24日公開の映画「誰も守ってくれない Nobody to watch over me」

を鑑賞した。

この映画は殺人を犯した18歳の少年の加害者家族を

守るために任命された警察官がマスコミ、

一般市民の迫害から加害者家族を守っていくストーリーである。

現在ではインターネットの発達で

個人情報を守るのが困難になっているし、

世間の目は感情論だけで加害者家族までに

攻撃の目を向ける事の現実を鑑賞後痛感することになるだろう。
過去に当Blogでは「手紙」をレビューした事があったけれど、

加害者家族に対する世間の目は想像以上に

困難な事である事を痛感する作品だ。

そして今回の「誰も守ってくれない」は加害者家族に

なってしまった家族の逮捕後の1週間が描かれている。

この作品を通じて本当に差別を無くす事への難しさ、

そして根の深さを感じるし、

本当に非難されなければならないのは犯人であり、

その家族じゃないという事も忘れてはならない作品なのだと感じる。

今のインターネットが普及した現在では

まず個人情報を守る事は想像以上に

困難になっている事も踏まえてレビューしていきたいと思う。

キャスト

東豊島署暴力犯捜査係刑事で

今回の事件で加害者の家族を守る事になる

勝浦卓美演じる佐藤浩市

加害者家族の妹で勝浦刑事に保護されて逃げ続ける

船村沙織演じる志田未来

東豊島署暴力犯捜査係刑事で勝浦と共に加害者家族を守る

三島省吾演じる松田龍平

勝浦の友人で勝浦が3年前に関わった事件の関係で

カウンセリングしている尾上玲子演じる木村佳乃

東和新聞社社会部記者で3年前に勝浦が関わった事件を担当し、

今回もその因縁か追う事になる梅本孝治演じる佐々木蔵之介

沙織の恋人で事件後も沙織を心配するが・・・

園部達郎演じる冨浦智嗣

3年前の事件で息子を亡くし

現在は西伊豆のペンションオーナーをしている

本庄圭介演じる柳葉敏郎

圭介の妻で3年前に息子を事件で亡くしてから

圭介に責められた過去がある

本庄久美子演じる石田ゆり子

他多数のキャストでストーリーが進行する。

ストーリー

ごく平凡な四人家族の船村家。

しかしある日突然、未成年の長男が、

小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。

刑事・勝浦は突如、その容疑者家族の保護を命じられる。

いったい何から守るのかもわからないまま、

船村家へ向かった勝浦だったが、

そこで彼は、家を取り囲む、新聞記者、レポーター、

カメラマンを目の当たりにする。

彼の任務は、容疑者家族をマスコミの目、

そして世間の目から守ることだった。

家族三人バラバラに保護されることとなり、

娘の沙織を担当することとなった勝浦。

勝浦と沙織の逃避行が始まる。

どこまでも追いかけてくるマスコミ、そしてネット上の掲示板。

二人を待っている<運命>とは――。

二人が見つける<希望>とは――。

結末は劇場で観てほしいけれど、

今回のレビューとして映画では勝浦の過去を

多く語られていないのでそれは1月24日放送される

「誰も守れない」でレビューする事になるとするけれど、

勝浦も3年前に犯人に目の前で

子供を殺害された現場に直面し阻止する事が

できなかった事で心の闇を抱えて今を生きている。

確かにその点から入っていくと

このストーリー全般で勝浦が抱えている気持ちを

共有して観る事ができるかもしれない。

実際にはそれをあまりわからずに入ったものの、

この事件の経緯からまず入りたい

2008年12月6日に小学生姉妹殺人事件が発生した。

その犯人として断定されたのが船村直人18歳、

18歳では今の日本の法律では未成年として

扱われてその保護者が責任を問われる事になっている。

ここは個人的私見だが、12年前に起きた

神戸の当時14歳の少年の犯罪から

私自身19歳以下の殺人事件を未成年扱いで

保護される事に非常に疑問視している。

同じ頃にイギリスでは10歳の少年2人が幼児を殺害し、

本名を実名で公表され、顔まで公にされた。

さすがに10歳による犯罪に対しては考える必要があるが、

少なくても現行の少年法を19歳以下から

15歳以下へ引き下げる必要性を感じている。

15歳以下とは義務教育課程を修了する年齢であり、

その年齢からは就労ができる年齢であるからでもある。

現在の子供は昔の子供より考えが進み、

多少の知識を知るだけで犯行に及ぶことができる時代だ。

それだけ恐ろしい時代になったという事だけれど、

私自身の私見から言わせてもらうと、

この18歳の少年はあくまで成人扱いでの裁きで良いと考えるし、

そもそも15歳以上で就労できる以上

18歳が保護者の責任というのは如何なものだろうか?と私は考える。

ゆえに私見としてだがこの事件の扱いは少年法の枠を

外した考え方で述べていく。

事件から1ヵ月半後に犯人の船村直人は逮捕され、

家族はその場から加害者の家族となった。

ここからの手続きは私もあまり知らなかったけれど、

まず離婚届にサインし両親は離婚し、

婚姻届にサインし母親もしくは別の姓を名乗るために

婚姻届を作成し別姓を名乗る。

そして義務教育課程だった妹沙織には就学義務免除の免除が申請された。

確かにこの状況では学校へ行けるわけがないし、

そういう手続きは必要でもあるだろう。

ここで最大の問題だが、どうして加害者家族を守る必要があるのか?

