5日Jリーグ10第10節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力スタジアムで

7位横浜F・マリノスと対戦し、

2対1でMFチョ・ヨンチョルの同点ゴールと

MFマルシオの決勝ゴールで勝利し、

2勝3敗5分勝ち点11得失点差-3で

13位に浮上した。

約10ヵ月間ホームでの勝ちを忘れていた中で

逆転勝利も実に2007年11月11日の

対FC東京戦以来2年6か月ぶりとなる逆転勝利に

4万1002人の観客は勝利の美酒に酔いしれた。
試合前に私自身初めてアルビレックス新潟レディースの試合を

後半だけだったけれど観戦しました。

普段トップチーム以外の試合は観る事がないだけに、

せっかくの機会と思い観戦しました。

その試合は相手が格下という事もあり8対0の大勝!

しかも後半だけで6得点と昨年までのレディースでは

ありえない展開でした。

L1リーグで3シーズン戦ったものの

そのすべては残留争いを強いられ殆どギリギリの残留ばかりでした。

でも今シーズンは選手もようやく揃った事で

上位の日テレ、浦和、東京電力にも僅差の戦いを

できるようになっただけに今シーズンベスト4入りも現実的な感じです。

18節で争うL1リーグも一応見逃せないところです。

さて肝心のJ1ですけれど、

ここまでホームでは実に10カ月勝利なし

というJ1昇格した年以来となるホーム勝ちなしが続き、

今シーズン初勝利も前節の神戸戦で勝利した事で

ようやく最下位脱出を果たした次第です。

ただ中断までの12節を半分にして考えると

最初の6節は大島を起用した事による

カウンター攻撃ができないジレンマに襲われ、

大島を外した事によりミシェウが入りカウンター攻撃と

多彩な攻撃ができるようになった事で

攻撃の幅が広がった後半6節になるのではないかという感じです。

4月は3試合上位との対戦があり、

ここで勝ち点3を取れた事を踏まえれば

これからようやく戦える体制が整った

というのが5月なのだと思う。

中村俊輔が加入し攻撃の幅が広がった

横浜相手にどのような試合ができるのか?

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−4−2(4−2−2−2)

GK東口

DF

右SB西 CB千葉 CB永田 左SB酒井

MF ボランチ小林 三門

右MFマルシオ 左MFチョ

FW トップ下ミシェウ

   CF矢野

事実上矢野の1トップでミシェウが下がり気味でゲームがスタートした。

試合は前半開始早々横浜がペースを握り、

前半7分FW渡辺のゴールを許す展開は前回の広島戦と同じ展開だった。

しかしそこから新潟が次第にペースを握りだし

何度もチャンスを作るが横浜のDF陣を崩せない。

そして試合は前半30分を過ぎたところで

横浜の動きが悪くなった後半37分FW矢野のパスを受けた

MFチョが見事なループシュートで同点を演出し

ここまでは広島戦と同じ展開で前半を終了した。

後半になっても新潟は主導権を握り続け積極的にボールを奪いに動く、

そして後半19分MF三門のクロスをMFマルシオが

押し込み新潟が逆転に成功した。

しかしそこから横浜は次第に押し始めるが、

GK東口がDF千葉、永田が攻撃を跳ね返し、

FWファグネルを投入して前線の脅威を残す。

そしてロスタイム5分が過ぎたところで

待望のホイッスルが鳴り新潟は実に10カ月ぶりとなる

ホームでの勝利となり、

逆転勝利は2007年11月10日の

ホームFC東京戦以来実に2年6か月ぶりの逆転勝利だった。

試合を振り返ると展開そのものは前回の広島戦同様だったけれど、

広島戦と違ったのは最後まで粘りがあった事、

そして広島戦の教訓があったからこそ

最後のロスタイム5分を乗り切ったのだと思う。

広島戦の時は相手が中2日での戦いだったから、

終盤足が止まるのはわかっていたけれど、

この試合では同じ中3日での戦い、

ただ唯一相手にミスがあったとすれば

中村俊輔を最初からボランチで起用した事だろう。

確かにボールキープとパスの精度では良いけれど、

守備面を考えると元々守備の得意な選手じゃない。

2列目でこそ活きる選手であり、

ボランチからでは本来の攻撃センスは失われる。

当然守備の負担を考えれば前半途中から横浜がキープできない

時間があったのは中村俊輔の足が止まりボールが

収まらなくなった事で前線にボールが出せなくなったからだ。

横浜との対戦ではここを確り潰してしまえば

中村俊輔本来の良さは出ないし、

1トップではパスの選択肢も限られるから

2列目を確りマークする事で相手の脅威を回避できる。

そうなれば中央の守備力は弱くなるし、

2列目に3人並べた新潟は飛び出し易くなる。

新潟の場合はミシェウが自由自在に動いた事で

マークを外す事に成功したが、

横浜は坂田がその役割を果たし切れなかった事で

システムが機能しなかった。

そういう点もあり、後半には横浜は

俊輔を2列目に上げたのだろうが、

逆にそれが守備のバランスを悪くした。

元々横浜はダブルボランチシステムを敷いてきたチームなので

いきなり経験値の少ないアンカーは厳しいものがあった。

新潟のようにアンカーシステムを導入している

チームなら問題ないがこの時点で

中盤でボールをキープし易くなった。

そして後半19分にMFマルシオが

見事なボレーシュートが決まり、

ここから守備的にはなったもののFWを減らさず

ファグネルを投入してカウンター攻撃を仕掛ける場面もあり、

これが横浜に攻撃に人数を掛けさせなかった1つだった。

5分のロスタイムは長かったけれど勝つ事の難しさを

改めて知った試合だった。

次回は首位清水だけれど、清水はGK西部の怪我だけでなく、

累積でボスナー、小野、退場で大田が出場できない。

守備の要と司令塔を失った清水は

たぶん違うチームとして戦う事になるだろうが、

逆に新潟には絶好のチャンスだ。

ここで勝利すれば中断前5割も見えてくるだけに

この絶好のチャンスを活かしてほしい。

試合後久しぶりの勝利で喜びすぎたためか

心臓発作を起こしたらしく救急車が入ってくる

事態になったんだけれど、

長年ビックスワンで観戦しているけれど、

救急車が試合後に入ってくるシーンを見たのは初めてだった。

観客の容体も心配だけれど、

あまり勝てない試合を続けると喜んだ時の反動が

大き過ぎるという事だから

今後は確りホームで勝ち続けてほしいところです。

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