
20代の頃は恋に突き進んでも良かった年代かもしれないけれど、

30代になるとさすがに20代のように突き進む事が難しくなる年代だ。

この物語に登場する3人の女性はそれぞれ

何時も恋をして30代を迎えている。

バツイチの子持ち、男運の悪い、浮気している嫉妬深い女性

という感じで何時も3人は恋をしていた。

そんな3人が30代を迎えてもなお恋をしたいと思うのは・・・

そしてこの恋の先には悲しい出来事があったという事を最後で描かれる。

私自身は同じく彼女たちの世代に近いけれど、

30代を迎えて数年が経つけれど、

20代の頃は何かに突き進む気持ちが大きかった年代だと思うけれど、

30代を迎えると突き進むだけじゃあだめだし、

恋というよりも現実に結婚をどうするのか?という年代でもある。

私の場合はもう恋する事はないのかな・・・という感じだし、

恋というよりも愛する事に対してというのが大きい。

私の場合は恋よりも愛する事をとことん愛そうという30代を迎えている。

1人の人だけを愛するのは人間として難しいのは解るし、

その愛はそれぞれ違った愛の形が存在するものだ

という事を30代に入ってから感じ始めている。

個人的には恋する事はもうないのかもしれないけれど、

恋する人はやはり応援してあげたいという気持ちはある。

私にはもうできない事をできるという人たちがある意味羨ましかったりする。

そんな中でもこのストーリーはダメな男でも

恋してしまった人たちも多数登場するし、

世間から外れた人たちの集まりなのだと思えば

十分観賞に耐えられると思う。

それはレビューしながら綴っていきたい。

キャスト

夫と離婚し娘を連れて実家のパーマネント野ばらに戻ってきた。

その町でガールズトークを繰り広げながら

同級生の女と共に恋の行方も見守る。

しかし自らにも恋人がいるものの、

その恋人とはある秘密があった

なおこ演じる菅野美穂

なおこの友人でフィリピンパブを経営する。

金に無心ばかりする夫が浮気した事で夫をはねて

お互い重症を負うがそれでも恋を諦められない

みっちゃん演じる小池栄子

なおこの友人で男運が悪く付き合った男はろくでもない人ばかりで

旦那になった男性もギャンブルで行方不明と男に恵まれない

ともちゃん演じる池脇千鶴

パーマネント野ばらを切り盛りしなおこの母親である

まさ子演じる夏木マリ

なおこの恋人で学校の教師をしている

かつては教師と教え子だったがその恋には・・・

カシマ演じる江口洋介

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

娘を連れて出戻ったなおこと、

その母まさこが営む町に一つの美容室「パーマネント野ばら」。

町の女性たちは日々店に集ってはおしゃべりに興じ、

恋にまつわるさまざまな悩みや人には言えない小さなうそを告白していた。

一方、なおこは高校時代の恩師カシマと恋をしていたが、

その恋にもある秘密が隠されていた……。

結末は劇場で観てほしいけれど、今回のレビューとして、

30代になっても恋をしている女性が主人公ではあるんだけれど、

この田舎町にはそれ以上に色々複雑な人間関係が存在する。

なおこは結婚をして娘を産むがほどなくして

夫と離婚して実家であるパーマネント野ばらに戻って

実家の手伝いをしながら暮らしている。

離婚の経緯はここでは描かれていないものの、

おそらくかつての恋を忘れられなかった事が原因にあると推測はできる。

そのなおこには地元で同級生だった友人のみっちゃんがいる。

みっちゃんは旦那の浮気に我慢できず、

想像を絶する嫉妬心で旦那を車でひき殺そうとする。

しかしそれで旦那は死ななかったが、

電柱に突っ込んだ事で自らも大怪我を負ってしまうのだった。

これはね・・・気持ちは良く解る!

愛する旦那が他の女と浮気していたら

それは嫉妬心が最高潮になり殺したい気持ちにもなるだろう。

その気持ちを最大限に組んだとしても

さすがに車ではねるのはいかがなものなのだろうか・・・

気持ちはそうであっても仕方ないが、

実際にひいてしまったら最悪人殺しになってしまいますからね・・・

事情が事情だから警察沙汰にはしなかったようですが

このシーンは減点対象ですね・・・

ひいても怒りが収まらないみっちゃんは病院でもやりあう始末・・・

結局みっちゃんはその旦那と別れることになった。

普通に考えてそうですよね・・・

次に登場するのはおなじくなおこの友人で男運の悪いともちゃん、

ともちゃんは付き合う男が本当にろくでもない男ばかりで、

車から捨てられるは、ラーメンをぶっかけられるは、

そしてようやく捕まえた旦那はギャンブルで

行方不明になるわで本当にここまで男運がない女も珍しい。

当の本人は普通なんだけれど、

こればかりはどうしてそうなるのかというか

どうしてそんな男に当たってしまうのか?という感じだ。

ともちゃんの場合は何かを埋める事で過去と決別しようとしている。

それが飼い猫だったり、旦那の肩身の物だったりととにかく埋めていく。

確かに過去は消えないけれど、埋める事で忘れようとしているのだった。

そしてなおこはこちらも色々複雑ないきさつがあるもので、

まず家庭からいうと母親が離婚して新しい男とやり直そうとしたが、

なおこが車から飛び降りた事でこの町から出る事を

取りやめるエピソードが描かれていた。

その頃からなおこはみっちゃんとともちゃんの関係が

描かれているわけだけれど、

母親が営むパーマネント野ばらには野ばらさんを慕って

多数の常連が連日訪れていた。

中には還暦を過ぎても性欲旺盛な女性もいるけれど、

食われた男性の方々ご愁傷様です・・・

それはさておいて、母親には別居中の義理に父親であるカズオがいた。

カズオと一緒に住んでいる女性は野ばらの常連であり、

後々カズオはこの女性と再婚するつもりらしい。

なおこが戻ってきてと言っても戻らないし、

なおこに無茶苦茶な理由を言い放つ始末・・・

正直私にはこの説明が良く解りません・・・

強いて言えば女遊びも芸の肥やしという

男の女ったらしでいたいということでしょうか・・・

そんななおこにも恋人カシマがいた。

カシマはなおこの元担任で教え子との立場だったが・・・

町に戻ったなおこはカシマと付き合っていた。

しかしどういう訳か突然カシマがいなくなる。

それはどういう事なのか?

そしてこの恋の行方は・・・

結末は劇場で観てほしいけれど、

もう1つ減点対象といえばあのチェーンソー男って何です?

電柱切って金にするなんて・・・

どう考えても犯罪でしょうし、

公共の構造物をそんな事して警察が動かないのが私には良く解りません。

というよりこのシュチエーション本当に必要だったの?という感じです。

これだけで減点20点・・・

それはさておきなおこの恋の行方があのような結末だったとは

ラストまでわからなかったけれど、

確かに人には忘れられない恋ってあるのだと思う。

みっちゃんとともちゃんと違いなおこはその恋を一途だった。

でもそれは叶わぬ恋のままなおこはその恋を引きずっていた。

だからかなみっちゃんとともちゃんの恋に客観的でいられたのも・・・

それでも30代を迎えても恋をしたい

という想いはそれぞれに持っている事を描かれていた。

総評として恋には確かに年齢はないと思う。

でも恋の形は年齢によって変化するものだと思うし、

その恋が年齢を重ねる事で違った形になっていく。

年齢を重ねれば冒険ができなくなる。

それでも人は亡くなるまで誰かを恋し続けることになるのだろう

と思わせてくれた作品でした。

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