22日公開の映画「ノーボーイズ・ノークライ」を鑑賞した。
この映画は裏世界の韓国人運び屋と日本人運び屋の2人が巡り合い、
ある運びでやばい物を運んでいる事を韓国人運び屋が知り、
ある運びをしたキッカケで逃亡し、
それを日本人運び屋が匿い一緒にいるうちに
友情が芽生えていくストーリーである。
日韓共作で多くの舞台は日本になるけれど、
裏世界に生きながらも懸命に生きる事で
日韓の壁を越えていく姿と家族への想いも
交差していく事になるだろう。
この映画は裏世界の韓国人運び屋と日本人運び屋の2人が巡り合い、
ある運びでやばい物を運んでいる事を韓国人運び屋が知り、
ある運びをしたキッカケで逃亡し、
それを日本人運び屋が匿い一緒にいるうちに
友情が芽生えていくストーリーである。
日韓共作で多くの舞台は日本になるけれど、
裏世界に生きながらも懸命に生きる事で
日韓の壁を越えていく姿と家族への想いも
交差していく事になるだろう。
1ヶ月ぶりとなる実写映画だけれど、
日韓共作作品で妻夫木主演映画で裏社会に生きる人たちの姿を
描いた作品だけれど、タイミングとしたら
薬物の運び屋だからどうなのかな?と思ったりもする。
裏社会ではそういう運び屋は必ず存在するし、
違法入国や密輸によって薬物が日本国内に入ってきている
実態があるので、韓国ルートからもその1つと
考えて良いところだが、
現実には韓国より北朝鮮の方から流れてきているようだ。
とはいえここに登場する日本人と韓国人の運び屋は
運んだ以外には薬物には一切手を出していないし、
人を運んだ事で繋がる友情がこの映画のテーマだ。
裏社会を舞台にしているという前提でみるので、
法令順守的な部分は多少あれどそれほど脱落したシーンも少なく、
裏社会を描いた作品としては穏便に済んだ
ストーリーなのかもしれない。
映画の舞台は韓国と日本の山口県なのだが、
ロケ地は新潟と丁度ロケ地が仕事場に近かったり、
通勤路だったりと身近なところでやっていたのかという感じだ。
妻夫木は今年感染列島でも新潟の市民病院がロケ地だったし、
天地人は言うまでもなく新潟県が舞台だ。
そしてこの作品もロケ地が新潟と新潟県出身者でもないのに
すっかり新潟が第2の故郷みたいな感じになってしまった感じだ。
そんな地元がロケの舞台になったストーリーを振り返りたい。
キャスト
韓国人運び屋ヒョング演じるハ・ジョンウ
日本人運び屋亨演じる妻夫木聡
誘拐された韓国人少女チス演じるチャ・スヨン
亨の妹で3人の母親奈美演じる徳永えり
亨の元恋人敦子演じる貫地谷しほり
暴力団事務所をボスボギョン演じるイ・デヨン
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
ヒョングの仕事は韓国から日本に住む
おじ・ボギョンの元に密輸品を運ぶこと。
日本側ではいつもボギョンの手下・亨が迎えに来ていた。
ある日ヒョングは少女・チスの入った袋を運ぶことに。
だがわずかな隙に少女は逃亡。
ヒョングと亨が何とかチスを捕まえると、
彼女は「ボギョンから金を奪ったパパを見つけてくれたら
5,000万円ずつあげる」という。
ヒョングは亨に無理やり巻き込まれ、
彼女の父親を探すことになるが……。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして日韓共作として描かれているけれど、
韓国語中心でありながら、
日本を中心にした舞台で描かれる作品であり、
日本にいながら韓国という感じで観る事になるけれど、
ストーリーとしては実に上手く構成されている作品だ。
私自身鬼門韓国映画という意識が強かったので
最初この作日を選んだときちょっと失敗だったかなと
思ったがそれは序盤から中盤へ進んだところで杞憂に終わった。
韓国人運び屋ヒョング、日本人暴力団員亨との出会いは
薬物の密輸によるものだった。
亨は何を運んでいるのか知っていたけれど、
ヒョングはキムチのツボを海に落とすまで知らなかった訳で、
そんなやばい物を運んでいるとは思わなかった。
でもそれを知ってこの仕事の怖さを認識して下りようとするが、
当然それが許される訳もなく、誘拐した少女すら運ばされる。
