6日ドラマ「アイシテル-海容-」第4話を視聴した。
今回は加害者の母親さつきを見てしまった美帆子は
その場で動揺しわずかに微笑んでいたさつきに涙が止まらない。
謝罪の手紙を書き始めたさつきだったが、原因もわからず、
どうしてこうなったのかも理解に苦しみながら手紙を書いていた。
進路相談で美帆子は進学をしないかもしれないと
話した事を聖子は知りその理由を尋ねると美帆子はキヨタンを愛して、
私を愛さなかった(みなかった)と答え美帆子は殻に閉じこもる。
しかしアルバムを見た美帆子はその誤解を知り、
美帆子と聖子との絆は再び強くなる。
しかしさつきからの手紙が届いたら秀昭が激怒しわれを忘れる。
しかし聖子は心のどこかで理解するのだった。
和彦はプロジェクトを外され、
さつきもどうして良いのか解らずわからない海の中で彷徨う。
そんな面談の席で智也はある写真を見せられ
急に態度を豹変するシーンがメインだった。
今回は加害者の母親さつきを見てしまった美帆子は
その場で動揺しわずかに微笑んでいたさつきに涙が止まらない。
謝罪の手紙を書き始めたさつきだったが、原因もわからず、
どうしてこうなったのかも理解に苦しみながら手紙を書いていた。
進路相談で美帆子は進学をしないかもしれないと
話した事を聖子は知りその理由を尋ねると美帆子はキヨタンを愛して、
私を愛さなかった(みなかった)と答え美帆子は殻に閉じこもる。
しかしアルバムを見た美帆子はその誤解を知り、
美帆子と聖子との絆は再び強くなる。
しかしさつきからの手紙が届いたら秀昭が激怒しわれを忘れる。
しかし聖子は心のどこかで理解するのだった。
和彦はプロジェクトを外され、
さつきもどうして良いのか解らずわからない海の中で彷徨う。
そんな面談の席で智也はある写真を見せられ
急に態度を豹変するシーンがメインだった。
ストーリー
さつきは担当の調査官・富田の励ましで、
母親として智也と向き合う決心をする。
さつきは富田から事件当日、
智也が困っていた清貴を自宅のトイレに案内したと聞かされる。
「やさしい気持ちでその子に声をかけていた…」
許されることではないと知りつつ、
わずかに救われた気分になるさつき。
だが、そんなさつきの様子を清貴の姉・美帆子が偶然目撃してしまう。
その後智也は富田に事件の日の出来事を徐々に話し始める。
清貴に「お兄ちゃんの家、ヘン」といわれてムカついたと言う智也。
しかし富田は智也が何か重要なことを隠していることに気づく。
いっぽう聖子と夫・秀昭は美帆子に
「パパもママも自分よりキヨタンを可愛がっていた」
と言われショックを受ける。
娘の苦しみに気づかなかったことを反省し美帆子にあやまる2人。
そして美帆子もまた自分が愛されていたことを知り、
家族の絆は強まる。
そんななか小沢家にさつきからお詫びの手紙が届く。
「なぜ自分の子どもが人の命を奪ったかわからない」
という内容に激昂する秀昭。
だが聖子は悲しみにくれながらも同じ母親として、
さつきの気持ちがわかる気がしていた。
そしてある日の面談中、
富田からあるものを見せられた智也は驚いて立ち上がり、
制止しようとした宮本を突き飛ばしてしまう。
一体智也に何があったのか――?
