20日公開の映画「ワルキューレ」を鑑賞した。

この映画は第2次世界大戦のナチスドイツで

ヒトラー暗殺計画を企てた幹部たちのワルキューレ作戦の全貌を

描いた実話の歴史ストーリーである。

第2次世界大戦でヨーロッパを恐怖に陥れた

ヒトラーの暗殺計画の中でも大規模な暗殺計画には

祖国ドイツを愛した人たちのゲルマン魂をみたヒトラー暗殺計画だった。
第2次世界大戦においてヒトラーによる

ナチスドイツのユダヤ人迫害で多くの犠牲者を出した話は歴史で語られ、

その中にユダヤ人を救うために尽くした

日本人の話もあるほどナチスドイツでは

ヒトラーの恐怖が支配していた。

それ以上にヨーロッパ全土をヒトラーの支配で

苦しんだ歴史は独裁者ヒトラーとして今でも語り継がれている。

死者数ではソ連(現ロシア)の独裁者スターリンの方が上だけれど、

それ以上にヒトラーはスターリンを凌ぐ大量虐殺を繰り広げられた。

そんな中でその独裁者ヒトラーに対してクーデターを起こそうとする

動きも少なくなかった。

その中で祖国ドイツを愛し祖国のために

ヒトラーと戦ったレジスタンス集団が存在した。

その中で1944年7月20日に行なわれた

ワルキューレ作戦によるクーデターがヒトラー暗殺計画の最後となる。

その実行から失敗までの経緯をレビューしていきたい。

キャスト

毎度おなじみ洋画はよくわからないので省略。

ストーリー

作戦コードは「ワルキューレ」。

偉大な作曲家ワーグナーの代表曲から名付けられた計画は、

世界の未来を左右する重要なカギを握っていた。

シュタウフェンベルク大佐は、

ワーグナーの『ワルキューレ』を聴いた事から、

世界の独裁者アドルフ・ヒトラーを完全に転覆させる、

ある作戦を思い付くが…。

〔良心〕に従い世界を変えようと協力する者、

〔独裁者〕の権力に屈し作戦を阻止しようとする者、

〔両者〕の裏で陰謀を企む者、

そして困難な計画の行く末を見守る家族。

様々な思惑が交錯し、

果たして過去40回を超える暗殺計画を潜り抜けてきた

厳重な警戒に護られた男を倒すことができるのか?

そして〔独裁者〕と〔首謀者〕、戦死者を選ぶ

女神〈ワルキューレ〉はどちらを選択するのか?

死と隣り合わせの極限状況の中、

世界の命運をかけた「10分間」のカウントダウンが始まる。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして歴史の事実である

このワルキューレ作戦は祖国を愛するものたちによって実行し、

そして失敗したが、

この作戦を実行した事によって戦後ドイツ国民にとって

大きな影響をもたらしたようだ。

作戦の内容だけれど、戦場で負傷した

シュタウフェンベルク大佐はベルリンに戻り、

立場を利用してヒトラー暗殺計画に加わるけれど、

それに加われたのは負傷したからこそであり、

負傷しなければまずこの作戦に関わる事はできなかっただろう。

しかしそれが最終的に失敗する一因となるのだが、

それ以上にヒトラーがどんな暗殺計画に遭遇しても

その回避行動と悪運の強さは相当凄かったようだ。

回避行動は常に不規則なスケジュールと危険回避のための行動だ。

ワルキューレ作戦でも当初はコンクリートの密閉空間での

軍議だったが、変更になって木造の別荘で

軍議によって爆発したとしても

決定的な死を回避する場所を選択されていた。

この変更が情報でそうしたのか?

それとも予め運が良かったのかはわからないが、

それだけ回避行動を熟知するほど身内すら

信用していなかったヒトラーの姿がここに浮かび上がる。

そんな厄介な相手を暗殺しようとするのだから、

簡単にいかないわけだ。

それでも作戦を実行するしかなかった

レジスタンス集団は数多くの参加者が集ったが、

実際にヒトラーに対面できるのは

シュタウフェンベルク大佐しかいなかった。

確かにそれだけでは情報が乏しく、

軍を動かそうとする事そのものが厳しい。

だからといってレジスタンス集団だけで対抗できるほど力もない。

そこで色々な暗殺計画を行なったが、

全て失敗という結果に独裁者ヒトラーの悪運を観る事になった。

祖国を愛しドイツのために命を落とした人たちの戦いがここにあった。

総評として、歴史においてクーデターで覆った事も数多いが、

その数だけの失敗もある。

成功のカギを握るのはいかに準備周到に行い、

そしていかに力ある軍隊を掌握できるかで

成功するかしないかが決まる。

力ある軍隊さえ掌握できればその後の処理もスムーズに進むが、

できなければたとえ一時的に成功してもその後は鎮圧される運命にある。

それでも成功する可能性の低い作戦に参加した人たちは祖国を愛し、

祖国のために戦った人たちであり、

その魂は戦後のドイツに諦めないゲルマン魂を継承していく事へと

繋がっている。

絶望の状況でも国民を救おうとした人たちは

敗者の立場にありながら英雄として語られていく事だろう。

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