13日Jリーグ09ナビスコカップ第7節が行われ、

アルビレックス新潟はホーム東北電力ビックスワンで

大分トリニータと対戦し、

1対2で敗れナビスコ杯2年連続勝利なしで終わった。

リーグ戦への調整試合の両チームとなったが、

新潟はナビスコ杯で全く良いところ無く

試合も打開するチャンスを多く作りながら打開できなかった。

リーグ戦再開からACLのガンバ大阪、名古屋、川崎との試合が

控えている新潟にとってこの調整試合はその前哨戦として

大きな意味を持った試合だった。

大分がリーグ戦10連敗、ナビスコ5試合連続ドローが

続いている中でも新潟にとっては

シャムスカ大分は天敵中の天敵、

気持ちは完全に上位チームという意識で戦ったが、

やはりシャムスカの前では新潟は子白鳥と化してしまった。

困ったのを助けるのが上杉の義というが、

さすがにそこまで義を通さなくても良いと思うのだが・・・

そんな課題だらけの試合を振り返りたい。

アルビレックス新潟のフォーメーションは

4−3−3(4−1−2−3)

GK北野

DF

右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SB松尾

MF

右MFマルシオ アンカー本間 左MF酒井

FW

右W松下 CF大島 左Wチョ

ペドロがベンチに戻り、好調MF酒井を起用して試合が始まった。

その試合開始早々の1分に新潟はいきなり大分の先制攻撃になす術が無い。

前半47秒大分はMF梅田のゴールで先制を許す展開、

この時点であまりにも試合に入る体制が新潟にはなかっただけに、

この先制ゴールは後々苦しめる事になった。

最初の15分までは大分ペースで進んだが、

15分を過ぎると次第に新潟のペースになっていき攻撃に転じるが、

クロスの精度を欠き、シュートもゴールを捕らえられず、

捕らえてもGK西川に防がれたが、

前半44分にMF松下がクロスに合わせて

ヘディングシュートが決まり新潟は同点に追いついて折り返した。

後半に新潟ペースで試合が進むが、ゴール前での精度に欠き、

大分の守りを崩せない。

そして新潟は逆にカウンターを食らい、

後半28分にMFエジミウソンにゴールを許し、

その後反撃に出るが最後までゴールを敗れず

16戦勝利の無かった大分に勝利を送ってしまった。

大分の不調が伝えられて久しいが、

新潟も5月の清水戦からこの試合まで

5連敗とFW矢野が代表で抜けている以外は

若手を起用した試合はあったものの

浦和戦ではほぼベストメンバーで戦いながら

主力不在の浦和に惨敗と調子は

完全に開幕当時の勢いを無くしている。

ここ数試合観ていると今の新潟はあまりにも

戦術に拘り過ぎてシュートを狙える位置でも

パスを出してしまうケースが目立つ。

この試合でもMFマルシオがフリーで持ちながら

ゴール前でサイドにパスをしてしまい

絶好のチャンスを逃すなど自らチャンスを潰している。

そして最悪なのは調子の良かった

MF酒井を代えた時点で新潟の流れはおかしくなった。

立ち上がりでは動きがいまいちだった

MF酒井は試合が進むに連れてフィジカルを活かした突破、

そしてディフェンスで奮闘していただけに

ここで酒井を下げてしまったのが

中盤の勢いを失う敗因となった。

松下のゴールで勢いを取り戻した新潟だったが、

選手交代する選手を誤った事で試合を落とした試合だった。

私ならこの試合では交代するなら大島を下げて

ペドロを使った方がより突破しやすく

大分も混乱したのでは?と思うし、

さらに松下を下げて木暮を起用するなど

中盤よりも前線の2枚を交代した方が良かった試合だった。

ただ救いなのがこれがカップ戦だった事だろう。

リーグ戦で5連敗をするとさすがに厳しいだけに、

全て悪いのはナビスコ杯で出たと思ってしまえば良いだけで、

ガンバ大阪戦ではナビスコ杯の事は忘れ気持ちを切り替えてほしい。

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