以上日テレアイシテル−海容(かいよう)−HPより
今回はさつきと富田との会話を目撃した美帆子は
その話に驚愕し涙が止まらない中でさつきの顔を見るのだった。
確かにいきなりそんな場面に立ち合わせたら誰だって
動揺して何もできないだろう。
そしてさつきは清貴ちゃんの遺族へ手紙を書くのだったが、
どのような言葉を書けば良いのかわからず
今の胸のうちを書くのが精一杯だった。
確かにこの場面でどんな言葉を書いたとしても
理解を得られる事はまず無いだろうし、
誰がどんな素晴らしい文章を書いたとしても
遺族が理解する事はまずないと考えるべきだろうが、
これは殺された遺族はどんな言葉を掛けられても
立ち直るのはあくまで遺族自身でもあるし、
そして加害者家族自身でもあるのだと感じる。
他人や親族、第3者などは色々な言葉を並べるけれど、
こういう状態では誰がどんな言葉を掛けても改善する言葉は無い。
実際にさつきも立ち直った訳じゃなく立ち止まれない、
考える時間が無い中で自問自答をして表面上は
笑顔を振舞っているだけで間違っても立ち直りが早い訳じゃない。
立ち直る時間がないのだ。そして誰も待ってくれない。
その中でさつきは智也の事を考え続けている。
富田も智也と面談して前回の続きから
トイレを貸した後に今度は清貴ちゃんと
キャッチボールをしたという事を話す。
キャッチボールは清貴ちゃんの方が上手かったようで、
智也は清貴ちゃんにへたくそと言われたようだ。
確かに低学年なのに上手いと面白くないし、
多少頭に来るのは解らないではないが、それが原因ではないようだ。
話したのはここまでだが何かを隠しているのだけはハッキリする。
そして智也は心理テストの一種である絵を描いたり、
砂弄りをしてロケーションを作ったりして心理面を探っていた。
確かに絵を描くことでその子供の心理面を探る手法は
心理テストの一種だし、その絵からその子の心を読み取る事で
心理状態や性格を知る1つだ。
その中で砂弄りのロケーションでは橋のない小島の真ん中で
1人何かを抱えるように守っているロケーションを作っている。
これは守る(防御する)意味を指すけれど、
守りを固めなければならないほど守らなければならないものとは
一体何なのか?どうやら動機はそこにありそうだ。
そして美帆子の苦しみを解ってあげられなかった
聖子はキヨタンが生まれてからキヨタンの事を
溺愛し過ぎた事で美帆子への愛情が欠けていた事を痛感し、
またも自分を責めるのだった。
確かに最初の子供よりも2人目というように
最初の子供がある程度育った後に生まれると
どうしても最初の子供よりかわいがる傾向があるようだ。
兄弟の傾向でも兄より弟が、長男、長女より末っ子が
というように1番下の子供は何かと可愛がられ、
そして甘やかされる傾向がある。
これは長男や長女は確りしなさいという育て方をされ
将来は家を継ぐという概念があるからであり、
弟は通常独立する事を前提にして育てるので
周りに好かれる方が将来的には人当たりも
よくどんな場面でも物怖じしない性格になるし、
長男、長女がいる事で自然と独立傾向がついていく。
確り長男、長女、甘えん坊末っ子という図式で考えていくと
今回の聖子の傾向は将来離れ離れになるかもしれない
という独立するまでの時間を大切にするのかもしれない。
そんな美帆子だったが生まれてきたばかりのアルバムを見て
聖子が美帆子の事を確り愛していた事を再認識し、
聖子は美帆子を抱きしめるのだった。
しかしそこにさつきからの手紙が届き、
その手紙を読んでわからないという言葉に秀昭は激怒する。
確かにこの気持ちは誰もそうだと思うけれど、
ここで理由がわかったらそれこそ誰も苦労しないし、
逆にこれ以上逆なでる事になる。
これは誰もが正直な気持ちだと理解しなければならないが
犯人の加害者家族の言葉では逆効果だし、
この手紙は誰が読んでも反省しているとは思えないと感じてしまうだろう。
ここで最高の手紙を書けたらそれは誰も真似するだろうが、
そんな言葉どこにもないし、どこにも答えが無い。
富田はそんな遺族の気持ちを察してか本来は
伝えてはならない智也と清貴ちゃんの行動の一部を話す。
少年法により本当はここでは話してはならないのだろうが、
これってどうして話してはならないのか考えると
もしこの状況を話したら余計被害者家族を
逆なでる事になり復讐心から加害者家族への危害を防ぐために
話してはならないという事なのかもしれない。
そう考えればどうして少年法が存在し、
事件を第三者に教えられないかもそうだが、
犯罪を犯したのはあくまで少年であり、
その加害者家族では無い事を配慮した格好だ。
犯人は絶対責められ、一生背負わなければならないが、
その家族が一生背負うのはやはりおかしい訳で、
あくまで犯罪者が背負う観点から考えるべきだろう。
ただ状況も告げられず、犯人も教えられない
という遺族側からしたらやり切れない。
近年では遺族側も裁判などで証言台へ立つ事ができるようになったし、
傍聴する事もできるようになったけれど、
それが成立するのはあくまで犯人に対して危害を加えない事が前提であり、
危害を加えたらその時点で情報開示をする事はできなくなる
という事を認識しなければならない。
顔を見ることなく民事裁判、家庭裁判は継続されていく事になる。
そして今回のラストでは智也が”ママはあなたを愛しています。”
という看板のメッセージに突然態度を豹変させたところで
今回は終わったけれど、どうやらこのメッセージに
犯行の動機が隠されているようだ。
孤独の中で愛情一杯の話を清貴ちゃんがした可能性があり、
そこにカギがあるのかもしれない。
次回はさらにその動機に迫っていくわけだが、
果たして聖子、美帆子、秀昭ら遺族はどう気持ちを整理していくのか?
