1日公開の映画「サマーウォーズ」を鑑賞した。

この映画は仮想世界(ヴァーチャルワールド)を舞台にした

ストーリーで仮想世界で起こったハッキング事件に

天才的数学力のある少年と家が代々武家生まれの少女と

その家族たちが仮想世界で起こった

ハッキング事件に関わりその落とし前として

その事件に挑み戦うストーリーである。

パソコンの全くわからない人にはサッパリな世界かもしれないが、

既に現実化している仮想世界を舞台にした

ストーリーは今の世界にも深く関わっている事を

知れば何時このような事が起きても不思議じゃないし、

相手はコンピューターではなく常に人なのだという事を

知る事になるだろう。

仮想世界は冒頭で書いたとおり既に現実化している訳であり、

オンラインゲーム以外にもセカンドライフでは

既に企業が出展し全世界のユーザーに商品や

ビジネスをアピールしている。

パソコンや携帯の向こうの相手はコンピューターと

誤解している人も少なくないが、

あくまでネットの向こうの人たちは同じ人間なのだ

という事を理解しなければならないし、

顔が見えないから何を書いても良い訳じゃない。

ネット初期の頃はそういうトラブルも少なくなく、

それが原因で社会問題にも発展したりしたけれど、

ようやく15年以上経た今は理解している人も

増えトラブルも減ってきてはいる。

私も昔はそういうトラブルで痛い目にあったものだけれど、

私は昔はBBC中心だったが、今はBlog中心となり、

Blog管理者として運営の安定を図りつつ

自分の思った事を配信してから早4年経つけれど、

私にとってはBBS、SNS、セカンドライフなど

ある中でもBlogが1番合っているから今でも続けられるし、

今はそれぞれが自分にあったネットメディアを活用し、

そのネットメディアで交流や意見は発信している。

Blog以外では一応mixiには入っているけれど

私自身元々友達探しで入った訳じゃないので

mixiでは殆ど年に1度ある活動しか

活用していなかったりする。

活動するメディアは違えども

ネットメディアに関わっている人たちにとっては

とても興味深い作品となるのが今回のサマーウォーズだ。

仮想世界にした戦いだけれど、

あながち非現実的な事とは受け止めていないし、

現実にハッカーが今でも世界各地でハッキングで

コンピューターを乗っ取ったりやウイルスを

ばら撒き感染したパソコンから私たちが

知らぬ間に他のパソコンを攻撃する場合もある。

そういう視点を踏まえながらストーリーを辿っていきたい。

キャスト

物理部に所属する少し内気な少年。

数学オリンピックにあと少しで出場できるほど

数学に関する能力を持っており、

ある日先輩の夏希から誘われ長野上田の田舎へ行く事になるが、

そこでまさかのハッキング事件に巻き込まれ

その戦いに挑んでいく事になる小磯健二の声を演じる神木隆之介

家系はかつて武田家に属しており今でも

日本各地に陣内家の末裔が活躍する。

年に1度の陣内家で当主の誕生日会があり

そこに彼氏を連れて行くと言ってしまい健二を連れて行くが、

のちのちハッキング事件で世界を救う切り札となる

篠原夏希の声を演じる桜庭ななみ

陣内家16代目当主、すでに90歳となるが、

その決断力は時代を超えても通用するほど鋭い感覚を持ち

のちのち陣内家を健二に託す言葉を残して戦いに送り出す

陣内栄の声を演じる富司純子

仮想世界OZの格闘ゲーム世界では

世界的なチャンピオンとなっており、

かつていじめを受けた過去から立ち直っている。

ハッキングされOZ全ての世界で格闘できるように書き換えられ、

そのハッキングされたアバターに果敢に戦いに挑む。

健二と陣内家の協力でハッキングされたアバターと戦う

池沢佳主馬の声を演じる谷村美月

陣内家では前当主の隠し子で後々養子として陣内家に入るが、

親族からは敬遠されている。

ハッキング事件で人工知能を吸収して増大していく

プログラムを開発していた。

そのプログラムが流出してハッキング事件となるが、

その落とし前としてプログラムを止めようとする

陣内侘助の声を演じる斉藤歩

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

小磯健二は少し内気で人付き合いが苦手な17歳。

数学オリンピック日本代表の座をあと一歩で逃したことを

いつまでも悔やんでいる理系オタクだ。

健二はある日、憧れの夏希先輩からバイトを持ちかけられ、

一緒に彼女の故郷まで旅行することになる。

バイト内容は、「ご親戚」の前で彼女のフィアンセのフリをすること。

しかし、仮想空間“OZ”のパスワードを解いてしまったことから、

世界を揺るがすトラブルに巻き込まれてしまい…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして仮想世界OZを舞台にした作品だけれど、

