28日Jリーグ09第33節第1日目が行なわれ、
アルビレックス新潟はアウエー等々力陸上競技場で
2位川崎フロンターレと対戦し、
0対1でFW鄭大世にゴールを決められ反撃及ばず
13勝10敗10分勝ち点49得失点差+11で
8位に後退し5位以下9位以上が確定し
リーグ戦でのACL補欠争いからも脱落した。
マルシオ不在では3年間で1勝しかしていないチームは
最後までマルシオの存在感を痛感し、
鈴木アルビの限界を知った試合となった。
アルビレックス新潟はアウエー等々力陸上競技場で
2位川崎フロンターレと対戦し、
0対1でFW鄭大世にゴールを決められ反撃及ばず
13勝10敗10分勝ち点49得失点差+11で
8位に後退し5位以下9位以上が確定し
リーグ戦でのACL補欠争いからも脱落した。
マルシオ不在では3年間で1勝しかしていないチームは
最後までマルシオの存在感を痛感し、
鈴木アルビの限界を知った試合となった。
今季3度目のアウエー遠征となった今回は
Jリーグ元年には現在の東京Vが本拠地としていた
等々力陸上競技場への遠征となった。
思えばJリーグ元年の頃は新潟にはあアルビはなく、野
球好きで巨人ファンだった事もあり系列のV川崎を応援していた時期があった。
もちろんファンクラブにも在籍した経験もあったけれど、
新潟がJ2に参加する頃には新潟サポーターとなり川崎からは離れた。
1度は応援したチームが本拠地とした等々力に行きたいと
思っていたのでその念願が叶ったけれど、
今は川崎の本拠地としてフロンターレタウンとなり時代の流れを感じる。
やはり地元密着の大切さを都会でも感じるのだった。
途中で味の素スタジアムの近くも通ったけれど、
近距離にある事でFC東京とのクラシコは盛り上がるのが良くわかった。
J2時代には凌ぎを削って戦った両チームも
J1では完全に川崎が上になった。
やはり川崎を観ているとどうしたらJ1で3位以上狙えるのか、
そしてどうしたら優勝を狙えるほどのチームになるのかを感じた試合だし、
アルビレックス新潟が来季さらなる飛躍と再構築をする上で
何が必要なのかを感じた事を述べていきたいと思うし、
鈴木アルビの限界も述べていきたいと思う。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−4−2(4−2−2−2)
GK北野
DF
右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾
MF
ボランチ 本間、三門
右MFチョ 左MF松下
FW矢野、大島
マルシオが怪我で離脱したところにチョを入れてスタートした。
試合は前半から川崎の攻勢の前に新潟は組織的守備で川崎の攻撃を防ぐ、
新潟も数少ないチャンスを狙うが、
MFマルシオが穴が大きく展開力はサイド攻撃だけで終わってしまう。
前半34分にはFW大島が怪我の影響で早々にベンチに下がり
FWエヴェルトンを投入した。
両チームに決定的なチャンスがありながらも前半は0対0で折り返した。
後半開始早々にFW矢野が決定的なシーンで
シュートを放つもGK川島に防がれる。
その後川崎に押されたが、後半12分にDF千代反田が
決定的な場面を外して得点できず、
川崎はFWレナチーニョに代えてFW黒津を投入すると流れが変わり、
後半25分にFWジュニーニョのクロスを
FW鄭大世のゴールで均衡が破れると、
新潟はMFチョに代えてMF木暮を投入して打開しようとするが破れず、
さらにMF三門に代えてMF酒井を投入するが、
それでもゴールは遠く新潟はこの敗戦で5位以下が確定し
リーグ戦でのACLの可能性は消滅した。
川崎が強かったというよりこれは完全にベンチワークのミスだし、
ブレない戦術だが戦術が意固地な鈴木監督の限界値を感じた試合だった。
マルシオがいないのは確かに痛いのは誰が観てもわかる。
しかし問題はマルシオがいない時に
どのような戦いをするかが問題だという事だ。
私はこの4年間の鈴木アルビを観てきたけれど、
確かに新潟の4−4−2をベースにした
組織的なサッカーとパスワークからサイドを崩すサッカーは
新潟に大きな力となり、新潟がJ1で戦えるだけの財産は
残してくれたのは素直に認める。
チームも4−4−2の戦術に合わせた選手獲得並びに
編成をしてきた事でユースもそれに応じた選手を昇格させ、
