20日サッカーアジア杯予選日本対イエメン戦が

熊本KKウイングで行われ、2対1で今年最初の試合に勝利した。

試合は前半開始から日本が早いパス回しでイエメンを翻弄し、

前半7分右サイドからFW田中達のクロスを

FW岡崎が決めて先制する。

その後圧倒的支配率で圧倒するがゴールを固められ、

前半は1対0で折り返した。

後半早々イエメンはFKのチャンスに

MFファリドに決められまさかの同点に追いつかれると

攻めるも消極的な展開が続く。

しかし後半15分にFW巻が入ると高さを活かした攻撃を展開し、

後半20分コーナーキックからFW田中達が

決めて勝ち越しに成功する。

その後も攻め続けたがFW岡崎のポストなどで

ゴールを割れずそのまま試合が終了した。

これで日本代表は今年最初の試合で課題を残しながらも

若手を試す事のできた試合だった。
今年最初の代表戦という事で、中村俊、松井、長谷部ら海外組、

遠藤、中沢ら国内主力組が不在の中で

どれだけ戦えるのかが試される試合だった。

闘莉王は怪我で合流できない中で

守備面と攻撃面の課題をみた試合でもあった。

日本代表のフォーメーションは4−4−2(4−2−3−1)

GK川島

DF

右SB内田 CB高木 CB寺田 左SB駒野

MF

ボランチ 中村憲 青木

右MF岡崎 トップ下田中達 左MF香川

FW 興梠

すっかり今の代表の定番となった1トップ3MFの図式で始まった。

試合は前半から日本の圧倒的なパス回しに

イエメンがついていけない中で動き、

前半7分にFW田中達のクロスをFW岡崎が決めて先制する。

サイドからの突破で活路を見出した攻撃は見事だった。

しかしここからイエメンはゴール前を固めると

日本は次第に攻撃の糸口が見えず前半を終了してしまった。

実力以上の相手にするとゴール前を

固めてしまうのは良くあることだが、

ここで突破する糸口であるミドルシュートが

時間を追う毎に消極的になってしまった。

そしてその消極的な状況のまま入った

後半早々に日本は課題のセットプレーの守備でやられてしまう。

後半2分にMFファリドのヘディングで同点に追いつかれた。

この試合通じてわずかシュート1本が

この失点というサッカーの恐ろしさを感じたゴールだった。

その後日本は攻め続けるが高さを使えない日本は

低いボールを尽く止められて糸口を見出せない中

後半15分にFW興梠からFW巻を投入すると

高さある攻撃ができるようになった。

そして後半20分にCKからFW田中達のゴールで勝ち越した。

その後も攻め続けるがFW岡崎が

2度のポストなどでゴールを割れず、このまま試合は終了した。

試合を振り返ると最初こそパス回しが

有効に活かせてゴールを割れたが、

その後次第に消極的になってしまった。

それは単純にゴール前を固められた事もあるが、

それ以上にペナルティエリアで

すぐにシュートを打たずパスでチャンスメークしてしまう

悪い癖が顔を出した事にある。

ペナルティエリア内に入ったらすかさず

ゴールを狙う姿勢が時間が経過する事に

消極的になってしまった。

確かに試合は支配した。

しかし相手にとって日本の攻撃が脅威だったのかと

問われたら守り易かったのかもしれない。

相手にとって遠くからシュートを打つ事こそ怖いわけで、

ボールをキープする事はそれほど怖いものじゃない。

それに今日のスタメンを見るとGKから

ボランチまでは良いが攻撃的MFからFWの起用がバランス悪い。

本来FWの田中達、岡崎を2列目に使い、

1トップには高さがあるわけじゃない興梠を起用する。

確かに動きは良いかもしれないが、

低いボールを封じられると突破できない状況が続いた。

本来1トップの場合は高さとキープ力あるFWが必要で、

攻撃的MFは両サイドの突破力とトップ下の展開力と

決定力が必要になる。

確かに守備面では合格だが、

攻撃面になると突破はするものの

そこからシュートを打つシーンと

クロスを上げるシーンが少なかった。

サイドだからこそ逆にシュートを狙った方が

ゴールに近いと思うが、

今日起用された3選手ともサイドを得意とする

選手じゃないのでやはり中央を得意とするあまり

中央に偏ってしまった。

サイドバックの攻撃参加は合格点だっただけに、

MFの攻撃力に課題をみた。

ただ若い選手を積極的に起用した事では合格点となるので、

公式戦を経験できた事はプラスだ。

次はアウエーでバーレーン戦となるだけに

W杯前哨戦として確り勝利しておきたい。

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