18日公開の映画「アマルフィ 女神の報酬」を鑑賞した。

この映画はイタリアアマルフィなどを舞台に誘拐された

少女を救うために外交官が救出作業に協力するが、

その先には外交問題に関する重大な

隠ぺい工作が明らかになるストーリーである。

日本映画史上初のオールイタリアロケで

イタリアの名所を堪能しながら事件の謎と真実を追っていくと

国際問題と政治の腐敗を知る事になるだろう。
オールイタリアロケという事でそこまで

全てイタリアロケをする必要性があったのかはさておき、

それだけ日本映画も外国で評価が高くなったからこそ

実現した海外オールロケでもあるものの、

映画そのものについては誘拐事件の先にあった

外交問題に政治問題を感じていく事になるんだけれど、

国が違えば当然法律も違う訳で

日本では当然もイタリアでは当然じゃない事もある。

今回の誘拐事件では犯人に身代金を渡す事

そのものが禁止されており、

マフィアが牛耳っているイタリアならでの法律とも言えるのだが、

今回はそんなイタリアで起きた事件の先にみるものを

考えながら事件を追って行きたい。

キャスト

各国を赴任してテロ対策に関する任務についている

外交官黒田康作演じる織田裕二

誘拐された少女の母親でのちに事件に利用されてしまう

矢上紗江子演じる天海祐希

研修生としてイタリア大使館に赴任したが、

黒田と事件に関わっていく事になる

安達香苗演じる戸田恵梨香

紗江子の知り合いで誘拐された事を知り

紗江子に身代金を用意するが、

その先にはこの事件に大きく関わっている事を知る

藤井昌樹演じる佐藤浩市

黒田とは旧知の仲で情報を黒田に提供する

佐伯章吾演じる福山雅治

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

クリスマス目前のローマ。

きらびやかにライトアップされた街で1人の日本人女性が失踪した。

目的は営利誘拐か、それともテロの序章か。

警察の包囲網を撹乱する犯人グループ。

一向に進展しない捜査。

様ざまな思いが交錯する中、

全ての鍵はイタリア南西に位置する美しい港町・アマルフィに…。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして誘拐された

少女を解放してもらうために奔走する母親と外交官黒田、

しかしその先には誘拐はある目的のための

プロローグに過ぎなかった。

事件の経緯はイタリアを訪れた母子2人は観光先で

少女が失踪した事で母親は日本大使館に連絡して

外交官の黒田と研修生の安達が派遣される。

そしてたまたま出た電話で黒田は

これが誘拐事件という事を悟り犯人から

身代金の用意するように告げられるのだった。

ただイタリアでは法律上誘拐犯に

身代金を支払う事が禁止されており、

母親の紗江子はいても立ってもいられない。

そんな中犯人から身代金の指定場所に関する

連絡が入るその通りの場所へ身代金を持っていくが、

その中身は偽物だった。

それを途中でスリがヒッタクリばれてしまう。

これは確認するための小手調べというべきもので

確かに本物か偽物かを確認する必要性はある。

そして偽物とわかった犯人は取引の中止を告げてくるのだった。

少女の身柄を確保できなかった

イタリア警察はそれ以降捜査が暗礁に乗り上げてしまう。

焦る紗江子はいても立ってもいられずに再び行動しようとするが

黒田に止められた。

そして犯人から再び連絡が入り、

今度はイタリアアマルフィへ向かう事となった。

しかしそこでも犯人は現れず、

代わりに商社マンの藤井が現れたのだった。

藤井は紗江子に身代金を用意していたが、

そこで黒田は何か不審な物証を感じるのだった。

1つに事件現場の全てに監視カメラが設置されていた事だ。

確かに犯人が指定するにはあまりにも大胆かつ不自然な指定場所だ。

普通なら人目につかない場所を選ぶものだが、そうじゃない。

それに気づいた黒田はその事に気づき

その会社を安達に調査させると

全て1社のセキュリティ会社で管理されていた事が判明する。

そしてさらには藤井の車はロンドンから駆けつけたにも

関わらず何故か汚れていない。

実は前日に雪が降っていたのだった。

それに気づいた黒田は安達に藤井の身辺調査を調べさせる事にして

黒田と紗江子はセキュリティ会社へ証拠を探しに向かうのだった。

しかしそこでまさかの展開!

紗江子が拳銃を向けてセキュリティセンターを

ハイジャックしようとしたのだった。

停電した間にセキュリティシステムはハッキングされ、

そこで初めて犯人の真の目的がわかってくるのだった。

黒田はこの事件を止める事ができるのか?

結末は劇場で観てほしいけれど、

治外法権が絡む中で起きた事件だが、

それでも行き過ぎた行動に関しては果たしてどうだったのかと思う。

GPSを巧みに利用した追跡劇だったが、

それはアッサリ利用され、

ハイテクセキュリティもハッキングされて

殆ど役に立たない上逆に利用される。

その点では上手く描かれていたけれど、

クライマックスシーンではもっと派手にやった方が

リアルティがあったと思うし

最後だけは言葉で投降する演出は非現実的だったのでは?と感じる。

普通国際事件で国賓クラスが絡む事件って

こんな簡単に解決するものじゃないし、

話してわかるなら誰も苦労しない。

撃たれないという確信があったとは思えない

クライマックスシーンにはちょっと疑問が残る。

事件の経緯については援助が軍事政権へ行き渡ったゆえに

家族を失う原因という事になっているが、

これはどう考えても逆恨み的な犯行としか私は感じない。

元々国際レベルでもフェイズ4,5クラスの危険地域にいる事は

それだけで命の危険が高いという事になるし、

そういうところで殺されても

私は殺される覚悟で滞在していると感じる。

もしこの理由が通るなら実際の国際援助で援助した地域が

内戦状態に近い国で殺されたら全ての援助した側が悪いという事になる。

確かに軍事政権ではなかなか一般民衆い援助が行き届かず

軍が全て摂取する可能性が高くなるのは自然の流れになる。

援助したからという理由と隠蔽したから

という理由での犯行に対しては世界を見渡せば

そういう地域は数多くある事を知らな過ぎた犯行だった。

総評としてオールイタリアロケでの作品としては

日本映画の進化を感じたものの、

事件に関してはあまりにも日本的考え方による

解決方法に徹し過ぎたのではないかと思う。

外国だからこそ日本の常識ではなく外国の常識を用いて

解決してほしかったという気持ちがあった。

世界は人情だけでは解決できない事件が数多い。

テロなら余計そうなるが、

この事件はテロ事件というよりも死者も出なかった

非現実的な事件という感じを最後まで拭い切れなかった

事件となってしまったのが残念だ。

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