26日プロ野球セントラルリーグ開幕戦

巨人対東京ヤクルト戦が東京ドームで行われ、

4対1で巨人が由伸選手の復帰タイムリー、

阿部捕手の勝ち越し2点タイムリー、

ラミレスのタイムリーで王者の貫録を見せて勝利した。

試合は巨人先発内海投手、東京ヤクルト石川投手の投げ合いで始まり、

3回まで両者譲らず進んだ4回東京ヤクルトが

5番ガイエルの併殺崩れの間に1点を先制するが、

その裏1死1,3塁から8番由伸選手の復帰後

初安打初タイムリーで同点に追いつくと、

5回に2死満塁から7番阿部捕手の2点タイムリーで勝ち越すと、

7回に4番ラミレスのタイムリーで試合を巨人の流れにした。

投げては先発内海投手が8回を1失点に抑え、

最後は抑えのクルーンが締めて巨人は開幕戦勝利を飾った。

これで巨人は4連覇へ向けて幸先の良いスタートを切った。
いよいよ今年も始まったセントラルリーグ開幕戦、

私にとって巨人の開幕が正月を迎える気持ちなので

今年1年再び戦いが始まった気持ちだ。

今年も忙しい中で100試合以上論評していく予定なので

冷静に時には厳しく観ていきたいところです。

開幕戦という事で毎年各球団のエースと対戦する開幕戦は

容易に勝てる試合にはならないものだけれど、

今年の開幕戦は王者巨人らしい力の差を

見せつけた点の取り方であり、

打線は昨年以上にパワーアップした打線は本当に強力だ。

打順こそ1番から5番と7番の阿部捕手までは一緒だけれど、

6番には今季加入したエドガー・ゴンザレスを起用した。

ここ数年他球団出身の外国人を獲得していたけれど、

今年は久し振りにアメリカからの獲得だ。

巨人は外国人獲得が下手でここ10年以上

アメリカから直接獲得した外国人が活躍した事例は殆どない。

しかし昨年の巨人の唯一の弱点だった

セカンドの補強に重点を置いた事で

3A中心に在籍したが守備と打撃が

コンパクトなエドガーを6番で起用した。

新外国人の場合1カ月公式戦様子を観るのが

私の今までの方針なので1試合で判断できない部分はあるが、

6番での起用なのでコンパクトな打撃で

繋ぎができる選手が1番理想だ。

昨年は谷選手を起用して見事にハマったが、

今季はここにエドガーが確りハマれば

巨人打線に殆ど穴のない打線が完成する事になる。

守備面では無難に守ったし足も普通より速い位なので

開幕戦だけを観た限りでは6番での起用に十分応えた形だ。

そして打線で大きなインパクトを感じたのが

何と言っても8番由伸選手のファーストでの起用だ。

過去の実績を考えると8番での起用は信じられないけれど、

昨シーズンわずか代打の1打席しか立てなかった事を踏まえ

さらにレギュラーの選手が昨シーズン確り結果を残した事を

踏まえれば使える打順は6番以下の打順しかない。

過去1年目に7番を打ったシーズンはあったものの、

4番を打った選手にとって8番は屈辱的な打順になるだろう。

しかし今の由伸選手にそれを屈辱と言っている場合じゃない。

今年ダメなら代打要員か引退が迫るシーズンだけに

8番だろうと確り結果を求められるのだ。

そして2年ぶりのスタメン出場は

学生時代以来となる内野手(ファースト)としての出場だ。

由伸選手は高校時代にサード兼投手を守っていた経験があり、

大学時代に外野1本となったけれど、

内野経験があるのでファーストの守備は

それほど負担にはならないだろうし、

今後の野球人生を踏まえると良い経験になるだろう。

これで本来の3割20本以上の活躍をしてくれたら

他球団にとって投手以外3割打者が並ぶ打線は脅威と言うしかない。

控えに李、谷がいるのだからこれほど息の抜けない打線は

プロ野球史上でも前例のない打線となる可能性が高い。

過去の重量打線と違うのは打つだけでなく走れるという事だ。

下位打線は走らなくても良いけれど、

上位打線と5,6番で走れる選手がいるのは得点源として大きい。

打線を観る限り死角は少ない。

そして投手陣も内海投手が3年ぶりの開幕投手を務めたけれど、

昨シーズンはWBCの影響で調整が上手くできなかったが、

今年は確り調整した事で危なげない投球で

エースとして活躍してくれそうな予感を感じた。

特に上原、尚成投手が抜けて日本人エースが不在と

言われる中で内海投手が本来の投球を取り戻してくれれば

先発陣はグライシンガーが離脱しても

安心してローテーションを組み立てる事ができる。

先発初挑戦の山口投手に不安があるだけに内海投手の復活は大きい。

そして不安視されたクルーンだけれど、

手術して心配されたスピードは

確かに150km前半に落ちたものの

その分ストレートの切れは手術前より良くなった感じだ。

この試合で良かったのはストレートの切れと

スライダーとカットボール、

ホークはコントロールが利かなかった。

この内容を観るとストレートとカットボールを

主体にして組み立てた方が昨年より安定しそうだ。

力まなければ抑えられるという事に目覚めたら

クルーンの抑えは昨年より安定した投球を観る事ができるだろう。

とにかく注意点は力むな、

フォークはあまり使うなという事だ。

そしてこの試合での最大の特徴は

レギュラーの層は厚いが控え選手層は谷、李、鈴木選手以外は

誰がベンチ入りしてもおかしくないほど

競争が激しいという事だ。

左キラー大道選手が入れないほど競争が激しく、

ルーキー長野選手、市川捕手がベンチ入りし、

若手との競争は激しい。

この若手の競争が常にベンチ入りする若手は

結果を求められるだけにこの争いは面白くなりそうだ。

開幕戦勝利で連勝と行きたいところだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Ranking ブログランキングに参加しております。

祝! 日本一 読売ジャイアンツ2009 クライマックス・シリーズから日本一奪回までの軌跡 [DVD]祝! 日本一 読売ジャイアンツ2009 クライマックス・シリーズから日本一奪回までの軌跡 [DVD]
出演:読売ジャイアンツ
販売元:バップ
発売日:2009-12-02
おすすめ度:4.0


クチコミを見る
原巨人おめでとう日本一 (NIKKAN SPORTS GRAPH)原巨人おめでとう日本一 (NIKKAN SPORTS GRAPH)
販売元:日刊スポーツ出版社
発売日:2009-11-12
おすすめ度:3.5
クチコミを見る


V3 原巨人 2009年 11月号 [雑誌]V3 原巨人 2009年 11月号 [雑誌]
販売元:読売新聞東京本社
発売日:2009-09-28
クチコミを見る
mixiチェック