そしてさつき、和彦は智也をどう理解していくのだろうか?
孤独の闇の中にいる智也を見ながら考えていきたい。

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さつきは富田から事件当日、
智也が困っていた清貴を自宅のトイレに案内したと聞かされる。
「やさしい気持ちでその子に声をかけていた…」
許されることではないと知りつつ、
わずかに救われた気分になるさつき。
だが、そんなさつきの様子を清貴の姉・美帆子が偶然目撃してしまう。
その後智也は富田に事件の日の出来事を徐々に話し始める。
清貴に「お兄ちゃんの家、ヘン」といわれてムカついたと言う智也。
しかし富田は智也が何か重要なことを隠していることに気づく。
いっぽう聖子と夫・秀昭は美帆子に
「パパもママも自分よりキヨタンを可愛がっていた」
と言われショックを受ける。
娘の苦しみに気づかなかったことを反省し美帆子にあやまる2人。
そして美帆子もまた自分が愛されていたことを知り、
家族の絆は強まる。
そんななか小沢家にさつきからお詫びの手紙が届く。
「なぜ自分の子どもが人の命を奪ったかわからない」
という内容に激昂する秀昭。
だが聖子は悲しみにくれながらも同じ母親として、
さつきの気持ちがわかる気がしていた。
そしてある日の面談中、
富田からあるものを見せられた智也は驚いて立ち上がり、
制止しようとした宮本を突き飛ばしてしまう。
一体智也に何があったのか――?
以上日テレアイシテル−海容(かいよう)−HPより
今回はさつきと富田との会話を目撃した美帆子は
その話に驚愕し涙が止まらない中でさつきの顔を見るのだった。
確かにいきなりそんな場面に立ち合わせたら誰だって
動揺して何もできないだろう。
そしてさつきは清貴ちゃんの遺族へ手紙を書くのだったが、
どのような言葉を書けば良いのかわからず
今の胸のうちを書くのが精一杯だった。
確かにこの場面でどんな言葉を書いたとしても
理解を得られる事はまず無いだろうし、
誰がどんな素晴らしい文章を書いたとしても
遺族が理解する事はまずないと考えるべきだろうが、
これは殺された遺族はどんな言葉を掛けられても
立ち直るのはあくまで遺族自身でもあるし、
そして加害者家族自身でもあるのだと感じる。
他人や親族、第3者などは色々な言葉を並べるけれど、
こういう状態では誰がどんな言葉を掛けても改善する言葉は無い。
実際にさつきも立ち直った訳じゃなく立ち止まれない、
考える時間が無い中で自問自答をして表面上は
笑顔を振舞っているだけで間違っても立ち直りが早い訳じゃない。
立ち直る時間がないのだ。そして誰も待ってくれない。
その中でさつきは智也の事を考え続けている。
富田も智也と面談して前回の続きから
トイレを貸した後に今度は清貴ちゃんと
キャッチボールをしたという事を話す。
キャッチボールは清貴ちゃんの方が上手かったようで、
智也は清貴ちゃんにへたくそと言われたようだ。
確かに低学年なのに上手いと面白くないし、
多少頭に来るのは解らないではないが、それが原因ではないようだ。
話したのはここまでだが何かを隠しているのだけはハッキリする。
そして智也は心理テストの一種である絵を描いたり、
砂弄りをしてロケーションを作ったりして心理面を探っていた。
確かに絵を描くことでその子供の心理面を探る手法は
心理テストの一種だし、その絵からその子の心を読み取る事で
心理状態や性格を知る1つだ。
その中で砂弄りのロケーションでは橋のない小島の真ん中で
1人何かを抱えるように守っているロケーションを作っている。
これは守る(防御する)意味を指すけれど、
守りを固めなければならないほど守らなければならないものとは
一体何なのか?どうやら動機はそこにありそうだ。