そこに戦国時代からの武家が関わってくる変わった設定が

実に面白かったりする。

この世界では仮想世界であるOZで殆どの手続きができるし、

そこであらゆるショッピングもできる。

現実世界でも携帯でパソコンで買い物できる時代となり、

珍しくないけれど、そのシステムが全ての人が

理解している訳じゃないという描き方をされている事も

この作品に対する評価を高める事にも繋がっている。

現実に私もそういう理解できない人といると

非常に疲れてしまうし、困ってしまうものだ。

そういう理解への相互が描かれており、

その相互への道から1つになるまで非常に険しい道だったりする。

事件はある日突然起こってしまう。

OZから突然ある数字の暗号がメールで送られ

来てそれを解いた人たちのアカウントが盗まれてしまった。

その前にOZの管理アルバイトをしていた

健二に夏希が田舎へ誘う事から始まる。

ジャンケンに負けた健二が夏希の田舎に行く事になったが、

その条件が夏希の恋人という条件で栄に紹介する事になっていた。

紹介された健二だったが、長く続く陣内家に戸惑っていた。

そして夕食で養子の侘助が戻ってきて陣内家は混乱する。

そしてそこでハッキング事件のプログラムを

作成したのが自分だと告げるのだった。

そこから事件が急速に進み、

健二のアカウントが突然乗っ取られ、

佳主馬のパソコンからアクセスするが、

ハッキングされたアバターから攻撃される。

そこで佳主馬が助けに出たが、

さらにアバターは他のアバターを飲み込み

増大して佳主馬のパソコンの能力では対処できなくなっていた。

パソコンによって能力が決まるというのは確かにあるし、

少しでも環境の良い場所で戦わないと

戦えないのも事実だったりする。

そして健二と佳主馬は協力して

モンスターラブマシーンを倒すために

回りの協力を得て準備するが、

回りは他人事と思ってくだらない事だと

自分に関係ないことだと見るのだった。

確かに世界が違えば自分に関係ないと

そんな遊びと思うだろうが、

仮想世界ではそれが現実世界で起ころうと

している事をまだ実感しない。

そしてそこで息子が出場している

高校野球の試合を観る母親、葬式の準備で忙しい女たち、

その中で健二と佳主馬は万助、太助、万作らの

協力でスーパーコンピューターを持ち込み、

漁船で電気を確保した。

熱暴走は氷を敷き詰める事対処した。

そして始まったラブマシーン掃討作戦、

は上田城攻防戦での作戦を実行する。

上田城攻防戦というのは関ヶ原の合戦で

徳川秀忠軍が真田軍と対峙したときに二の丸に

誘い込み尽くは敗走させた戦いだった。

そして見事にその作戦は成功しかかるが、

ここでアクシデント発生!

熱暴走でコンピューターが停止してしまい、

ラブマシーンを増大させてしまったのだった。

その原因がその訳をわからず氷を持ち出した翔太の仕業だった。

確かにそんなの関係ないと思っている人には

こんな事よりと思うのは仕方ないが、

これで地球は最大の危機を迎える。

これでようやく事の重大さを知った陣内家は栄の遺言を受け入れ、

ラブマシーンとの最終決戦に挑むのだった。

果たしてラブマシーンを倒し世界を救えるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

最後まで緊迫したシーンのが続いた終盤だったけれど、

最後は家族の絆の大切さを描き、

絆を集結する事で守ろうと戦った。

最初は自分に関係ないと思ったことでも

自分に危険な身になると知るとそれぞれ武器を

持って戦う姿は本当に守りたいものが

ある事で戦う気持ちが1つになっていった。

そして最後には世界への思いが1つとなり

世界を救うカギとなっていくのだった。

終盤の花札対決は見ものだったけれど、

確かに勝手知るゲームで対決する事により

地の利を活かす戦い方は戦国時代を

生き抜いた武家の血の賜物だった。

総評として人は自分に関係ないと思うと全く関心ないけれど、

自分に関係すると何としても守ろうとするものだ。

最初は理解されなかった事でも次第に理解され

そして1つになっていった陣内家の世界を救う戦いは

その家族の絆の大切さと人との繋がりの大切さを

大きく感じるストーリーでした。

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