17日Jリーグは経営難のJ2東京Vの筆頭株主が

日本テレビから持ち株会社

「東京ヴェルディホールディングス(HD)」

に変更されることについて、

11月16日までに来年度のスポンサー料収入

5億4千万円を確保する条件で認めたことを明らかにし

条件を満たせなければ、今季限りでJリーグを退会させる事がわかった。

東京Vは1969年読売クラブとして創設され、

Jリーグ開幕時はカズ、ラモスらで黄金時代を築いた。

しかしここ10年以上に渡る経営不振で

読売新聞社とヨミウリランドが撤退し、

日本テレビが運営してきたが、

日本テレビも昨年赤字に転落するなど

経営からの撤退を決めて経営譲渡先を探していた。

しかしJリーグの譲渡条件もかなり厳しく、

高額人件費で選手の大量リストラは避けられず

東京ヴェルディの存続は厳しい状態だ。

これで読売グループはサッカー経営から手を離して

40年に渡る歴史に幕を下ろす。

かつてアルビレックス新潟がなかった時代には

ヴェルディのサポーターをしていた時代があったので

その名門が消滅の危機に瀕しているのは残念なことだ。

私自身J2が創設された頃には新潟のサポーターとなり

ヴェルディを離れたけれど、

Jリーグ創成期にはカズやラモスの試合を観るのが

とても楽しかったものだった。

しかしカズが去った頃からチームは

どこへ向かうのかわからないチームとなっていた事も事実だし、

地域密着を掲げるJリーグを企業名を出す事に拘った

読売グループのビジネスに対して時代の変化を感じたものだった。

地域密着を見事に成し遂げた

アルビレックス新潟のビジネスモデルだったけれど、

それでも東京ヴェルディとなっても

40億とも言われる運営資金を手にしていた

昨シーズンを思うとお金を掛けるだけでは運営できない

という事を示されたという事だろうし、

これだけの運営予算がありながら

J2降格したのだからいかにチームの理念と

経営理念を無くしていたかがわかる。

新運営方針では8億から10億規模になるそうだが、

これはJ2の中堅レベルの運営能力であり、

日本テレビが30億の支援がなかったら

実質12億程度の運営能力しかなかった

東京ヴェルディにとって身の丈経営を目指すのは当然だろう。

名門は消滅するのか?

それとも存続できるのか?

存続したとしてもJ1に復帰するのは当面困難を極めるだろう。

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