そしてそこから2人の濃密で友情を深めていく時間が始まる。
キッカケは薬物の運び屋だが、
誘拐された少女を逃がしてしまった事で
ヒョングとチスを匿う事になった亨は自分の家に
2人を連れてきて置かれている環境を見せるのだった。
痴呆症の祖母、2人の子供に1人の重症な赤ん坊、
そして亨の妹奈美の6人で暮らしている。
ただお金がなく、その為に暴力団員となっていた。
それを見たヒョングは家族を知らないヒョングにとって
亨がどうしてお金が必要なのかを理解したものの、
家族の温かみを知らないヒョングには
まだこの家族愛を解らなかった。
そして2人はチスの父親が横領したお金を持って逃げており、
その父を見つけたら大金を上げるという話で
チスの父親を探し始めるが、心当たりがあまりなく、
唯一あったのが糖尿病でインシュリン注射を
打たなければならない事だった。
それを打っている店はある雑貨屋だったが
簡単には口を割りそうでない。
そこで亨は奈美に聞き出すように頼むが、
奈美はそれを拒否するとそんな事言える身か?
と問い詰めるが、奈美にもプランドがあった。
確かに3人の母親とはいえ、
自らの過ちで生んでしまった3人の面倒を亨に
背負わせている後ろめたさはあるもので、
それでも母親の顔を時々出すのだった。
そんな家族に接するうちにヒョングは家族の温かみを知っていく。
一方逃げ出したヒョングを探している
ボギョンたちは探すが行方が掴めない。
その頃亨は偶然元恋人敦子と再会する。
敦子には既に婚約者がおり、結婚する事になっていた。
家族を養わなければならずなくなく別れる事になった
2人の再会は一時の思い出を思い出していたのだった。
しかし匿っていた亨はボギョンたちに
見つかり家族と共に逃亡する。
そしてそこで祖母が行方不明になり懸命に探す亨とヒョング、
しかし見つからず、何を思ったか亨は
たまたま行われていたカラオケ大会に出場する。
そこで2人で「アジアの純真」を歌うのだった。
まあロケ地は毎年24時間テレビの会場にもなる
中央区万代シティの広場
(昔ドリカムがイベントで歌った事もあるけれど)
なので新潟の人が観ればすぐにあそこだとわかる場所だけれど、
妻夫木とハ・ジョンウの歌う「アジアの純真」を
観れたのは相当ラッキーだっただろうね。
丁度ロケしていた頃その近くで仕事していたので
知っていたら観たかったな・・・
というのはさておき行方不明だった祖母が見つかり、
そしてチスの父親の居場所を知り泊まっている
ホテルへ向かう亨とヒョング、
無事チスの父親は見つかったものの、
ボギョンに亨を連れて来いと言われ亨と殴り合いになるが、
亨は自らの体と引き換えに家族にお金を
届けてほしいとヒョングに頼む、
果たしてヒョングは亨をボギョンに突き出すのか?
それとも・・・結末は劇場で観てほしいけれど、
最初は日本人と韓国人の壁があると思われた2人だけれど、
亨の家族愛が次第に亨とヒョングの友情を
深めることに繋がっていった。
家族がいなかったヒョングにとって亨の家族への愛情は
貧しいながらも生きている日常は新鮮に映り、
家族の温かみを知るのだった。
そして家族の愛情を知ったヒョングは
亨との友情を深めるキッカケとなり最後の結論に至るのだが、
確かにどちらも逃げるのは難しいけれど、
最後にヒョングができる事は亨の家族を守る事だった。
総評として最初は仕事で知り合った2人が
家族愛を通じて友情を深め行方不明のチスの父親を
一緒に探す事で亨の家族を救おうとする姿は
愛情を知ったからこそ共有できた友情だと思うし、
愛情を知ったからこそ守りたいと思える人ができたのだと思う。
例え他人の家族でもその愛情を知る事ができれば
より何かを守りたいという気持ちにさせてくれる作品でした。
ちなみにロケ地になった場所の多くは
私自身よく仕事で通ったり、知っている場所だったので、
冒頭のシーンの船乗り場は造船場の所だったり、
レストランは西区のあそこだったり、
敦子が勤めていた薬局は某小学校の向えのあそこだったり、
ホテルも万代橋の側にあるホテルだったりと
新潟市に住んでいる人が観ると大体解っちゃう場所だったりします。
山口県が舞台なので山口県の人がみたらここ何処よ?
