15日スタートのドラマ「不毛地帯」を視聴した。

このドラマは山崎豊子原作「不毛地帯」をドラマ化した作品で、

終戦から、ひたすら復興を目指して走り続け、

経済が驚異的な回復を見せ始めた高度成長期の日本を舞台に終戦後、

11年もの長きにわたるシベリア抑留という過酷な経験を経て、

帰国後、総合商社に入社した男が、

戦後の荒廃から社会が立ち直ろうとする激動の時代を背景に、

再びビジネスという“戦場”に身を投じ、

戦争体験という過去との葛藤を抱えながら、

世界を相手に戦うさまを描いたストーリーである。

平和の今戦後の時代を生きた人たちの生き様を

どう感じる事ができるのか?

難しいながら注目の作品だ。
山崎豊子作品では2年前に華麗なる一族をレビューしていたけれど、

私の世代ではこの手の作品は少し時代が違う故に難しいのだけれど、

戦後の日本において今の時代にどう響くのか?

それがこのドラマのポイントとなりそうだ。

戦争中ははエリート参謀として

満州で作戦立案を立てていた軍人がシベリアで

11年抑留されたあと商社に入社して戦争の責任を感じながら

商社の世界で生きていくドラマだ。

180度違う世界で奔走されていく姿に注目していきたい。

キャスト

壹岐正演じる唐沢寿明

壹岐佳子演じる和久井映見

壹岐直子演じる多部未華子

壹岐誠演じる高橋平

川又伊佐雄演じる柳葉敏郎

貝塚道生演じる段田安則

芦田国雄演じる古田新太

久松清蔵演じる伊東四朗

田原秀雄演じる阿部サダヲ

浜中紅子演じる天海祐希

鮫島辰三演じる遠藤憲一

谷川正治演じる橋爪功

竹村勝演じる中丸新将

秋津紀武演じる中村敦夫

秋津清輝演じる佐々木蔵之介

秋津千里演じる小雪

大門一三演じる原田芳雄

里井達也演じる岸部一徳

兵頭信一良演じる竹野内豊

松本晴彦演じる斉木しげる

小出宏演じる松重豊

海部要演じる梶原善

塙四郎演じる袴田吉彦

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

陸軍士官学校を首席で卒業し、

第二次大戦中は軍の最高統帥機関である大本営の参謀として

作戦立案にあたっていた壹岐正は、終戦を受け入れず、

日ソ中立条約を侵して侵攻してきたソ連軍に対する

徹底抗戦を主張する関東軍を説得するため、

停戦命令書を携えて満州に向かった。

そこで、関東軍の幕僚・谷川正治らとともに

ソ連軍に拘束された壹岐は、戦犯としてソ連の軍事裁判にかけられ、

強制労働25年の刑を宣告されると、

一度送られたら二度と生きて帰ることはできない

といわれたシベリア極北の流刑地ラゾに送られてしまう。

生死の境をさまよう過酷な強制労働を11年もの長きに渡って

耐え抜いた壹岐は、昭和31年に帰国する。

それからの2年間、壹岐は、強制労働によってむしばまれた体の回復と、

シベリアから一緒に帰国した部下たちの就職の世話に専念した。

その間は、妻の佳子が大阪府庁民生課で働きながら家計を支えていた。

そんなある日、壹岐のもとに、士官学校時代からの親友で、

防衛庁の空将補である川又伊佐雄がやってくる。

川又は、この国を守るために一緒に働いてほしい、

と壹岐を防衛庁に誘った。

しかし壹岐は、自らが関わった作戦により、

多くの兵士や民間人を死なせてしまった責任から、

もう国防に関わる資格はない、と答えて川又の誘いを断った。

壹岐は、部下たちの就職が片付いたのを機に、

かねてから誘われていた近畿商事への就職を決意する。

近畿商事は繊維を中心に扱う商社だが、経済の発展を見越して、

重工業化・国際化を推進しようとしていた。

社長の大門一三に会った壹岐は、

軍人時代のコネや肩書きを一切利用しないことを条件に、

近畿商事に入社し、社長室嘱託として繊維部で働き始める。

それを知った壹岐の長女・直子は大喜びだった。

母・佳子の苦労する姿をずっと見続けてきた直子は、

