16日公開の映画「今度は愛妻家」を鑑賞した。

この映画は亭主関白で自由気ままなダメ夫と

健康オタクの妻が離婚寸前までいってしまい

沖縄へ離婚旅行へ行くがそこから1年の月日を経て

妻が出て行ってしまうストーリーである。

確り内容を辿っていくと冒頭のストーリーの意味を確り理解できるけれど、

人は失って知る本当の存在感を目の前で痛感する事になるだろう。
正直私は最初この映画を観る前までダメ夫に

愛想を尽かした妻が1度家を出て行って

そこから夫婦再生するストーリーだと思って観てしまった。

だから冒頭から30分位はある意味ダメ夫の行動に

もっともだと思いながら観ていたけれど、

中盤以降どうしてこうなってしまったのかを知る訳だけれど、

確かに妻がいる時には解らない事でも妻を失って知る事がある。

だから終盤になればなるほど妻の本当の愛を知る事になっていく。

どうして妻はもう1人で暮らせるよね?

という言葉の意味を知っていく。

妻は夫を愛し、ダメ夫は失って愛を知る

そのストーリーをレビューしていきたい。

キャスト

かつては売れっ子カメラマンだったが、

ある事がキッカケでカメラマンの仕事を1年間していない。

女を連れ込む浮気性は既に妻に見抜かれている

北見俊介演じる豊川悦司

健康オタクで常に俊介の健康を気遣っている。

そんなダメ夫に愛想を尽かし家を出ようとする

北見さくら演じる薬師丸ひろ子

女優の卵で俊介に写真を撮ってほしいと訪れて体を差し出そうとする

吉沢蘭子演じる水川あさみ

俊介の弟子で俊介がカメラマンの仕事を休んでいる間は

俊介の代わりにカメラマンの仕事を引き受けていた

古田誠演じる浜田岳

ある事情でオカマとなったが、

さくらの父親として俊介に接する

原文太演じる石橋蓮司

さくらの元教え子で今も手紙を送ってくる

西田健人演じる城田優

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

かつては売れっ子カメラマンだった北見俊介。

しかし、今ではなぜか1枚の写真も撮る事ができず、

ぐうたらな毎日を送っている。

妻のさくらはそんな俊介に文句を言いつつも世話を焼くのだった。

しかしある日、女優志望の蘭子を家に連れ込んでいる

俊介をさくらが目撃。彼女は愛想を尽かし、旅行へと出てしまう。

その後しばらくは独身気分を満喫していた俊介だったが、

なかなか家に帰ってこないさくらに苛立ちを覚え始め…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとしてダメ夫俊介と健康オタク妻さくらという

ダメ夫俊介をほっておけない妻さくらの姿が

実に俊介を愛している行動の1つなのだと思う。

私も家では家事なんて殆ど手伝う事は少ないから

結婚した場合の殆どは妻に任せてしまうかもしれないけれど、

今の時代そういう夫だと三行半を突きつけられるらしいので

結婚も考え方次第では良いものばかりじゃないのかもしれない。

しかし妻のさくらはそんな夫を理解して家庭を守っていた。

そんなある日妻のさくらが沖縄旅行へ行こうと誘うのだった。

その旅行で妻さくらがこれが離婚旅行という趣旨を

伝え最後の旅行と言い出した。

今までのつけが回ってきたようなものだった。

ある日妻さくらが旅行へ行くと言い出し家を出ようとした。

しかしダメ夫俊介は事もあろうことか

女を家に連れ込もうとしたのだった。

浮気をするほど器用な男はよいだろうが、

しかしどうして妻がいるのに他の女を求めようとするかな・・・

しかしそれは妻さくらには既にお見通しの事だった。

しかも妻さくらが知る限り10人以上・・・

って10人も良く付いてくる女がいるものだから世の中わからない。

連れ込んだが、そこで弟子の誠が登場し、

オカマの文太も登場し事の話はかなり入り身だれていく。

しかし4人も身勝手に入れる家ってどうなんだろうね?

と疑問に思いつつ俊介は妻さくらの事を思い出していた。

そしてクリスマスの日・・・

俊介はクリスマスツリーを買ってきて飾りだすのだった。

そしてそこで妻さくらの命日だった。

果たして俊介は妻の死を乗り越えられるのだろうか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

このストーリーはダメ夫の俊介が妻さくらを失った事で

愛妻家になっていくストーリーと解釈すべきなのだろう。

俊介も妻さくらを失うまでは妻の存在の大きさを

わからないまま生きてきた。

しかしこの1年間妻を失って妻さくらの存在の大きさを痛感し、

そして塞ぎ込むのだった。若くして妻を失ってしまう悲しみは

本当に辛いものだ。

そして仕事もできない状態が1年以上続いた。

それを心配して妻さくらも成仏できないまま

俊介の身近にいるのだった。

人は失ってこそわかる事があるとは言ったものだけれど、

俊介も妻を失って常に妻さくらに支えられていた事

そして愛されていた事を知り乗り越えようとするのだった。

総評として妻さくらの悲しみを乗り越えようとする姿に

蘭子と誠の恋の行方も絡んでくるところは

俊介が立ち直ろうとするキッカケの1つだし、

文太も娘を失った悲しみを乗り越えようとする姿がそこにあった。

失って知る幸せ、そして失って知る愛を実に

うまく描かれていた作品だったと思います。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Ranking ブログランキングに参加しております。

今度は愛妻家 (竹書房文庫)今度は愛妻家 (竹書房文庫)
著者:入間 眞 中谷 まゆみ
販売元:竹書房
発売日:2009-12-17
クチコミを見る



今度は愛妻家今度は愛妻家
著者:中谷まゆみ
販売元:パルコ
発売日:2009-12-16
クチコミを見る



オリジナル・サウンドトラック 今度は愛妻家オリジナル・サウンドトラック 今度は愛妻家
アーティスト:サントラ
販売元:フォーライフミュージックエンタテインメント
発売日:2010-01-27
クチコミを見る
mixiチェック