ユースからは来季も含めると3年連続で昇格する選手を
輩出できるようになった。
今年は特にDF酒井が常時試合で起用され、将来も嘱望されるし、
今年獲得したMF三門は来季以降ボランチの軸として
活躍してくれるだけの力を見せてくれた。
DFラインもJ1昇格時から3年間J1ワーストだった
守備陣をこの3年間で40失点台にまで改善するまでに
構築した守備陣は本当にJ1に生き残るだけの力とその力を備えた。
外国人選手も獲得した選手は1部を除いて皆活躍し、チームの力になった。
それらを全て認めた上で鈴木アルビの限界を指摘すると、
この試合ではまず固定ありきで挑んだ事
そのものが失敗だったという事だ。
既にこの1週間でマルシオ、ジウトンの怪我、
大島も背中の痛みで離脱していたし、
永田はこの試合痛み止を飲んでの強行出場だ。
コンディションを重視するなら
例えレギュラーといえども先発出場させるのではなく、
最低でもベンチ入りで後半途中からの出場で起用すべきだ。
それがこの試合では案の定大島が前半45分すら出場できずに
エヴェルトンに交代した。
こうなるなら何で最初からエヴェルトンを使わないのか?
最初からエヴェルトンを使えば
最初からこの試合の展開は違ったはずだ。
そして次はチョの起用方法だ。
この試合チョは右のMFとして先発した。
でもこの試合ではマルシオが欠場し、
本来チョの得意なのは左サイドかFWだ。
それを得意としない右MFで起用し、
右で起用できる松下をそのまま左で起用した。
ここがまずおかしい!マルシオが出場するなら
チョは左MFかFWで起用すべきだと思うけれど、
マルシオが欠場した中で左利きのチョを
わざわざ得意としない右で起用したのか?
最初から右松下、左チョで先発させるべきだった。
そしてこの試合では途中でチョに代わって木暮を投入したが、
木暮を投入したところで左だった松下を右に入れ替えている。
チョット待て!こうするなら何故最初から左でチョを使わない!と言いたい。
さらにはMF三門に代えてMF酒井を投入したが、
ここでMF木暮をボランチに下げて、MF酒井を左で起用した。
本来酒井は右が得意の選手だ。
それを得意とはいえない左で起用して
本来の力を発揮できるのか?
そして最後はサイド攻撃の為にはFWは
常に前線で張る必要があるけれど、
FW矢野が下がってしまうとFWで打開できる選手がいなくなるという事だ。
FWが下がるなら1トップで戦った方がマシだけれど、
今の新潟ではFWが下がってしまうと
殆ど得点にならない現状があった。
新潟のサッカーは常時11人もベストメンバーで
サッカーをするのが新潟のサッカーだ。
それに対し川崎はこの試合でもDFを入れ替え、
MFも入れ替えている。
DF菊池、井川、MF谷口すらベンチスタートだ。
常に入れ替えて行く事で選手の競争意識そして過密日程を戦ってきた。
FW、MFはこの試合では攻撃陣は
現在ベストと言える4人が起用されているが、
やはりこの4人の攻撃力がJ1で優勝争いする力となっている。
攻撃では3トップ、通常2トップ、
守る時には1トップと状況に応じて
攻撃、普通、守備のバリュエーションがある。
一方新潟は攻撃、普通、守備の時のバリュエーションが
何時も一緒と同じシステムと戦術に執着し過ぎてしまった。
選手がいるのに固定したメンバーしか使わない
鈴木監督の采配にはこれが鈴木アルビの限界でもあり、
この順位のままで良いならこのまま続投でも良いかもしれないが、
チームが上を目指す上で変化を求めた事は
私自身この試合の流れと采配において納得するしかなかった。
マルシオをサポートする選手がおらず、
マルシオがいなくなるとどうする事もできないチームではやはり問題だし、
この4年間最初の2年はシルビーニョ、
最後の2年はマルシオと1人がいなくなったら
勝てないチーム造りから新潟は脱却しなければならないだろう。
最終節は鈴木アルビ最後のホームゲームになるけれど、
ホーム最終戦では勝利で飾って最後の戦いとなる
天皇杯獲得を目指して鈴木監督を送り出したい。
最後まで全力を尽くして選手たちは戦ってほしい。
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Jリーグ元年には現在の東京Vが本拠地としていた
等々力陸上競技場への遠征となった。