二度と戦争には関わらないでほしいと願い、

壹岐が防衛庁で働くことにも強く反対していたのだ。

そんな折、壹岐のもとに、秋津千里という女性から手紙が届く。

千里は、大陸鉄道司令官だった秋津紀武の娘だった。

壹岐と秋津は、シベリア抑留中に、

ソ連側の証人として東京裁判に出廷させられようとしていた。

ソ連側は、壹岐や秋津に、

天皇に戦争責任があったと証言させようとしたのだ。

だが秋津は、それを断固拒否し、裁判の前夜、自ら命を断っていた。

壹岐は、父の話が聞きたいという千里の願いを受け、

彼女が住む京都を訪れる。

千里は、父が大事にしていた青磁の香炉にみせられ、

陶芸の道に進んだのだという。

その際、壹岐は、千里の兄・清輝が、

ルソン島で多くの部下を死なせてしまった責任に苦しみ、

仏門に入って厳しい修行を続けていると知って衝撃を受ける。

そのころ、国内の有力商社各社は、

防衛庁の第2次防FX=次期主力戦闘機の受注をめぐって

水面下で激しい戦いを繰り広げていた。

航空機部を置く近畿商事東京支社の支社長・里井達也は、

劣勢を跳ね返す最後の切り札として、

川又ら防衛庁の空幕中枢部と強いパイプを持つ

壹岐が必要だと大門に進言する。

以上フジテレビ不毛地帯HPより


今回は半年に渡るドラマという事でシベリアでの強制労働を1時間、

帰国してから近畿商社に入社してから色々な戸惑いと

戦争の責任を痛感しながら奔走される姿が描かれていた。

シベリア強制労働は本当に過酷を極めたという話しが

語り継がれるほど死の労働だった。

ここで多くの日本人捕虜が強制労働で命を落とし、

帰国できた人もわずかだったほど厳しい世界だった。

戦時中日本は富国強兵の軍事政策の元で韓国併合、

満州国設立、そして日中戦争に突入し、

最悪の太平洋戦争で戦争末期は世界から孤立していた。

ポツダム宣言までの日本の数か月は既にドイツが降伏し、

日本はアメリカ中心の連合軍の攻撃に晒され、

満州にはソ連が軍事行動で進行してきた。

ポツダム宣言後昭和天皇が降伏宣言をして日本の戦争は終結した。

しかしソ連はそんな満州に侵攻し帰国できなかった

日本人を次々捕虜として捕え、

軍事裁判で殆どの日本人をシベリアへ強制労働の刑を執行した。

その中で大本営の参謀だった壹岐もシベリア強制労働を強いられた。

そこでは多くの仲間たちを失いながらも生き残った者たちを

助けるために奔走し続けて11年の月日を経て日本への帰国が許された。

帰国後壹岐は防衛庁の誘いを断り、

全く違う世界の商社に入社する。

ただ軍隊のエリートとして活躍してきた壹岐にとって

商社は180度違う世界だった。

確かに軍隊と商社では組織は理解しても扱う事が全然違う訳で、

それを飲み込むのにやはり戸惑いと時間は必要だった。

しかし防衛庁に関わらないと決め込んだ壹岐は

戦争責任を痛感していたからこそそういう世界に関わりたくない

という思いが強かったが、

それでもその経験と知識を周りがほっておく訳がなかった。

経験から得たものもあれば失ったものも

ある壹岐にとってはどうしても防衛庁に

関わりたくない気持ちは強かった。

まして軍は規律が厳しく絶対という世界で生きてきた

壹岐にとってはエリートの信念を持っている。

周りも壹岐をエリートで約束された役職に

後々付くものだと思っていた訳で、

その渦に飲み込まれるのに時間が掛からなかった。

アメリカ出張で戦闘機を観るとやはり軍人の血が騒ぎ出した。

そしてその納品に近畿商事が関わる事になるのだが、

金の力で官僚と政治家を囲い込まれよう

としている現実を知るのだった。

次回はそんなライバル商社との駆け引きに

壹岐が巻き込まれていく事になる。

はたして壹岐は再び防衛庁に関わる事に妥協できるのか?

その展開を見守りたい。

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