22日ドラマ「コード・ブルードクターヘリ緊急救命」2nd season

第7話を視聴した。

今回は同意書なしで呼吸器を止めた緋山は

その親族に訴えられ医療チームから外された。

そんな中藍沢らは山岳地で落石で重傷を負った患者の治療にあたったが、

今度は冴島が医療器具を忘れて大ピンチを迎えたが、

別の治療法で何とか乗り切った。

そんな中緋山は自分の行った行為に対して後悔の念を抱いていたが、

それを白石や藍沢がフォローした。

そして緋山の元に裁判所から証拠保全の通知が来る。

そして藍沢は父から本当の真実を聞いて

聞くんじゃなかったという後悔をするシーンがメインだった。
ストーリー

藍沢耕作、白石恵、緋山美帆子、藤川一男は久しぶりに集まって酒を飲む。

しかし、白石は父親のガンを知っての絡み酒。

母の手紙を読んで動揺する藍沢にも絡んで、

緋山と藤川もあきれるほど大盛り上がり。

藤川は、冴島はるかも誘ったのだが現れなかった。

翌日、登山中の夫婦が落石に遭ったとドクターヘリ要請が入る。

緋山が出動しようとすると、1人の男に呼び止められた。

男は野上明彦。

脳死判定を受けた息子を亡くした直美の兄だ。

激昂して人殺しと怒鳴る明彦を見た橘啓輔は、

藍沢と白石に現場に飛ぶように命令。

緋山は残して、明彦の話を聞くことにする。

明彦は、甥の死を緋山の責任として、病院に謝罪を求めた。

一方、橘は緋山が直美から同意書を得ていないことを知って落胆する。

藍沢と白石は、冴島とともに患者が収容された山小屋に到着。

藍沢と白石は、患者の大量血胸を確認し、

開胸して止血をしようとするのだが…。

以上フジテレビコード・ブルー 2nd seasonHPより


今回は1つのミスが命取りとなるシーンの連続だった。

まず緋山の件だけれど、確かに患者に対する気持ちは十二分に理解する。

もしあの場面で家族親戚全員がいたのなら

それは納得するだけの説得力あるシーンだ。

しかしそれを観ていない者や知らない者は

それを人殺しと言い放つのだ。

どうして同意書なるものがあるのかというのは

観ていない者に対して説得力となるものを突き付けるためだ。

これは遺言状と同じと考えればわかるが、

親族でも骨肉の争いをする訳で、

親族でない者だったら余計その非難は2倍3倍となって返ってくる。

人とはそういうものだと割り切っている藍沢は別にして、

緋山にはそこまで割り切れる気持ちもなかったのも良くないが、

それ以上に怖さを知らな過ぎた。

もし怖さを知っていたならこのようなミスはしなかっただろう。

でも医者という商売ほど情に流されてはならない商売もないものだ。

ただ裁判において考えた時、

その子がどれだけの時間生きられたかもある意味重要な要素になる。

もし生命維持装置をつけたまま10年以上生きられるとなれば

これは条件が完全に違い親族の同意書が完全になければ

医者は殺人罪に問われてしまう。

しかし今回の場合良くても1日、

最悪10分というケースは考え方1つで問えない部分もある。

少なくてもその場面に母親はその場にいた訳だし、

1日、10分その子が苦しんで亡くなる事が

本当に殺人罪を問えるのか?という事だ。

私が裁判員だったらこれは問えないと判断する。

これも人次第だが人生において大けがするほどの

激痛を味わった経験があるか?という事だ。

そういう怪我をすれば1日痛みで眠れないだろうし、

この痛みが消えてしまえと思うだろう。

そう思えばこの子の痛みはその10倍以上の痛みを受けている訳だ。

それを理解しないでただ人殺しと述べるのはいかがなものだろうか?

これこそ感情論そのものではないだろうか?

その痛みを自分が受け止められない人ほど

こういう誰かが悪いという論理に走り易い。

これもさだめとして受け止めてあげる事も必要な時もあるだろうし、

どうしてこのような結果になったのかの理由を

確り知ろうとしなければならないのではないだろうか?

そしてミスが致命傷となりかねないケースが

藍沢、白石、冴島のケースだったけれど、

あれほど完ぺきだった冴島が致命的なミスで

患者を死なせてしまう可能性すらあった。

このケースでは幸い他の手段があったから助かったが、

このケースでは助かる手段があったのに助けられなかった

という事で訴えられかねないケースだ。

医療道具を忘れたという話では済まないケースでもあった。

それでも例え道具全て揃っても救えない事も

あるのが救命救急の宿命でもあるだけに

危険な場所へ行く人がそもそも悪いのを忘れてはならない。

次回は緋山は裁判にかけられる事になる。

果たして緋山はこの現実をどう受け止めどうするのか?

そしてまたも大量に患者が運ばれてくるシーンがある。

その中で藍沢、白石、藤川、冴島はどう対処するのか?

その緊迫のシーンから目が離せない。

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