という事だ。これについては私も納得するところなんだけれど、

間違いいけないのは犯人はあくまで

その家族の船村直人であってその家族には

犯行を手助けもしくは係わりはないという事だ。

家族の係わりと言われたら突っ込むかもしれないが、

1人の人間と家族は別ものとして扱うべきであり、

家族だからといって家族全員の全てを知っているわけじゃないという事だ。

知ってないのに第3者が知っているだろう

というのはある意味筋違いだ。

ここで最大の問題は第3者が確りこの事件を客観的に

観る事ができるかなのだろう。

実はそこが最大の世間的な問題なのだと思う。

事実は本人しか知らないものでもあり、

その第2者が全てを知っているとは限らないものだ。

私も色々な事件を観るにあたり、

犯人がいくら責められる事に関しては

それだけの事をしたのだから仕方ないが、

それ以外の近親者に対しては血や関係があるだけで

つらい立場になる事を気の毒に思うようにしている。

それは家族や近親者の関係はあっても犯行に関係していないからだ。

全てが絶対とは言わないが、まず疑うは

犯人(逮捕状及び逮捕された)本人であり、

それ以外は疑うべきじゃないと思う。

それを全て疑ってしまったら全てが疑わしく見えてしまい

本質が見えなくなってしまうからだ。

ここまでも心境に至るにはそれだけの経験が必要ではあるけれど、

まずそう入るべきなのでは?と思う。

そしてここから恐ろしい1週間が始まった訳だけれど、

ここで真っ先に先方として出てくるのがマスコミだ。

1番手テレビ局、2番手マスメディア、

3番手野次馬という感じで

この手の取材攻勢から守らなければならない。

取材規制の中で少年法の中では未成年は撮影しない。

そうでない場合もその家族も撮影しない。という規制がある。

ただマスメディアの中にはそれを破るメディアもある訳で、

必ずしも規制は万全じゃない。

さらに言えばその先は無法地帯と化している。

それはインターネットだ。

インターネットの関連する事件は後を絶たないが、

どうして規制できないのか?という疑問があるかもしれない。

ここでその何故を簡単に書くと、

そもそもインターネットは全世界に繋がる世界だ。

全世界と言ってしまうと200国以上の国と地域だが、

そう考えてほしい。

そしてその国と地域にはさまざまは法律と規制が存在する。

例え日本国内だけで規制してもその配信元が

他国だったらその規制は及ばない。

インターネットの経路は何千兆以上の経路が実際に存在し、

巧みに色々な経路を通じれば煙に巻く事すらできる。

当然そういう知識を持っている人間の手にかかれば

法規制は簡単に抜けることすらできるのが

インターネットの世界だ。

ゆえに本当に規制するなら全世界を対象にして規制しない限り

規制は不可能だという事だ。

世界統一しない限りという事になるのだが、

それは私たちが生きている間はまず不可能かもしれない。

ゆえに規制はインターネットではあってないようなものなのだ。

インターネットでBlogやHPを運営している人たち

全てが何時この脅威にさらされてもおかしくないという事なのだ。

10年前に2ちゃんねるが開設されたけれど、

あのサイトが何故規制できないのかというのは他国だからでもある。

私はあの無法地帯には入り込む事はしないけれど、

あそこの餌食になったらまず相当の覚悟は必要だろう。

世界には本当にこういう加害者家族まで追ってくるケースも多い。

被害者遺族に恨まれるのは仕方ないが、

それ以外から冷たい目で見られるのはともかく、

被害を及ぶのは許されない。

その時点でそういう事をする人たちは犯罪者なんだけれど、

結局犯人と何ら変わらないことをしている訳だ。

ここで1人の新聞記者が感情で被害者遺族と

