31日公開の映画「20世紀少年 第2章 最後の希望」を鑑賞した。

この映画は昨年8月に公開された「20世紀少年」の続編で、

2000年12月31日に血の大晦日でともだちと戦った

原っぱのメンバーがそれぞれ地下活動をしながら

ともだちへの反撃を伺っていた。

行方不明になったケンジの姪のカンナを中心に

2015年の人類滅亡へ進んでいくのを

阻止しようとするストーリーである。

1章とは違い2章ではカンナを主人公として

オッチョ、ユキジ、ヨシツネらが

ともだちの正体を探っていくがその中で

しんよげんのしょの存在があり、

そのよげんのしょを巡って展開していく。
1章では原っぱメンバーのケンジ、オッチョ、

ユキジ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、フクベエの7人で戦ったが、

結果新宿を原っぱにしてしまった。

それから15年の時を経た2015年が舞台になる訳だけれど、

その頃は既にともだちに支配された世界となっており、

この状況を打開するにはともだちを倒さない限り打開されない。

それに成長したカンナがともだちの秘密を探り、

母親の足跡を辿っていく。

果たしてともだちを阻止する事ができるのか?

追加キャスト

ケンジの姪でともだちとキリコの娘であるカンナは

ともだちから神の子という存在、

しかしカンナはケンジの無実を探るため

ともだちの正体を探る

遠藤カンナ演じる平愛梨

カンナの同級生でカンナと共にともだちランドへ

研修に行かされる事で事件に巻き込まれていく

小泉響子演じる木南晴夏

他多数のキャストが登場し1章から登場する

キャストと共にストーリーは進行する。

ストーリー

“血の大みそか”から15年が経った西暦2015年。

歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、

悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が行ったものとされ、

それを阻止した“ともだち”は世界の救世主と崇められていた。

高校生になったケンヂの姪カンナは、

そんな“ともだち”中心の国家に反抗し、

そのため遂には問題児とみなされ、

洗脳施設である「ともだちランド」での研修を命じられる。

しかしそこでカンナは次第に“ともだち”の真相に近づいていく。

一方、“血の大みそか”以来散り散りになっている

秘密基地のメンバーたちは、それぞれ秘かに戦いを続けていた。

そんな中、モンちゃんは「しんよげんの書」を発見。

「しんよげんの書」に書かれた<救世主>とは誰なのか……?

そして、世界は……?

続きは劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして時は2015年と

これからまだ6年先の世界が舞台となる。

この時代には既にともだちは日本を支配しており、

全ての政府組織はともだちにコントロールされている。

予想以上に格差が広がり、

血の大晦日で荒地となった新宿は治安が悪くなり、

お金持ちが優遇される世界という感じだ。

そこに宗教ともだちが政治も掌握している訳だが、

宗教って1つ間違うと誤った方向に進むだけに、

その典型をみている感じもある。

その中でケンジの姪であるカンナが

ともだちの真実と母親の足跡を巡って調べていく。

しかし血の大晦日でケンジは行方不明、フクベイは死亡し、

オッチョは海ほたるに幽閉され、

残るヨシツネ、ユキジが密かに活動していた。

当時4歳だったカンナは高校生となり

バイトをしながら荒れた新宿歌舞伎町で暮らしていた。

そのカンナはともだちの歴史操作により

歴史はテロリストケンジ一派による世界征服から

守ったともだちという歴史に塗り替えられ、

その事で反発して問題児扱いされていた。

まあどこかの国のように歴史操作して

本来の歴史でない歴史を教えられ

洗脳するケースは良くある事だが、

この展開はこれから先の悲劇へと繋がっていく。

カンナの保護者となっていたユキジは

カンナの危険な行動に自重するよう忠告するが・・・

しかしカンナの危険を顧みない行動も凄いけれど、

マフィアを手なづけてしまうカリスマ性はある意味凄い。

そしてカンナは同級生の小泉響子と共に

ともだちランドへ研修へ行く事になったが、

研修でヨシツネに出会い、地下活動をしている事を知るのだった。

しかしこれだけ厳重な状況で地下に秘密基地が

あるなんてどう考えても大胆な感じがするのだが・・・

そしてカンナは響子とともに1971年へタイムスリップされるのだった。

そこではケンジが熱を出して寝込んでいる。

カンナはケンジたちを守ることを誓って学校の理科室へと向かう。

一方響子は駄菓子屋付近へ飛ばされていた。

そこから地下基地へ向かうのだったが、

そこでカンナは自分がともだちとキリコの娘である事を、

響子は仮面の正体をみたのだった。

そして仮面の正体をみた響子は赴任してきたその人物に出くわした。

それはサダキヨだった。

サダキヨはともだちの正体を知る数少ない1人だった。

そこで響子にともだちの住んでいた家を再現した家へ行き、

ともだちの正体に繋がる事を告げられ、

カンナにもそれを伝えて逝ってしまった。

サダキヨがここで登場し、

ともだちとともだちだった事を伝えるだけに登場し、

モンちゃんを殺した事を告げて自殺したのだった。

サダキヨの遺言から知ったキリコの足跡を

辿ってやってきたカンナはそこで真実を知るのだった。

そして2015年ともだちとの遭遇を迎えるのだった。

果たしてともだちの野望を止める事ができるのか?

その続きは劇場でみてほしいけれど、

ある程度この2章で人物は限定されてきた。

やはり過去にともだちの手がかりがあるという事が

今回の第2章でわかったけれど、

その先にしんよげんのしょが存在するという

恐ろしい計画も第2章では明らかになる。

ケンジたちの描いたのはあくまで第1章までのシナリオであって、

その先はケンジたちと違ったグループが書いたものだという事だ。

その中で描かれていた事は第2章で再現されてしまったわけだが、

恐ろしいほど洗脳され、実行されていく姿が

上手く行き過ぎている感じだ。

もちろんこの先に犯人の手掛かりも多く残されたが、

原っぱメンバーである事は間違いないし、

あのメンバーの中にカンナの父親がいる事は間違いない。

この時点でケンジとユキジはシロになる訳だが、

残り7人の中で体格的にマルオ、幽閉されていたオッチョ、

殺されたモンちゃんはシロだ。

こうなると残りは2人になるんだけれど、

私も今回鑑賞して確かにどちらだったとしてもある程度説明がつく、

前者はメンバーの行動が把握しており、

行動を起こすのには都合がよい、

後者はすでに存在していない存在だし、

自由に行動可能だ。

元々ともだちは外見上では影武者にできるわけで、

影武者を作る事は可能だし、

ラストのシーンでもあれを影武者としてしまえば納得できる。

教会での行動に不審に感じた部分もあるからね。

途中総評だけれどこの第2章ではカンナの活躍が描かれており、

次回ではケンジも戻ってくる。

そしてケンジとオッチョは正体を知った。

そして正体を知った先にカンナの秘密も知る事になっていくわけだ。

その運命に対してケンジ、カンナはどう立ち向かうのか?

そして世界をともだちの征服から救う事ができるのか?

ともだちの真の目的が最終章で明らかになるだろう。

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