となるでしょうけれど、
新潟市を知らない人が観ればエンドロールを観るまでは
ロケ地は新潟と気づかずに観るかも知れないですね。
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日韓共作作品で妻夫木主演映画で裏社会に生きる人たちの姿を
描いた作品だけれど、タイミングとしたら
薬物の運び屋だからどうなのかな?と思ったりもする。
裏社会ではそういう運び屋は必ず存在するし、
違法入国や密輸によって薬物が日本国内に入ってきている
実態があるので、韓国ルートからもその1つと
考えて良いところだが、
現実には韓国より北朝鮮の方から流れてきているようだ。
とはいえここに登場する日本人と韓国人の運び屋は
運んだ以外には薬物には一切手を出していないし、
人を運んだ事で繋がる友情がこの映画のテーマだ。
裏社会を舞台にしているという前提でみるので、
法令順守的な部分は多少あれどそれほど脱落したシーンも少なく、
裏社会を描いた作品としては穏便に済んだ
ストーリーなのかもしれない。
映画の舞台は韓国と日本の山口県なのだが、
ロケ地は新潟と丁度ロケ地が仕事場に近かったり、
通勤路だったりと身近なところでやっていたのかという感じだ。
妻夫木は今年感染列島でも新潟の市民病院がロケ地だったし、
天地人は言うまでもなく新潟県が舞台だ。
そしてこの作品もロケ地が新潟と新潟県出身者でもないのに
すっかり新潟が第2の故郷みたいな感じになってしまった感じだ。
そんな地元がロケの舞台になったストーリーを振り返りたい。
キャスト
韓国人運び屋ヒョング演じるハ・ジョンウ
日本人運び屋亨演じる妻夫木聡
誘拐された韓国人少女チス演じるチャ・スヨン
亨の妹で3人の母親奈美演じる徳永えり
亨の元恋人敦子演じる貫地谷しほり
暴力団事務所をボスボギョン演じるイ・デヨン
他多数のキャストでストーリーが進行する。
ストーリー
ヒョングの仕事は韓国から日本に住む
おじ・ボギョンの元に密輸品を運ぶこと。
日本側ではいつもボギョンの手下・亨が迎えに来ていた。
ある日ヒョングは少女・チスの入った袋を運ぶことに。
だがわずかな隙に少女は逃亡。
ヒョングと亨が何とかチスを捕まえると、
彼女は「ボギョンから金を奪ったパパを見つけてくれたら
5,000万円ずつあげる」という。
ヒョングは亨に無理やり巻き込まれ、
彼女の父親を探すことになるが……。
結末は劇場で観てほしいけれど、
今回のレビューとして日韓共作として描かれているけれど、
韓国語中心でありながら、
日本を中心にした舞台で描かれる作品であり、
日本にいながら韓国という感じで観る事になるけれど、
ストーリーとしては実に上手く構成されている作品だ。
私自身鬼門韓国映画という意識が強かったので
最初この作日を選んだときちょっと失敗だったかなと
思ったがそれは序盤から中盤へ進んだところで杞憂に終わった。
韓国人運び屋ヒョング、日本人暴力団員亨との出会いは
薬物の密輸によるものだった。
亨は何を運んでいるのか知っていたけれど、
ヒョングはキムチのツボを海に落とすまで知らなかった訳で、
そんなやばい物を運んでいるとは思わなかった。
でもそれを知ってこの仕事の怖さを認識して下りようとするが、
当然それが許される訳もなく、誘拐した少女すら運ばされる。
そしてそこから2人の濃密で友情を深めていく時間が始まる。
キッカケは薬物の運び屋だが、
誘拐された少女を逃がしてしまった事で
ヒョングとチスを匿う事になった亨は自分の家に
2人を連れてきて置かれている環境を見せるのだった。
痴呆症の祖母、2人の子供に1人の重症な赤ん坊、
そして亨の妹奈美の6人で暮らしている。
ただお金がなく、その為に暴力団員となっていた。
それを見たヒョングは家族を知らないヒョングにとって
亨がどうしてお金が必要なのかを理解したものの、
家族の温かみを知らないヒョングには
まだこの家族愛を解らなかった。
そして2人はチスの父親が横領したお金を持って逃げており、
その父を見つけたら大金を上げるという話で
チスの父親を探し始めるが、心当たりがあまりなく、
唯一あったのが糖尿病でインシュリン注射を
打たなければならない事だった。
それを打っている店はある雑貨屋だったが
簡単には口を割りそうでない。
そこで亨は奈美に聞き出すように頼むが、
奈美はそれを拒否するとそんな事言える身か?