世間は加害者家族にも死んで償ってほしいと思っていると言っていたが、

被害者遺族はそうだろう。

ただ世間というのはあくまで個人感情であり、

世間が必ずしも償えと全て考えているとはいえない。

そうでなければ法律の意味を成さない訳で、

償うべきは犯人であり、その家族じゃないという事を忘れてはならない。

本来殺人事件において犯人が償わず

その第2者や家族が償うというのもおかしな話だと感じる。

確かに第2者や家族が遺族へ手紙を書いたり、

供養に訪れる事はあるが、

被害者遺族にとっては本当は来てほしくない

心境の中にあるゆえ難しい。

このストーリーで登場する本庄夫妻は被害者家族だけれど、

本当の本心は顔も見たくないし、

いなくなってほしいという思いでもある。

しかし事情を冷静に察することができれば

乗り越えられる事もここでは描かれている。

そしてここで最大に触れなければならないのは

身近な人間ほどこういう時ばかりは信用してはならないという事だ。

世間はそういう目で見ている以上昨日の友は今日の敵

という言葉を飲み込まなければならない。

沙織も恋人に裏切られるシーンがあるけれど、

これは立派な犯罪行為であり、

犯行を犯した沙織の兄と同罪だという事をその彼は理解していない。

もちろんそれに関わったネットオタク連中も犯行の同罪であり、

ナンバープレートを隠す巧妙な手口は犯罪者そのものだ。

そういう困難の中勝浦と沙織はどう乗り越えていくのか?

そしてみた先にあるものは・・・結末は劇場で観て考えてほしいが、

今の現実の怖さを痛感する作品だった。

インターネットが当然の時代になった今は

マスコミよりインターネットの方が速く情報を得る事が

可能だという事もある。

そしてその世界は無法地帯だという事だ。

私も10年以上インターネットの世界で暮らしているけれど、

人の怖さを思い知る事数知れずでもある。

今でこそ数多く叩かれてきた事で相当強くなり、

その防ぐ術を身につけたけれど、

人は少しでも恨みを持っているとどこまでも追いかけてくるし、

ハイエナのように群がってくるという事だ。

私も同じような経験をしたのでわかるけれど、

検索サイトでキーワードを入力すると

あっさり見つけられてしまうんだよね。

以前ある掲示板でのある一言で何百人という人が

あるキーワードで検索してきた。

それ以来今だに張り付いている人間もいるが、

それだけインターネットの世界は怖いんだ。

そしてそれが何時牙を剥くかわからない。

それがインターネットの世界だという事だ。

その身を守る術は自分で考えて守るしかない。

この映画のように誰も守ってくれないのだ。

だから自分が守らなければならない。

そして1番は逃げない事だ。

逃げても逃げても追ってくるだけだからだ。

そこで立ち止まり、向き合う。

それが解決へのカギを見つけることになるのだと思っている。

総評として勝浦と沙織の今後も厳しい中で

生きていかなければならない。

しかしこういう状況は明日は我が身として認識する

必要があるのだとも感じる。

私はこういう事にはならないとは言えないからだ。

人はこういう事を背負いながら生きていきそして強くなっていく。

まず現実を受け入れる。そしてその現実と向き合う。

そして自分を信じて、自分の思った事を貫く。

人を必要以上に信用しない。孤独の中でも耐える術を身につける。

そして逃げるな!生きることこそ闘いだ!

逃げても死んでも解決しない。

起こった事に対して向き合い闘っていく事こそ希望と生きる意味、

そして守るべきものを理解することができるのだと私は思っている。

その先に希望があるのだと信じて・・・

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