9日大河ドラマ「天地人」第32話を視聴した。

今回は朝鮮出兵で朝鮮へ渡った上杉軍だったが、

戦況は芳しくない中で景勝と兼続に帰国命令が下る。

その理由が秀吉に世継ぎが生まれた事によるものだったと知り、

景勝、兼続は指揮官らしからぬ態度に困惑していた。

そんな中毛利家と小早川家から上杉家に

秀吉の養子・秀俊を毛利家にと進められている話を受けて、

その話を上杉家が引き受けてほしいと言われるが、

景勝もその申し出には了承できず、

菊姫からも完全に拒絶され、

お船の計らいで北政所に上杉家への

養子を断ってほしいと頼み込む。

その話を知った秀俊は景勝と兼続に

養子の話を何とかしてほしいと頼まれるが、

景勝は自身も上杉家の養子になった経験を語り、

秀俊に養子説得の話を毅然と断る。

その中で秀俊は小早川家に養子に出された。

その後伏見城が完成し秀吉の各大名がお目通りするが、

秀吉のドタキャンで肩透かしを食う。

そんな中三成と兼続が今後の日本のあり方を語っていた。

そして越後の戻った兼続は検地を再考し、

越後の民から次々と喜びの声を聞く事になり、

そしてそこで利休の娘お涼と再会し、

お涼にしばらく越後で暮らすように進めるシーンがメインだった。
ストーリー

朝鮮に渡った景勝と兼続は苦戦を強いられるが、

ほどなく帰国の命が下る。

秀吉と淀の間に男子・拾(ひろい)が生まれたのだ。

謁見(えっけん)の席で、二人は秀吉の養子・秀俊と会う。

その数日後、景勝と兼続は毛利輝元に招かれる。

輝元は、秀吉が秀俊を毛利家へ養子に出そうとしていることを明かし、

景勝に毛利家の代わりに秀俊を養子にしてほしいと頼む。

困惑する兼続と景勝。

お船はこの一件の打開策を北政所に願い出る。

秀俊は、養子話を断ってほしいと景勝に懇願するが、

景勝は己の運命を受け入れるよう諭す。

文禄3年(1594年)、秀俊は小早川隆景のもとへ養子に出された。

秀吉は、拾のために伏見城建設を命じる。

その夏、兼続に嫡男が誕生する。

伏見城が完成し、諸大名が祝いに駆けつける。

その席で家康や輝元に嫌みを言われた三成を兼続は励ますのだった。

越後に戻った兼続は領内の政治に専念する。

そんな中、子たちの教育係となったお涼と再会する。

兼続はお涼にしばらく越後で暮らすことを勧める。

そのころ、京では秀次が謀反の疑いをかけられていた。


以上NHK天地人HPより

今回は上杉軍が朝鮮へ渡った。

朝鮮出兵は当初優勢だったが、次第に情勢が不利となり、

苦戦を強いられていた。

それも当然で完全に海に囲まれている日本と違い、

朝鮮は中国に繋がっている大陸であり、

ここを日本の領土にしようとした秀吉の無謀さを伺える。

普通に日本の人口に対して朝鮮と当時の明を合わせた

人口では完全に大きな差があり、

最初は優勢でも民の反乱などで簡単に支配できる土地じゃない。

歴史的にも朝鮮が日本に攻めたのは

服属していた元時代のみであり、

朝鮮の国として日本に攻めた事は一度もない。

対して日本は初めて秀吉が朝鮮を攻めてから、

日本が世界大戦で朝鮮を領土とした時代を含めても

2度侵略している。

第2次世界大戦の時の朝鮮領土化は色々あり、

朝鮮が受けれたものとも、

朝鮮が服属したものとも言われているので難しい話になるが、

この時代の日本と朝鮮は完全に日本が秀吉の

勝手な野望で攻めた独り善がりな出兵だった。

しかしそれが世継ぎが誕生して中止になるのだから、

これもたまったものじゃなかっただろう。

そしてこれにより世継ぎ問題は再び混迷を極める訳だが、

秀次に譲った関白の地位を後々剥奪し、

秀俊(後の秀秋)を小早川家に養子に出す

というこの選択が豊臣家を滅ぼす要因になったと言っても良いだろう。

せめて秀次を残しておけば秀吉亡き後

あそこまで混乱したか微妙なところだ。

そして上杉家にも養子の話が毛利家から舞い込むが、

確かにここで養子を引き受けると後々厄介な話になるし、

もしここで引き受けていたら

上杉家が存続していたかは微妙なところだ。

しかしそれを確り断った景勝の強い意志は

その経験から学んだものだった。

そして三成はこの頃から秀吉の影響か横暴さが目立ち始める。

全ての取り仕切りを三成に任せた秀吉もさることながら、

ここで三成がのちのち人望を失う要因となる訳だが、

元々人望の厚くなかった三成にとって

兼続は数少ない味方だったわけだが・・・

その三成も兼続の言葉を聞かなくなっていた。

それを家康が密かに聞いていたのがある意味不気味だ。

そして越後に戻った兼続は越後の政治に集中する。

そしてそこで利休の娘お涼と再会する。

お涼は利休切腹後行方がわからなくなっていたが、

越後に落ち延びていた。

この時代は情報網も広くなく、

京より遠い越後なら住みやすい場所だったのかもしれないし、

兼続を頼ってきたのかもしれない。

そして兼続は自分の娘にもお涼に学問を教えてほしいと頼むのだった。

次回は秀次失脚させる三成に兼続がどう説くのか?

その説教に注目だ。

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