31日Jリーグナビスコカップ第1節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで

ベガルダ仙台と対戦し、0対0のスコアレスドローとなり

またもゴールが遠く勝ち点3が遠い試合展開を演じた。

黒崎アルビ初勝利へ向けて後半こそ可能性を感じたが、

ゴールへの積極的に勝負するシーンが少なく

ゴールの予感を感じないまま終わったが、

打開策は十分見えた試合だった。
この時期のナイターは小雨の中でさらに冷え込み

という観戦には最悪コンディションだが、

試合には最良のコンディションの条件だった。

ナビスコカップはここ2シーズン勝利すら

上げられない状況が続いており、

最後に勝利したのが2007年のホーム甲府戦以来

というかれこれ3年以上勝てないのがナビスコカップだ。

ナビスコ杯はリーグ戦のように降格を気にせず戦え、

控え選手を主力と入れ替えて出場させる機会があるのも

カップ戦の良さだ。

ただこの試合新潟は怪我でベンチ外となった

DF内田以外はベストメンバーで戦うという

1勝のためになりふり構えっていられない状況を感じる試合だ。

これが1週間空くのならどのチームも

ベストメンバーで戦うのだろうが、

連戦という事を考慮してどうしても

ターンオーバーで戦うチームが多い。

今回対戦した仙台も実に8シーズンぶりの戦いとなったけれど、

それでもターンオーバーを敷いてきた。

新潟もベテランの大島あたりをベンチスタートさせる手段も

あったと思うのだが、

それが今の新潟に余裕がない事を裏付ける形にもなっている。

そんな課題だらけの試合を振り返りながら

どうやったら得点を取る事ができるのか?

それを検証していきたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは

4−5−1(4−2−3−1)

GK東口

DF

右SB木暮 CB千葉 CB永田 左SB酒井

MF

ボランチ 本間 三門

右SHチョ トップ下マルシオ 左MF矢野

FW大島

右SBに木暮が入った以外は湘南戦と同じメンバーで戦った。

試合は前半開始から新潟の動きが鈍く

相手にチャンスを与えてしまうシーンが目立ったけれど、

DF陣とGK東口のセーブで事なきを得る。

新潟も次第に動きが良くなり、

前半30分過ぎからチャンスを作り出すがシュートが

尽く枠に行かず前半を折り返した。

後半になっても新潟は打開策を作れず、

逆に仙台のプレッシャーの前に逆にバックパスで下げる始末・・・

途中からチョに下げて今季初出場のMF西を入れて流れが変わった。

そしてMF田中も投入して突破から打開策を見出すが、

組織的に守る仙台の守備を崩す事ができず

結局新潟は3試合連続ノーゴールで終わり

ゴールも遠く勝ち点3も遠い試合となった。

試合を振り返ると守備陣については

ピンチを招いたシーンもあったけれど、最後で確り守り、

GK東口のセーブも光っていた。

守備陣については初出場だった木暮の不慣れさを

差し引いても十分合格点だ。

ただこれが攻撃となると非常に問題点の多い部分がある。

黒崎アルビとなって公式戦5試合目になるけれど、

守備、展開するサッカーについては決して悪いとは思わない。

ただ問題があるとすれば選手の組み合わせによって

機能するかしないかという点はある意味問題があると感じている。

今シーズン新潟が採用しているフォーメーションは

4−4−2(4−2−2−2)と4−5−1(4−2−3−1)

攻撃的な4−3−3(4−1−2−3)だ。

昨シーズンはペドロがいた時は右Wに矢野、CFに大島、

ペドロ欠場時に左Wにチョを起用し、

トップ下にマルシオ、松下だった。

途中で4−4−2に戻したけれど、

今日の出場メンバーのポジションと

昨シーズンまでのポジションを考慮すると、

わざわざ4−2−3−1にしてまでチョを右、

矢野を左にする必要性があったのだろうか?という事だ。

矢野は昨シーズン右Wで飛躍したし、

左利きのチョを左Wで起用したケースがあったけれど、

これをわざわざ矢野が不慣れな左、

チョを右で起用する必要があるのだろうか?という事だ。

4−2−3−1は発展型として4−2−1−3にもなる。

サイドハーフがウイングにも変化できる

フォーメーションなのだ。

マルシオをトップ下に置きたいというのは

中央のボールを拾い易くする意図があるのでこれはわかる。

しかしわざわざ矢野とチョを逆にする必要があったのだろうか?

という事だ。

ポジションをチェンジしてからそれぞれの突破が

ぎこちないと感じるし、それぞれの良さを消してしまっている

感じがしてならない。

サッカーの場合中央は別だけれど、

サイドについては逆でプレーすると

視野が違って見えるものだから右ができるから

左ができるものでもない。器用な選手もいるけれど、

その辺の適正を確り見極めてほしいところです。

そして突破を重点にして攻めるのか?

それとも高さを活かしたパワープレーに徹するのか?

この試合何度もパスの出し所とどう攻めたらよいのか

迷っているシーンが目立った。

個人的に突破を重視するなら矢野をCFで起用し、

チョを左、河原を右で起用してカウンター突破を狙い、

高さを活かした攻撃なら大島をCFで起用し、

矢野、チョら高さある選手を前線に配置して対応すればよい。

攻撃に対してゴール前までは迫ってもその先が見えない。

サイド攻撃も良いけれど、最終的にパスで崩すのか?

強引に突破するのか?それとも高さのパワープレーか?

攻撃を明確にする必要があるだろう。

ただ大島を下げて、矢野をCFにしてから

チャンスが広がっただけに西、田中らドリブル突破の

得意な選手を起用するのも面白い。

チョのようにドリブルを得意とする選手を

逆に2トップの一角で使いたい気持もある。

次節は中2日で大宮戦だけれど、

ここで何としても勝ち点3を獲得して

4月攻勢のスタートとしてほしい。

勝負してシュートを打つ事を心掛けてほしい。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Ranking ブログランキングに参加しております。
mixiチェック