30日ACL09(アジアチャンピオンズリーグ)

準々決勝第2戦名古屋グランパス対川崎フロンターレ戦が

名古屋市瑞穂陸上競技場で行われ、

3対1で名古屋グランパスが苦手川崎を振り切り

初の準決勝進出を果たした。

試合は前半から一進一退の攻防を続けるが、

前半27分カウンターから抜け出した

MF小川のミドルシュートが決まって先制すると、

前半35分FKからMF三都主のフィードを

DF吉田のヘッドで2点目を追加するが、

前半38分川崎はFW鄭大世のゴールで

2戦合計3対3の同点で前半を折り返した。

後半は両チームとのチャンスを活かし切れず

中盤の間が空いてきた後半30分から

名古屋はボランチ2枚を代えると流れが名古屋に傾き、

後半43分右サイドからDF田中のクロスを

GK川島が弾いたところを

FWケネディが押し込み勝ち越しに成功した

名古屋が川崎の反撃を防ぎ、名古屋が日本勢を代表して

準決勝進出を果たした。

これで名古屋グランパスは10月21日の準決勝で

パフタコールかアルイデハドの勝者と対戦する。
ピクシー采配がズバリ的中した戦いだった。

第1戦で1点リードされたもののアウエーゴールを奪って

実質0.5点差で挑んだ第2戦ではリーグ戦とACLとのメンバーを

上手く入れ替えた事も功を奏した。

リーグ戦を含めて今季川崎に3敗していた名古屋にとっては

唯一残されたタイトルに執念を燃やすのは当然だし、

ダビィの移籍金でブルザノビッチと三都主の補強に

成功しリーグ戦とACLを戦える体制にしたのも大きい。

控えにブルザノビッチとバヤリッツァを

ベンチスタートにさせるなどさすが欧州CL(旧欧州チャンピオンズ杯)を

戦った経験がある名将だ。

欧州ではリーグ戦とカップ戦を戦うために

それぞれ力あるメンバーでも上手く入れ替えて戦うチームは多いし、

そうしなければ当然タイトルを狙うのは困難だ。

場合によっては休ませる事もさせるだけに

世界の戦い方を確り見据えている。

そして何よりこの試合では第1戦同様に

名古屋が先制したのが大きく流れを相手に傾かせなかった。

前半27分の小川のゴールは本当に見事だったし、

補強した三都主が絶妙のFKでアシストを演出する。

前半で同点に追いつかれたけれど、

ピクシーの世界基準の采配が見事に的中させる。

動きが全体的に落ちてきた後半27分に

ボランチ2枚を一気に入れ替えた。

一見すると無謀だけれど、

先発させた時点でレギュラーボランチの中村と

サイドが得意の三都主を誰も予想しなかったボランチで

起用するほぼ攻撃的な布陣でスタートさせた。

本来なら左サイドバックで起用したかったのだろうが、

リーグ戦で尽く左サイドを突かれた事を反省し、

4バックは安定させる選択をとった。

サイドより運動量が必要とされなかった事で

それなりに機能したのがこの試合最大のサプライズだったし、

三都主が機能すればブルザノビッチが入ったとしても

十分機能させられる。

本来トップ下を得意とするブルザノビッチをあえて

攻撃的ボランチとして出場させ

そのカバーに吉村を入れる事で運動量を落とさずに

守備に専念させた事で中盤にタメができた。

これが間延びした中盤を支配する事に成功し、

ブルザノビッチを起点に両サイドにパスを配給し

自らもゴール前まで上がった。

これがサイド攻撃を活性化させて

決勝点となるクロスが上がった1つのポイントだった。

中盤のポイントを確り捉えた事で

対川崎3敗を帳消しする準決勝進出となったけれど、

次はどちらが出てきても強敵だ。

アルイデハドは4年前の王者だし、

パフタコールには元ブラジル代表のリバウドがいる。

ただ名古屋には世界の戦いを知るピクシーがいる。

トヨタ杯に出場した経験ある名将が監督として

トヨタクラブワールドカップで指揮する事は

監督としての目標だと思うし、日本勢3連覇の偉業もある。

是非とも名古屋には決勝まで進出して世界と戦ってほしいと思います。

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