２５日巨人Ｖ９時代の名セカンドで２番打者として活躍し、

オリックス監督も務めた土井正三さんが死去したことが分かった。

享年６７歳。

土井さんは１９６５年に巨人に入団し、

巨人Ｖ９時代の２番打者として巨人Ｖ９に貢献し、

１９７８年に引退した。

引退後は巨人のコーチなどを務めたあと

１９９１年から３年間オリックスの監督を務めたが、

そこでイチローを起用しなかった事が後の汚点となった。

２００７年３月には膵臓がんの手術を受けて

長期治療を受けていたが帰らぬ人となった。

Ｖ９を知る選手の死去にかつてもＯＢは悲しみに暮れている。
Ｖ９を知らない世代なので私の世代だと

巨人のコーチ時代やオリックスの監督時代しか印象にないんだけれど、

コーチとして２番打者と守備の要として

活躍した姿そのままに繋ぎの大切さと守備の重要性を説いた方だった。

オリックス監督時代にはそれまで豪快野球だった

オリックスを繋ぎのチームに転換しようとしたものの、

チームカラーに合わず思うような成績を残せなかった。

その時イチローがオリックスに入団したのだが、

１軍では殆ど使わずのちイチローがメジャーへ渡ったあと

イチローを使わなかった監督として不遇を受けた。

確かに監督をやっているとその後に活躍した選手を

使わなかったと言われてしまうと野球指導者として辛いものだが、

イチローという天才を見抜けなかったと言われてしまったのではなく、

今ではその不遇の時代があったから

今のイチローがあると振り返る事もできる。

その後ガンとの闘病生活を送っていたのを

知っていたけれどＶ９を経験した選手も

高齢化してきた事で知る世代も

どんどん減っている事を感じた土井さんの死去だった。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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