7日Jリーグ09開幕戦が行なわれ、

アルビレックス新潟はアウエー味の素スタジアムでFC東京と対戦し、

1対4でアルビレックス新潟は新システムが機能し

新戦力の活躍で大量4ゴールで勝利し、

J1昇格6シーズン目で開幕戦勝利を飾った。

試合は前半はホーム東京の攻勢に押されるシーンが多く

3トップが下げられるケースが多かったが、

次第にシステムが機能し始め、

前半ロスタイムにCKからDFジウトンのヘッドで

先制し前半を終了する。

後半開始早々6分に東京はFW近藤のゴールで同点とされるが、

その2分後新潟はCKからFWベドロ・ジュニオールが

押し込み勝ち越すと、東京はメンバー交代で攻勢に出るが、

後半23分FW大島のゴールで突き放すと

新潟が完全にペースを握り、

後半27分にはFWペドロ・ジュニオールのダメ押しゴールで

東京を粉砕しこのまま逃げ切り開幕戦勝利を飾った。

これでアルビレックス新潟は新システムが機能し、

新戦力の活躍で幸先の良いスタートを切り王者鹿島に挑む!
新システム4−3−3を導入した今季は

昨シーズンリーグワーストだった

32得点の課題解消のためにFWの補強で

バリュエーションが増えた事により

より攻撃的に戦うシーズンを象徴する開幕戦となった。

過去5年開幕戦は4敗1分と負けたシーズンは

全て10位以下というシーズンを送っており、

開幕戦で勝ち点を取ると取らないでは

1年のシーズンに大きく影響する。

引き分けた2年前は最高の6位となり、

この時の課題は破綻した守備の改善だったが

これが見事に改善しての6位だった。

今シーズンは昨シーズン最少得点となった攻撃面の改善が

課題のシーズンとなる。

昨シーズン守備面では大きな手ごたえを掴んでおり、

守備面は現状維持以下なら攻撃面を向上させる事で

今シーズンは大きく戦えると私は判断しているし、

それができる戦力が新潟には今季揃ったシーズンだ。

チェンジ!

チャレンジ!

コミュニケーション!

の1年がスタートした!

アルビレックス新潟のフォーメーションは4−3−3

GK北野

DF

右SB内田 CB千代反田 CB永田 左SBジウトン

MF

右MFマルシオ アンカー本間 左MF松下

FW

右W矢野 CF大島 左Wペドロ

新潟にとって反町政権以来4シーズンぶりとなる

3トップを構成し攻撃的に挑んだ。

試合は前半は4−4−2の東京に対して

中盤を支配され苦しい時間が続く、

しかしここは最終ラインが守り失点を許さない。

3トップはサイドバックの攻勢に守備面に追われてしまい

CFの大島が孤立した状態が続く。

しかし次第に攻めあぐねた東京は次第にペースを失い、

前半ロスタイムに新潟は前半唯一のチャンスCKを

DFジウトンがヘッドで決めて待望の先制ゴールで前半を終了する。

後半になるとホーム東京が攻勢を強め、

後半6分に新潟の守備陣が引いたところに

FW近藤に決められ同点に追いつかれたが、

その2分後再びCKからFWペドロが押し込み

勝ち越しゴールを上げると東京は一気にメンバーを

3人入れ替えて攻撃重視のシステムに変更するが、

これが3トップの餌食になる。

前掛かりになった事でサイドバックが上がり気味となり、

後ろのスペースが空きそこを両ウイングが突破し、

マルシオ、松下がパスを出す。

そして後半23分に一瞬のチャンスをFW大島が決めて突き放すと、

後半27分には個人技からFWペドロが

この日2点目のゴールで勝利を決定付けた。

その後新潟は新戦力のチョ・ヨンチョル、

ユース昇格の酒井を投入し、

守備固めに千葉を入れて4−4−2にシステムを変更して守り切り

新潟は昇格6年目で開幕戦勝利を上げた。

この試合で新システムである4−3−3の完成度についてだけれど、

確かに前半のように中盤の支配力は4−4−2に比べると落ちてしまう。

しかしその反面攻撃面で優位になった時は

両Wの矢野とペドロが突破して崩す攻撃に

CFの大島がキープして中盤のマルシオ、松下が

飛び出せる攻撃にできるので、

前掛かりになった相手には3トップは脅威となる。

もちろん守備面では4−4−2の時以上に

守備力向上が求められるものの、

攻撃面では両サイドからの攻撃もできる分厚みは出てくる。

この試合でも右内田、左ジウトンとバランスよく攻撃しており、

昨シーズンは右に終始した攻撃面では

大きく改善されバリュエーションが増えた。

対して守備面で守る時間が多少長くなるケースが目立ったけれど、

これは中盤が3枚になった事と、

ボランチが1枚となりアンカーになった事が最大の要因であり、

中盤ではどうしても飛び出すと

守備でピンチを招く事があるので攻撃面は

なるべく3トップに任せて優位な状況の時に

飛び出すタイミングがこれから4−3−3の課題になるだろう。

この試合のように相手がリードをされた時には

前掛かりになる分攻撃で圧倒的優位に立てるシーンが

増えるのも3トップの魅力だ。

新潟では反町政権時代のJ1での戦いに

3−4−3をやっていたので違和感はないんだけれど、

今回は4−3−3という事で守備面さえ確りすれば

このシステムで今季は相当いい戦いができると思う。

次節では王者鹿島をホームに迎えて戦うが、

鹿島に勝利するなら今だと感じているので

失うものは何もないだけに積極的にチャレンジだ!

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