22日大河ドラマ「天地人」第8話を視聴した。

今回は七尾城を落とした上杉軍はその勢いのまま織田軍と対峙し、

鉄砲の弱点を利用して織田軍を打ち破る快挙をみせたが、

そのまま深追いせず越後に引き上げた。

一方兼続は謹慎がとけて春日山城へ向かう事になり

与七と共に春日山へ向かう。

その前に兼続は初音と対面し初音は謙信の行動が

良くわからないと言われた。

そして兼続は謙信に己の義について質問し、

謙信はその義は己にあるという事を告げるシーンがメインだった。
ストーリー

ようやく七尾城を攻め落とした上杉謙信は、

信長を討つため、さらに兵を進め、

加賀・手取川に陣を構えた柴田勝家率いる信長軍に夜襲をかける。

雨で鉄砲の使えなくなった織田軍は苦戦、

結果は上杉軍の大勝に終わる。

しかし、謙信はそれ以上追撃せずに兵を引くのだった。

一方、兼続の蟄居(ちっきょ)はまだ解かれずにいた。

そこに初音が現れ、上杉軍が織田軍に大勝したことを知らせる。

年が明け、ようやく兼続の蟄居が解かれた。

兼続は、景勝の家臣に加えてほしいとせがむ

与七とともに春日山へ戻る。

久しぶりに兼続に対面した景勝や上田衆たちは兼続を温かく迎える。

上杉軍は再び出陣の準備を進めていた。

いよいよ天下取りとはやる景勝や景虎に、

謙信は、戦いの目的は足利幕府の再興にあり、

自分は天下を目指す気がないことを告げる。

衝撃を受ける景勝・景虎に、謙信は、

この世には天下を取るより大切なことがあると諭す。

謙信は、兼続に、迷うことで己の義が見えてくると説き、

兼続こそ自分の唯一の弟子であると告げる。

感極まる兼続だったが、その後突然、謙信が病に倒れる――。

以上NHK天地人HPより


今回は時代は1577年7月と七尾城を落とした後の

上杉軍の動きから始まった。

能登を平定し、加賀へと向かった謙信は

織田軍大将柴田勝家と対峙した。

上杉軍はすぐに攻撃せず時を待った。

確かに謙信は鉄砲の威力を熟知しており、

さらにその弱点も熟知していたからこそ深追いせず、

勝頼の大敗がその前にあり、雨で鉄砲が使えない時を待った。

実際に鉄砲隊は鉄砲が使えなければただの足軽兵以下の戦力にしかならず、

兵力はいくら3000兵がいても無力に等しい。

それを熟知していたからこそ謙信は大荒れの天候を待った。

その結果鉄砲隊を使えない織田軍は防戦一方となり、

手取川の餌食となった。

しかしこのまま追撃すべきだったかと言われると、

これは正直賛成じゃない。

このまま追撃すれば関東から北条軍が北上し、

武田軍も漁夫の利で責めてくる可能性があった。

それにこれより先は織田領となれば

当然多くの兵が待ち受けており敗北したら撤退が難しい。

ゆえに領土を確保した上で進行するしかなかった。

この判断は深追いせずじわじわ攻める戦略は

さすが謙信の戦略家としての技量をみた。

そしてその間謹慎処分を受けていた

兼続は初音から上杉軍の大勝を聞く事になった。

まあこのシーンは架空的なものがあり、

実際に兼続がどうやって知ったかは

おそらく勝利の吉報がもたらしたものだっただろう。

それでもこのシーンでは兼続は初音から何故

この好機に攻めなかったのかわからなかった。

戦術と戦略は別もので簡単に進行できるものじゃないんですけれどね。

その疑問に兼続は謹慎をとかれた春日山城で

謙信にその趣旨を聞く事になる。

謙信は己の義を持って行なう事こそ民の心を掴むと解いたが、

それは己自身が見つける義にこそあると兼続に教えた。

確かに何でもそうだけれど、何を持って義とするのか?

そしてその義を通し続ける事ができるのか?

その答えは自身が見つけなければならない。

その結果兼続は見つけていく事になるのだった。

今回はここまでだったけれど、

これが謙信の遺言になるようなもので、

このあとすぐに謙信は倒れてそのまま亡くなる。

その後は激動の時が景勝を兼続を越後を襲う。

謙信を失った越後は上杉家はどうなっていくのか?

その激動の渦に注目したい。

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