27日Jリーグ10第4節1日目が行われ、

アルビレックス新潟はアウエー平塚競技場で

18位湘南ベルマーレと対戦し、

0対2で圧倒的に試合を支配しながらチャンスを活かした

湘南の攻撃に沈んで元指揮官に勝利を献上してしまい

0勝2敗2分勝ち点2得失点差-3で15位に後退した。

試合は前半から新潟がJ1で7シーズン戦った経験の差で

圧倒するが決定機を決める事ができず、

逆に湘南はわずかな攻撃シーンを活かし

前半20分にFW中村のゴールで先制されて前半を折り返した。

後半新潟は怒涛の攻撃で攻めるもゴールを割れずMFミシェウ、

FW河原和寿を投入して攻撃するも

後半31分に湘南はFW田原のゴールで貴重な追加点を

上げるとその後全員守備で守り切り新潟は

元指揮官反町監督を男前の立役者を

演じてしまう失態を演じてしまった。

これでアルビレックス新潟は3月勝ちなしの15位で終わり

4月の強豪が続く連戦を苦しい状態で迎える事になった。
戦力的にも新潟が上だったはずの試合で決定力を欠いたばかりに

反町監督を男前にしてしまった。

とは言っても反町監督が指揮っていた

当時の新潟を知る選手は

新潟では2001年に在籍した黒崎監督、

MF本間、FW河原、特別強化指定選手でプレーした

MF田中しかいないので反町監督が新潟を指揮していた時代を

知る選手は殆どいなくなってしまっている。

逆に湘南は鈴木監督時代にプレーした

GK野沢、MF寺川、DF松尾と

最近の新潟のサッカーを知る面々が3人もいた。

鈴木アルビのサッカーから脱却していない新潟にとって

当時と昨シーズンのサッカーを知る松尾がいるという事は

その時点で新潟のサッカーの長所と短所を知りつくされていた事になる。

新潟時代から相手の分析を常にしてシステムを

変則にして相手に合わせて戦う戦術を得意とした

反町監督にとっては生きたデータが3人もいた事が

1番の敗因だったかもしれない。

新潟は鈴木アルビ時代からそうだけれど

守りを固めた相手に対しては尽くゴールを割れない悪い癖が存在する。

鹿島に2勝しながら、降格したチームや下位チームに

取りこぼしするシーンが目立つのは

守備を固められたら攻めてを欠く事で

逆にカウンター攻撃で失点するシーンが多いという事だ。

これまではそれをエジミウソン、アレッサンドロ、

ペドロら決定力のあるFWの力でこじ開けてきたが、

今季の新潟はそういう強力なFWがいない中で戦っている。

ガンバ大阪に善戦したのはガンバ大阪が守りを固めるチームで

なかったからであり、逆にガンバ大阪戦の方が

新潟に勝機が多かったぐらいだ。

ここで完全に露呈したのは湘南のように

戦力の劣ると最初からわかっているチームは

最初から守備を固めてわずかな攻撃シーンで

得点を狙う事がアルビレックス新潟の攻略法だ

という事を教えてしまったようなシーンだ。

浦和や京都のように守備重視のチームに

全く勝てないのがその典型だ。

逆に攻撃的なチームの名古屋やガンバ大阪には

こういうサッカーは有効性が高い訳で、

とにかく黒崎アルビが乗り越えなければならない

鈴木アルビの遺産でもあるという事がわかった試合だった。

今の新潟のシステムを考えると

確かに昨シーズンの発展型である4−5−1(4−2−3−1)は

悪いシステムじゃないし、

途中で本間のアンカーにした攻撃的な

4−3−3(4−1−2−3)も悪い訳じゃない。

ただ個人的に感じるのは大島を少し重宝

し過ぎてはいないだろうかという事だ。

確かにポストプレーには定評があるし、

それなりに決定力もあるけれど、

大島の場合2トップの時は

矢野が守備に回ってその間大島がポストプレーで

回りの上がる時間を稼ぐのには良いけれど、

足が速い訳じゃなく、

運動量が多い訳じゃないのでCFとしての

カウンター攻撃には正直適さない。

これは私が昨シーズンから感じていた事だけれど、

私なら運動量の少ない大島を下げて

Wかサイドハーフにチョと河原を起用し

CFには運動量がある矢野を起用した方が

攻撃的にはそれぞれの突破力を活かせるのではないかと思う。

大島を残してチョを下げて河原を起用しても

攻撃的な幅はそれほど広がらないし

サッカーが変わるとは感じない。

反町監督が新潟時代の2004年の広島戦で

決定力があるが運動量の落ちるオゼアスを下げて

運動量のある上野を入れて流れを変えて

ビックスワン初勝利を手にした試合を良く覚えているけれど、

FWの活かし方という点ではチョから河原では

変える事ができないと思うし、

大島に代えてチョか河原を同時投入してこそ

FWに変化をもたらすのではないかと思う。

反町監督もさすが逃げる時は徹底的に

ゴール前を固めたのはJ1で

2シーズンの戦いで数的有利でも良く見た光景なので

反町監督にしてしてやったりという感じだ。

もう最終節まで対戦する事はないけれど、

反町監督を男前にしてしまったイレブンたちは

この敗戦で新潟の弱点と相手の戦い方を教えられた訳だから、

次節の大宮戦でもこういうシーンが増えるはずだ。

4月はホーム3試合戦えるが強豪が多いだけに

ホームでの後押しで何としても勝ち点3を奪ってほしい!

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