思えばJリーグ元年の頃は新潟にはあアルビはなく、野
球好きで巨人ファンだった事もあり系列のV川崎を応援していた時期があった。
もちろんファンクラブにも在籍した経験もあったけれど、
新潟がJ2に参加する頃には新潟サポーターとなり川崎からは離れた。
1度は応援したチームが本拠地とした等々力に行きたいと
思っていたのでその念願が叶ったけれど、
今は川崎の本拠地としてフロンターレタウンとなり時代の流れを感じる。
やはり地元密着の大切さを都会でも感じるのだった。
途中で味の素スタジアムの近くも通ったけれど、
近距離にある事でFC東京とのクラシコは盛り上がるのが良くわかった。
J2時代には凌ぎを削って戦った両チームも
J1では完全に川崎が上になった。
やはり川崎を観ているとどうしたらJ1で3位以上狙えるのか、
そしてどうしたら優勝を狙えるほどのチームになるのかを感じた試合だし、
アルビレックス新潟が来季さらなる飛躍と再構築をする上で
何が必要なのかを感じた事を述べていきたいと思うし、
鈴木アルビの限界も述べていきたいと思う。
アルビレックス新潟のフォーメーションは4−4−2(4−2−2−2)
GK北野
DF
右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾
MF
ボランチ 本間、三門
右MFチョ 左MF松下
FW矢野、大島
マルシオが怪我で離脱したところにチョを入れてスタートした。
試合は前半から川崎の攻勢の前に新潟は組織的守備で川崎の攻撃を防ぐ、
新潟も数少ないチャンスを狙うが、
MFマルシオが穴が大きく展開力はサイド攻撃だけで終わってしまう。
前半34分にはFW大島が怪我の影響で早々にベンチに下がり
FWエヴェルトンを投入した。
両チームに決定的なチャンスがありながらも前半は0対0で折り返した。
後半開始早々にFW矢野が決定的なシーンで
シュートを放つもGK川島に防がれる。
その後川崎に押されたが、後半12分にDF千代反田が
決定的な場面を外して得点できず、
川崎はFWレナチーニョに代えてFW黒津を投入すると流れが変わり、
後半25分にFWジュニーニョのクロスを
FW鄭大世のゴールで均衡が破れると、
新潟はMFチョに代えてMF木暮を投入して打開しようとするが破れず、
さらにMF三門に代えてMF酒井を投入するが、
それでもゴールは遠く新潟はこの敗戦で5位以下が確定し
リーグ戦でのACLの可能性は消滅した。
川崎が強かったというよりこれは完全にベンチワークのミスだし、
ブレない戦術だが戦術が意固地な鈴木監督の限界値を感じた試合だった。
マルシオがいないのは確かに痛いのは誰が観てもわかる。
しかし問題はマルシオがいない時に
どのような戦いをするかが問題だという事だ。
私はこの4年間の鈴木アルビを観てきたけれど、
確かに新潟の4−4−2をベースにした
組織的なサッカーとパスワークからサイドを崩すサッカーは
新潟に大きな力となり、新潟がJ1で戦えるだけの財産は
残してくれたのは素直に認める。
チームも4−4−2の戦術に合わせた選手獲得並びに
編成をしてきた事でユースもそれに応じた選手を昇格させ、
ユースからは来季も含めると3年連続で昇格する選手を
輩出できるようになった。
今年は特にDF酒井が常時試合で起用され、将来も嘱望されるし、
今年獲得したMF三門は来季以降ボランチの軸として
活躍してくれるだけの力を見せてくれた。
DFラインもJ1昇格時から3年間J1ワーストだった
守備陣をこの3年間で40失点台にまで改善するまでに
構築した守備陣は本当にJ1に生き残るだけの力とその力を備えた。
外国人選手も獲得した選手は1部を除いて皆活躍し、チームの力になった。
それらを全て認めた上で鈴木アルビの限界を指摘すると、
この試合ではまず固定ありきで挑んだ事
そのものが失敗だったという事だ。
既にこの1週間でマルシオ、ジウトンの怪我、
大島も背中の痛みで離脱していたし、
永田はこの試合痛み止を飲んでの強行出場だ。
コンディションを重視するなら
例えレギュラーといえども先発出場させるのではなく、
最低でもベンチ入りで後半途中からの出場で起用すべきだ。
それがこの試合では案の定大島が前半45分すら出場できずに
エヴェルトンに交代した。
こうなるなら何で最初からエヴェルトンを使わないのか?
