厳しい試合になると思っていただけによくドローで

勝ち点１を獲得した試合だった。

この試合の代償はジウトン、矢野の出場停止と引き換えに、

清水に勝ち点を並ばれるのを阻止した。

負ければ得失点で抜かれないものの同じ勝ち点となり

３位転落が時間の問題だっただけに

この試合でのドローは非常に大きい。

５試合連続ドローでＪ１記録らしいけれど、

新潟は昨シーズン５試合連続無得点の中で

勝ち点３を獲得した経験をしているので、

毎年苦しい夏場を負けない戦いを展開しているのは

昨年の苦しい経験が大きくものをいっている。

１つ１つの積み重ねが今後の戦いで大きく効いてくるし、

５試合ドローで得失点差を維持した事で

これから勝利を積み重ねる事で得失点差を

大きくプラスにできるチャンスも残した。

昨シーズン得失点差に泣いただけに、

今年は得失点差で笑えるシーズンにするには

５試合連続ドローは大きい。

アウエーで耐える力が付いた事も今年の新潟の特徴だ。

今までアウエーではからっきし弱かった新潟が

今年はアウエーではホームより失点が少なく、

負けた試合も０対１の１点差というのも

鹿島の次に敗戦が少なく失点も少ない。

これだけでも十分守備は大健闘だし、

攻撃面ではこの試合で昨シーズンの総得点３２を超えた事で

さらに積み重ねが見込める。

とにかく勝ちに等しい勝ち点１を取れた。

次節はＦＷ矢野とＤＦジウトンが出場停止だが、

ジウトンは新外国人エヴェルトンの加入で

今後外国人の出場停止でない限り起用されないはずなので

事実上の出場停止はＦＷ矢野だけになる。

おそらく右Ｗには新外国人のエヴェルトンが

秘密兵器として先発するだろう。

そしてアンカーにはＭＦ本間が戻ってくるので

強敵ガンバ大阪相手だが十分太刀打ちできる状態だ。

今度こそ勝ち点３を獲得して一気に

ＡＣＬ争いでリードしたいところだ。



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