そして美帆子の苦しみを解ってあげられなかった
聖子はキヨタンが生まれてからキヨタンの事を
溺愛し過ぎた事で美帆子への愛情が欠けていた事を痛感し、
またも自分を責めるのだった。
確かに最初の子供よりも2人目というように
最初の子供がある程度育った後に生まれると
どうしても最初の子供よりかわいがる傾向があるようだ。
兄弟の傾向でも兄より弟が、長男、長女より末っ子が
というように1番下の子供は何かと可愛がられ、
そして甘やかされる傾向がある。
これは長男や長女は確りしなさいという育て方をされ
将来は家を継ぐという概念があるからであり、
弟は通常独立する事を前提にして育てるので
周りに好かれる方が将来的には人当たりも
よくどんな場面でも物怖じしない性格になるし、
長男、長女がいる事で自然と独立傾向がついていく。
確り長男、長女、甘えん坊末っ子という図式で考えていくと
今回の聖子の傾向は将来離れ離れになるかもしれない
という独立するまでの時間を大切にするのかもしれない。
そんな美帆子だったが生まれてきたばかりのアルバムを見て
聖子が美帆子の事を確り愛していた事を再認識し、
聖子は美帆子を抱きしめるのだった。
しかしそこにさつきからの手紙が届き、
その手紙を読んでわからないという言葉に秀昭は激怒する。
確かにこの気持ちは誰もそうだと思うけれど、
ここで理由がわかったらそれこそ誰も苦労しないし、
逆にこれ以上逆なでる事になる。
これは誰もが正直な気持ちだと理解しなければならないが
犯人の加害者家族の言葉では逆効果だし、
この手紙は誰が読んでも反省しているとは思えないと感じてしまうだろう。
ここで最高の手紙を書けたらそれは誰も真似するだろうが、
そんな言葉どこにもないし、どこにも答えが無い。
富田はそんな遺族の気持ちを察してか本来は
伝えてはならない智也と清貴ちゃんの行動の一部を話す。
少年法により本当はここでは話してはならないのだろうが、
これってどうして話してはならないのか考えると
もしこの状況を話したら余計被害者家族を
逆なでる事になり復讐心から加害者家族への危害を防ぐために
話してはならないという事なのかもしれない。
そう考えればどうして少年法が存在し、
事件を第三者に教えられないかもそうだが、
犯罪を犯したのはあくまで少年であり、
その加害者家族では無い事を配慮した格好だ。
犯人は絶対責められ、一生背負わなければならないが、
その家族が一生背負うのはやはりおかしい訳で、
あくまで犯罪者が背負う観点から考えるべきだろう。
ただ状況も告げられず、犯人も教えられない
という遺族側からしたらやり切れない。
近年では遺族側も裁判などで証言台へ立つ事ができるようになったし、
傍聴する事もできるようになったけれど、
それが成立するのはあくまで犯人に対して危害を加えない事が前提であり、
危害を加えたらその時点で情報開示をする事はできなくなる
という事を認識しなければならない。
顔を見ることなく民事裁判、家庭裁判は継続されていく事になる。
そして今回のラストでは智也が”ママはあなたを愛しています。”
という看板のメッセージに突然態度を豹変させたところで
今回は終わったけれど、どうやらこのメッセージに
犯行の動機が隠されているようだ。
孤独の中で愛情一杯の話を清貴ちゃんがした可能性があり、
そこにカギがあるのかもしれない。
次回はさらにその動機に迫っていくわけだが、
果たして聖子、美帆子、秀昭ら遺族はどう気持ちを整理していくのか?
そしてさつき、和彦は智也をどう理解していくのだろうか?
孤独の闇の中にいる智也を見ながら考えていきたい。



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