と問い詰めるが、奈美にもプランドがあった。
確かに3人の母親とはいえ、
自らの過ちで生んでしまった3人の面倒を亨に
背負わせている後ろめたさはあるもので、
それでも母親の顔を時々出すのだった。
そんな家族に接するうちにヒョングは家族の温かみを知っていく。
一方逃げ出したヒョングを探している
ボギョンたちは探すが行方が掴めない。
その頃亨は偶然元恋人敦子と再会する。
敦子には既に婚約者がおり、結婚する事になっていた。
家族を養わなければならずなくなく別れる事になった
2人の再会は一時の思い出を思い出していたのだった。
しかし匿っていた亨はボギョンたちに
見つかり家族と共に逃亡する。
そしてそこで祖母が行方不明になり懸命に探す亨とヒョング、
しかし見つからず、何を思ったか亨は
たまたま行われていたカラオケ大会に出場する。
そこで2人で「アジアの純真」を歌うのだった。
まあロケ地は毎年24時間テレビの会場にもなる
中央区万代シティの広場
(昔ドリカムがイベントで歌った事もあるけれど)
なので新潟の人が観ればすぐにあそこだとわかる場所だけれど、
妻夫木とハ・ジョンウの歌う「アジアの純真」を
観れたのは相当ラッキーだっただろうね。
丁度ロケしていた頃その近くで仕事していたので
知っていたら観たかったな・・・
というのはさておき行方不明だった祖母が見つかり、
そしてチスの父親の居場所を知り泊まっている
ホテルへ向かう亨とヒョング、
無事チスの父親は見つかったものの、
ボギョンに亨を連れて来いと言われ亨と殴り合いになるが、
亨は自らの体と引き換えに家族にお金を
届けてほしいとヒョングに頼む、
果たしてヒョングは亨をボギョンに突き出すのか?
それとも・・・結末は劇場で観てほしいけれど、
最初は日本人と韓国人の壁があると思われた2人だけれど、
亨の家族愛が次第に亨とヒョングの友情を
深めることに繋がっていった。
家族がいなかったヒョングにとって亨の家族への愛情は
貧しいながらも生きている日常は新鮮に映り、
家族の温かみを知るのだった。
そして家族の愛情を知ったヒョングは
亨との友情を深めるキッカケとなり最後の結論に至るのだが、
確かにどちらも逃げるのは難しいけれど、
最後にヒョングができる事は亨の家族を守る事だった。
総評として最初は仕事で知り合った2人が
家族愛を通じて友情を深め行方不明のチスの父親を
一緒に探す事で亨の家族を救おうとする姿は
愛情を知ったからこそ共有できた友情だと思うし、
愛情を知ったからこそ守りたいと思える人ができたのだと思う。
例え他人の家族でもその愛情を知る事ができれば
より何かを守りたいという気持ちにさせてくれる作品でした。
ちなみにロケ地になった場所の多くは
私自身よく仕事で通ったり、知っている場所だったので、
冒頭のシーンの船乗り場は造船場の所だったり、
レストランは西区のあそこだったり、
敦子が勤めていた薬局は某小学校の向えのあそこだったり、
ホテルも万代橋の側にあるホテルだったりと
新潟市に住んでいる人が観ると大体解っちゃう場所だったりします。
山口県が舞台なので山口県の人がみたらここ何処よ?
となるでしょうけれど、
新潟市を知らない人が観ればエンドロールを観るまでは
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