最初からエヴェルトンを使えば
最初からこの試合の展開は違ったはずだ。
そして次はチョの起用方法だ。
この試合チョは右のMFとして先発した。
でもこの試合ではマルシオが欠場し、
本来チョの得意なのは左サイドかFWだ。
それを得意としない右MFで起用し、
右で起用できる松下をそのまま左で起用した。
ここがまずおかしい!マルシオが出場するなら
チョは左MFかFWで起用すべきだと思うけれど、
マルシオが欠場した中で左利きのチョを
わざわざ得意としない右で起用したのか?
最初から右松下、左チョで先発させるべきだった。
そしてこの試合では途中でチョに代わって木暮を投入したが、
木暮を投入したところで左だった松下を右に入れ替えている。
チョット待て!こうするなら何故最初から左でチョを使わない!と言いたい。
さらにはMF三門に代えてMF酒井を投入したが、
ここでMF木暮をボランチに下げて、MF酒井を左で起用した。
本来酒井は右が得意の選手だ。
それを得意とはいえない左で起用して
本来の力を発揮できるのか?
そして最後はサイド攻撃の為にはFWは
常に前線で張る必要があるけれど、
FW矢野が下がってしまうとFWで打開できる選手がいなくなるという事だ。
FWが下がるなら1トップで戦った方がマシだけれど、
今の新潟ではFWが下がってしまうと
殆ど得点にならない現状があった。
新潟のサッカーは常時11人もベストメンバーで
サッカーをするのが新潟のサッカーだ。
それに対し川崎はこの試合でもDFを入れ替え、
MFも入れ替えている。
DF菊池、井川、MF谷口すらベンチスタートだ。
常に入れ替えて行く事で選手の競争意識そして過密日程を戦ってきた。
FW、MFはこの試合では攻撃陣は
現在ベストと言える4人が起用されているが、
やはりこの4人の攻撃力がJ1で優勝争いする力となっている。
攻撃では3トップ、通常2トップ、
守る時には1トップと状況に応じて
攻撃、普通、守備のバリュエーションがある。
一方新潟は攻撃、普通、守備の時のバリュエーションが
何時も一緒と同じシステムと戦術に執着し過ぎてしまった。
選手がいるのに固定したメンバーしか使わない
鈴木監督の采配にはこれが鈴木アルビの限界でもあり、
この順位のままで良いならこのまま続投でも良いかもしれないが、
チームが上を目指す上で変化を求めた事は
私自身この試合の流れと采配において納得するしかなかった。
マルシオをサポートする選手がおらず、
マルシオがいなくなるとどうする事もできないチームではやはり問題だし、
この4年間最初の2年はシルビーニョ、
最後の2年はマルシオと1人がいなくなったら
勝てないチーム造りから新潟は脱却しなければならないだろう。
最終節は鈴木アルビ最後のホームゲームになるけれど、
ホーム最終戦では勝利で飾って最後の戦いとなる
天皇杯獲得を目指して鈴木監督を送り出したい。
最後まで全力を尽くして選手たちは戦ってほしい。
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